Cobweb of にーしか

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ランバ・ラルをデジタル造型する

祝! ニコニ立体にて日間ダウンロードランキング(TIP作品カテゴリ)1位!(2023年10月28日(土) 03時20分08秒 +0900)

これを記念しまして、Fantiaにて、ランバ・ラルのblendファイルを投稿しております!
https://fantia.jp/posts/2331333

 ・Subsurfaceモディファイアーでどのようにして顔が作られているのか?
 ・まだpmxになっていないヘルメット、顔の別バージョンが見れちゃいます!

この投稿は有料プランに入会しないと閲覧できませんが、今回は特別に無料チケットをご用意いたしました!

詳しくは、ニコニ立体 td86552からダウンロードしたアーカイブ内のReadme.txtをご覧ください。

(Fantiaでの)コード入力期限: 2023年11月05日

RambaRal_WIP231030_11.jpg

私がランバ・ラルを取り上げる理由は、まず愛すべき中高年オヤジである、という点だ。余談ながら、
現在こそ、中高年パワーが必要とされる時代なのである!! 立てよ、中高年!! 立てよ、オッサン!! (ギレンの演説風に)

コホン――次に、ハモンと部下に慕われる存在であることから、器の大きさが窺い知れること。好人物を創作の対象にすると、自分までその人徳にあやかるみたいで、気分も爆アガリする。喩え、架空の人物であっても。いやむしろ、実在でないからこそ、雑味がなくていいのダ。

機動戦士ガンダム第19話「ランバ・ラル特攻」は、当時の宮崎駿氏が行っていたレイアウト方式が試みられた回である。ラフ原画の多くを安彦良和氏が描き、残りを若手アニメーターが描き足すという手法で、作画監督である氏は修正を“しない”。しない代わりに、かなり細かい指示を含めた画面レイアウトとタイミングシートを渡すことでボツを回避し、全体の作画クオリティの底上げに成功した。

そのため、資料的価値のあるカットが豊富で、造型の参考になる。
RambaRal_WIP231020.jpg

劇中の役柄は、若いアムロに本物の父親像を感じさせることであった――テム・レイがアレだったから。ランバ・ラルはアムロの度量を誉めるも、まだまだ学ぶべき事が多いと諭し、あげく、戦争で負けた兵士の末路を赤裸々に示す。

外見と言えば、カイゼルひげを生やした白人で目つきが鋭い(大きな白目の中に点のような黒目がある)。その上、どうにも山師のような、一癖ありそうなチョイ悪おやじを匂わせる。広瀬正志氏の声が実にハマっている。まさにタヌキオヤジという案配。海賊の親玉という風体さえする。年齢不詳で、かなりの歳にも見える。先に挙げた長所とのギャップに萌えてしまうところだ。

作画により背丈のばらつきがあるも、ハモンよりも短身で腹の出た中高年である――後に長身に直されたようだが、私は断固認めない。スッチーのような服装で風俗嬢みたいなケバいハモンが、それこそ不釣り合いにお上品な口調でランバ・ラルを立てるのが、余計に不思議でワケありを連想させるのである。その辺は氏の漫画THE ORIGINで納得を促されるのであるが。この背景を得て、風貌の変化がもたらされたのだろう。しかし! 私には、あのアニメ版の彼こそが、ランバ・ラルその人なのである。

中間管理職のように、マ・クベとキシリアとの間でいい迷惑を被っている苦労人である。ジオン・ダイクン派であったことから干されていて、ガルマの仇討ち隊でようやく陽の目を見る……当時のアニメとしては異例のオトナ向き設定。皆殺しのトミノ御大、全方位で抜かりナシである。

さて。とにかく。存在として羨ましくはないか? こんな中高年、見たことないゼ! とてもいい役だ。近年、ランバ・ラルの魅力は周知されつつある。ラル“さん”がガンダムビルドファイターズに登場を果たしているし、漫画ではラル飯という主役を得た。

そんな小粋な中高年ラル小父を私は、憧れをどっちゃり込めて作りあげたいのだ!!
[ 2023/10/30 01:56 ] カスタムモデル | TB(-) | CM(0)

おどるランバ



ウェイトは前の記事でも紹介した、Auto-Rig Proを転用する方式。なんも弄ってないので、脇の下がコウモリ。

これで完成ではなくて、まだまだ調整していって、最終的にUVとテクスチャ作成までやるんですヨ。

プレイヤーは「キャラみん♪」で、操作しながらの直録り。編集で、途中経過のblender動画をカットインしました。

楽曲提供はTIWAさん。
[ 2023/10/25 20:36 ] カスタムモデル | TB(-) | CM(0)

Phantom Liberty VのEND

※ネタバレ注意※

V(男性名:ヴィンセント)のENDについて

DLC以前は「人生は短い(伝説になることを目指せ)」、むしろ「全力で成し遂げるべき何かを探せ」。下手をすると「ジョニーのようなロッカーボーイになれ!」のようなメッセージを受け取った。再起する様には「挫折してもやり直せ」。

しかし、今回のDLCのENDは「あなたは“その他大勢”です」と釘を刺すようなオチ。アメリカンドリームを体現できる存在ではないし、これは一時の娯楽を供するゲームに過ぎないから、本来の自分をVのような英雄と勘違いして人生を誤らないように、と。

その他大勢という皆が帰る場所があるので、野心はほどほど、成就できなくても大丈夫。……みたいな意味のない安心感。ケセラセラか。

そんなわけで、Phantom Libertyの「手術を受けられる」ENDは初めて見ると、かなり愕然となる。本編の療養ENDでも愕然としないわけではないが。もっとわかりやすい形で重い。

人生や生き様を教えてくるRPGにはこれまでお目にかかったことはなかったと思う。

プレイヤーの進行状態に応じて、ホロ(コール)できる相手が増減する: ジュディ、パナム、リバー、ケリー、ヴィク。ジョブを全てこなしていても以上の5人だった。苦しいときの友人。会って話したくなるのが情。あんなに縁を作りまくったVなのに、5人しか残ってなかった。

デラマンの送迎でヴィクとミスティの確定エピローグを体験し、クレジットの背景では、ローグ、タケムラ、ミッチ、リード、ヴィクからのホロ(留守電?)を見られる。ジュディ、リバー、ミッチ(パナムの代理)、ケリーはロマンスの相手なので、Vの性別(同性愛・異性愛)で内容が変わるのじゃないかなと思う。

いわゆる、その後の登場人物、を伝えてくれるものはゲームの“あとがき”にありがちだが、こうまで主人公との関係性で何かを伝えてこようとされると、ものすごく愛着が湧く。ミスティと再会したときには思わず泣きそうになった(涙まで出ないけど)。

ストーリーの方向性は相当にアメリカナイズされてるんだが、このゲーム自体はポーランドの開発者が主体でいながらも国際的に開発したものだ。要するに、ポーランド人の感性スゲェーな!!ってこと。娯楽作品でこれほど(魂というと大げさだが)心揺さぶられるものは滅多にない。しかも、グローバル、ユニバーサルに通用してる。極東の島国でも感動しちゃうんだから。米国人よ、ポリティカル・コレクトネスなんて、どっちの得にもならない細けーことに拘泥している場合じゃないぞ。すっかりお株を奪われてるよ。

エンドクレジットに流れる2曲の主題歌もハマる。配信されているアルバムCyberpunk 2077: Phantom Liberty (Original Score - Deluxe Edition)のトラック16と8がそれ。前者はリブート版007の切ないイメージを思わせる。クレジットの映像では、マイヤーズがチェスの盤上で倒したポーンがソミであり、彼女は奈落へと落ちていく。♪他の道を探すのにはもう疲れたのよ~~おまえは逃げられない 悲痛なコーラスが被さる。

ナイトシティの文化を見ると、ベセスダのスターフィールドに決定的に欠けているモノが分かる。リトルチャイナ、ジャパンタウン、カブキ、ブードゥー(ハイチ)、シックスストリート、エル・キャピタン(人名)、ジョイトイ、都市計画の跡地(まるで放棄されたラスベガス)、サントドミンゴ、いくらでも挙げられるほど、じつに国際色豊か。――エル・キャピタンの慈善エピソードは泣ける(汚職警官が命を賭けてしまうんだゼ!)。

今回のソングバードは韓国人であるし、元ゲームがジャパンバブルの頃の米国舞台とはいえ。設定のままならば、チャイナやハイチや韓国人は入る余地がなかったろう。人の流入を表した未来像をさらに大きく活写するのが実に上手い。

プレイヤーイクスペリエンスも非常に濃厚で質・量ともに高く、ディレクションがまことに適切に行われていることがよく分かる。凄くリッチなRPGを遊ばせていただいた感がある。

日本語ローカライズもとても素晴らしい。担当者の尽力あってこそだろう。いい会社にはいい人材が集まっていく好例のようだ。

テーマの選定も実にニクい。宇宙船地球号で環境破壊がいかに全員に及ぶかという時代、敢えて刹那的な生き方の主人公が描かれる。「この選択は本当に正しかったのだろうか」と仮初めの自由でVは自問する――各自の意志決定が、存外にも全体と繋がって結果に及ぶ(バタフライエフェクトのように)。だから、個人を描くことは集団を描くことにも等しいわけで。超自己中のソミとどう付き合うか、どう支えてやるかは、隣人の関係はどうあるべきかに繋がる。国際関係でもあるし、人種のいざこざでもあるし。狭くなった世界での付き合い方でもある。また、自分らしくあることと世界との関連の仕方をおさらいするチャンスでもある。ソミが他人を利用したことについて考えれば、カントの言う「目的の王国」を思い出すことになる。

日本バブルなんて今の時代感に全くそぐわないが、Vのドラマには無くてはならない。アラサカの日本は悪役扱いだが、ここで描かれる「勘違い日本」なら、本望ってものだろう。落ちぶれた我が国のかつての栄光……

長らく洋ゲーを嗜んでいて、本当によかった。
[ 2023/10/07 16:18 ] RPG | TB(-) | CM(0)

Phantom Liberty 気が付いたこと諸々 その2

The Phantom of Liberty (1974)
実はビミョーに同名の映画が存在する→ https://en.wikipedia.org/wiki/The_Phantom_of_Libertyhttps://www.imdb.com/title/tt0071487/
内容に関連はないようだ。


サンセット大通り
監督はビリー・ワイルダー。アレックスが夢見た女優(グロリア・スワンソン)の役ノーマ・デズモンドが登場する。


肉体は己の社
これが、Your body is a temple for your spirit. であるなら、アイメリク・カッセルはカソリック信者だ。同じ表現が「狼たちの午後(Dog Day Afternoon)」のサル(演ジョン・カザール。ゴッドファーザーのフレド)の台詞にも出てくる。彼はそれを理由に喫煙をしない。この返事に女性行員が「本当に信じているのね」と驚く。


ジョイントに火をつけて――
マリファナ・シガレットのこと。セルピコでマリワナの別名を講義する場面がある。意外にも70年代のアメリカ映画にあるようなモチーフが小ネタとして(このゲームには)よく登場する。米国文化がベースだからとは言えるだろうが、ポーランドが制作国だから、専門家を雇っているかツウが居るんだろう。ソミの住処はなにせブルックリンだからナ。つまり、マラソンマンなんかの生活ぶりだよ。70年代のアメリカ映画に詳しいオタクが制作者の中にいるよ、絶対。


リードを信用してソミを追うルート
斜めに下っていくリフトが出てくる。たぶん、AKIRAのオマージュだろうね。

あ~あ、またつまらない系か。順番に部屋を巡ってハックしてくやつだ。しかも追いかけっこでミニマップなし。どこから次へ向かうのか、すぐ分からなくなってしまうから勘弁して欲しい。まるでALIEN: Isolationだ。それとも、バイオRE:3のオマージュかな。

シエラからの出口が分からなくなった。ヴィクターへはどう行くんだ? あぁ、倉庫か。天井か。面倒くさいし、時間の無駄系だよなぁ。きっちり決まってる順路通りにしか攻略できないので、やらされてる感が強くなってしまうから、せっかくの盛り上がりが台無し。

ちっこいパネルを「押す」して逃げる。パネルが小せーんだよ! 

ソミとのRelicリンクを通じて、ソミの過去が目の前に拡がって追体験するV。しかし、この場面、蛇足すぎるなぁ。これまで映画的に作戦を遂行して現実時間の処理で十分な理解を促していたのに、ここから急にゲーム的で、過去を見せておかないと通じないとばかりに「こんなことがあったんよ」のネタばらし。ジョニーのアラサカタワー襲撃(をプレイする)とは違って過剰演出だね。これまでの会話や台詞の証言だけでソミの過去はだいたい分かっていたよね。行間を読む的な面白さだったのに、これ見ないと皆さん莫迦だから分からないでしょ? と言われてるみたい。

そしてまたもや、コア停止に至るまで同じ体の処理。くどいし、つまらない。長すぎる。キメラ戦車に追われる場面を担当したチームが作ったのかな。あれはクソなQTEだったし、ここもクソで単調だよ。緩急がつくようにジャンル違いの要素を入れてくるのは理解できるけれども、やり方による。これは下手な方だろう。「解く」という1つの方向性しかないので、まるでつまらない。銃撃戦もなければ、得意のスキルを生かすわけでもない。せめて2つの方向性を満足させる作りにしてくれれば単調さもいくらかマシになるだろうに。フツーのFPSによくあるパズルで、何もサイパンでやるべきことじゃないね。プレイヤーが自キャラをどんな風に成長をさせているかに関わらない一面的な解法しかないのがダメ。サイドジョブ(お使いクエスト)に2つの解法(ないしは分岐)を持たせるくせに、どうしてここは単純極まりないのか。

「降りたシャッターに窓ガラスの破片」とヒントは出してくれるけどさ。そういうことじゃないのよ。探偵モードにするなら、もっと上手くやって欲しい。

Vが見るソミの過去は、ブラックウォールによって失われていった彼女の記憶だった――なるほどね。くどいけど、そういう意味でなら、ブルックリンの彼女の家の場面も理解はできる。ウォーキングシミュレーターだけど。

ソミを月に送るルートと合わせ、大まかに2つ見た。あと2つあるそうだけど、これはそれぞれの途中で逆の結果になることが予想できる選択肢を取ればいいのかな? だとすると、だいたい予想はつくね。

物語の結末は、ゲーム由来にしては複雑で考えさせられるものだった。どちらが良かったのか、リードと同じようにプレイヤーも悩んでしまう。ソミの意志を尊重してやることもひとつの答えだし、かといって、ソミの嘘や裏切りを正当化はできないだろうし、やり直せるのか、もう遅いのか、それこそソミ自身にかかっている。大統領の約束は信用できるのか、それをヤキモキするのはなんとも現実味があるように思う。何を確かと考えるか、まさに人それぞれ。ひとつしかないらしい神経マトリックスはソミ用か自分用か(月ルートだと一人分だと明かされる)。刹那の中において、利他主義(自己犠牲)か、それとも共助か。ジョニーか自分かの本編分岐に加えて、さらに迷いを生む分岐。正しいと感じられることって何だろう――信念? その気持ちを揺るがせる事件として計画された用意周到なエピソードだったわけである。

「諦めない」という言葉は周到に隠されている。「希望」という言葉はたくさん登場する。負けを認めたとしても、その先が絶望とは限らないだろう。

茶化して書いてもみたい。メンヘラ女をスパイに使っている新合衆国の間抜けという筋書きにも読めた。CIAともなれば、メンタルのベースラインチェック(ブレードランナー2049のように)でも課して、ソミは任務から早々に外されていたろう。だから、スパイスリラーというよりも、不倫をめぐってのメンヘラ女にかき回される人々というドラマに近い。さしずめ、リードは父親でマイヤーズは母親(毒親)。望まない結婚を強いられているのが娘であるソミだ。お相手は土地と財産を有する、母マイヤーズにとって大事な客の息子。そんなソミはハンセン大佐と不倫する。大佐は裏社会の悪人であるから、父母はソミと一緒にさせるわけにはいかないと考える。Vは元彼または義理の兄貴として、自己肯定感が低く自傷癖のあるソミを連れ戻すことが役目……オリジナルのジメジメギトギトした雰囲気はこういう背景に似ている。母マイヤーズは連れ戻したソミにロボトミー手術を受けさせて結婚生活を続けさせるつもりだが、ソミは自分でなくなるくらいなら尊厳死を望む。Vと父リードはどうしたものか、と悩む。
[ 2023/10/05 10:28 ] RPG | TB(-) | CM(0)

Phantom Liberty 気が付いたこと諸々

ソングバードが墜落現場にいない理由:
Escape from New York(邦題ニューヨーク1997)が元ネタのドッグタウン。

描写で釈然としない箇所がある。ソングバードが「目の前に大統領がいる」としつつも、Vが墜落現場に到着した時点では大統領しか生存者がおらず、しかし「(ソングバード自身は)無事」だとレリックごしに伝えてくるところだ。

大統領はセーフルームに入っていたから、とはいえ、目の前の生存者(負傷者)を残してソングバードだけ避難してしまうのは不自然ではないか。

墜落のどこかの時点ではぐれてしまっていると考えた方が理に適うはずだが、描写には出てこない。

前述の元ネタだと大統領は脱出用ポッドで機から離れている。したがって、ソングバードら側近連中も、同じ理由でセーフルームの大統領とは別れてしまったとするなら、納得はできそうなのだが。墜落現場の具体的な状況から見ると、この説では無理がある。

2周目に気をつけてみると、大統領が居るセーフルームを隔てている扉がある壁の左にモニターがあり、その表示に、何者かによって射出されたポッドが一機、という文字が読める。これにソミが乗っていたと考えるべきなのだろう。

ネタバレすると、ソングバードがハンセン大佐と内通しており、この墜落は撃墜に見せかけた裏切り行為だったことが後に判明する。ソングバード本人もこれを認めるのだが、ソロモン・リードが指摘するまでVは知ることができない。

マンティスブレードのナーフ
マンティスブレードの使い勝手が悪くなった。2.0以前は飛びかかってバッサリの快感アクションだったと思うのだが、2.0以降はフィニッシュが別ボタンでノロノロしてテンポが悪い。ブロックは多数相手だと通用せずに削られてしまう。刀の方が身軽で使い勝手がいいくらいだ。現状、マンティスブレードは武器切り替えの輪からハブられているので、なおさら使いにくい(2.01で改善されるという)。

2.0で最も扱いやすいのはハンドガンではなかろうか。装弾数が多めで連射性能の高いオートマチックピストルか、一撃の大きいリボルバーに軍配が上がる。意志で集中系のPERK取得によって、高性能で安定する。マシンガン系に比べて弾丸も比較的温存されやすい。


ジャンキー:
「いつから尾けてたの? 誰にも言わないから! 連中よ!」
ときどき、頭のおかしいジャンキーが、Vを誰かと錯覚して呼び止めて尾いてきたり、攻撃してくる。なかなかに戦慄する状況。極めつけな雰囲気描写と言えるだろう。


80年代風で日本の楽曲ってないよね:
新しいラジオ局「グロウルFM」――日本語の楽曲があるということで聞いてみるも…… ポンポンシットでもなく。80年代っぽさもほとんどなく。2023年かあるいはヴォカロ系だった。ニコ動で聴けるような雰囲気のものが多くてパンチに欠ける。


バグ:
New person, same old mistakes/この道はいつか来た道
指示通りに向かうと、店のシャッターが閉じたままでビル・ミッチェル本人に面と向かって会えない。にもかかわらず、シャッターの向こうからビルの声が聞こえる。

ビルのサイドジョブは、ミスター・ハンズがブラックサファイアのフロアプランとの引き換え条件に提示した3つの依頼(サイドジョブ)のひとつ。別件で依頼を終えていると、計3つが完了した時点でサイドジョブとしては消えてしまう。この場合は、後で依頼としてマップに表示される。ビルの依頼を完了していれば、後日ビルからホロがかかってきて、前述の名称のサイドジョブ(続編)となる。


CTD(crash to desktop):
ドッグタウンのストーリーをほぼ終えてから最近、クラッシュが頻繁に起きるようになった。何が直接の原因かは分からない。スナイパーを撃った瞬間や、ミスターハンズから褒美をもらった瞬間にクラッシュする。意志のPerkを全埋めしてからだから、そこに原因があるのだろうか?

たぶん、セーブ枠の許容量オーバーじゃないかな?――セーブファイル自体の容量オーバーか、セーブファイルの個数がオーバー。クロスセーブをオフにして、AutoSave、QuickSave、ManualSaveを各20個以内にしてみたら、クラッシュしなくなった。クロスセーブはゲーム内オプションからオフにできる。

あるいは、前回のCloud Syncが(途中で)失敗していることによって、セーブの番号が不整合のままになっていることが原因かもしれない――ゲーム内で既存のセーブを削除すると発生するようだ。Cloud SyncはクライアントGOG Galaxyの設定でオフにできる。同じくクライアントでVerify/Repairを実行するとCloudと共有しているセーブファイルが56MBほどダウンロードされるので、不整合があった場合には同一内容のセーブが番号違いで複数存在することが(ゲーム内でセーブファイルのスクリーンショットを吟味すれば)判明するはずだ。

ちなみに、公式にPlayStation版にはセーブファイルのサイズ上限超過でセーブが壊れるバグがあるとされており、この問題に当てはまる場合にはマニュアルセーブが推奨されている。PC版については言及がないものの、私自身の体験からすると似た問題が潜んでいて、セーブが壊れる代わりにクラッシュ(異常終了)するのではなかろうか。

セーブファイルの在処は、C:\Users\(ユーザー名)\Saved Games\CD Projekt Red\Cyberpunk 2077
[ 2023/10/05 02:33 ] RPG | TB(-) | CM(0)

Phantom Liberty

ネタバレしない程度に…… 気になる人は読まないでね。

序盤の評価は微妙かと。戦闘とステルスしかないから。戦闘中心なので、2.0アップデート後の決め技や得意武器、効率的なキルなどを会得しておいた方がきっと愉しいね。

今回のVerUpで馴染みのスタイルがまだ完成していない場合、この押しつけがましい銃撃戦は面倒くさくなる。

オレはレベル20のやり直しセーブで3日前に2.0にアップデートしてDLCを開始したんだが、どうにも戦闘が単調かつ手強いのでやり直した。レベル50でクエスト・フルコンプの120時間超のセーブデータで。

スタフィーでならあるが、サイパンではなかった「コンパニオンとの共闘」が今回のDLCにおける最初の「フック」であるみたい。少なくとも、はじめの方では。ジャッキーもコンパニオンではあったっけ。でも、Half-Life 2におけるAlixみたいな感じだね、今回は。

導入部はとても窮屈だ。一旦始めるとドッグシティから出られないし、逸れる脇道がない。

ドッグタウンの主要ゲート――いきなりバーゲスト全員が敵対して撃ってくる状況もよく起きると思われる。だって、車で平気そうなところまで行っちゃうでしょう、フツー。

ゲート越えはいつもの伝で。ステルスで敵をやり過ごすか、脳筋で全員始末するか。本編のクライマックスと似たような構成だ。

だいたい戦闘になる。レベル50でクラス5アイコニックのスマートウェポンを使えば、チートのように敵をなぎ倒せるけれども――とりあえず、そういう愉しみ方しかない。

ティーザーにもある、例の旅客機が墜落する場面は派手で掴みはOKだったものの、逃亡する筋立てが(ゲームとして)失敗で終わるわけにはいかないので、救出行はなんとも強引でウソっぽい展開になる。

だいたい、無事だと言っているソミはどこにいるんだよ、と。某女性と一緒に搭乗していたにしては、まるっきり別行動で、状況として不自然極まりない。

某女性を連れ歩き、ミリテクの警邏隊に追跡されて……ドッグシティ内は普段のように車で逃げ回る広さがない。それなのに、追跡は執拗だ。新しいNCPDプログラムが逆効果では?

そういえば、中の人セブン・オブ・ナインだったよ。もう、セブンにしか聞こえなかった。髪型も似とるし。

「追っ手がいるとシャッターは開けられない」と言われるくせに、締まったシャッターの前で追っ手を倒すと現状クリア。ただし、すぐそばには次の警邏隊が居るんだが。それでもバレないというシステム上のご都合主義。

しばらく、しつこい戦闘を、これでもか、とやらされる。スパイスリラーじゃなかったっけ?

そして「クモとハエ」でQTE…… うわ、どうして? せっかくのアクション攻めが一気に興醒め。

まず、この場面、降りるシャッターの隙間を通り抜けるために「かがむ」アクションが必要なのだが、押すべきボタンのヒントは出ない。「よし、スライドだな!?」とやってみるも、どうやらできないようだ。ズササーで窮地を切り抜けるカッコいいアクションだと思ったのに……

それからは、誘導通りの位置に行くだけで、あとは見てるだけ。QTEになったら、時間制限内に指示通りのボタンを押す。うわ…… なんで、こんなつまらん演出にしてしまったんだ?

一段落ついて。本編でも覚えのある、NPC要人と明かす一夜。それが済むと、晴れて自由行動が解禁される。つまり、導入部がけっこう長かった。

ようやく、スパイスリラーっぽくなってきた。

You know my nameあたりから、ボンドっぽくなった。スパイスリラーって、これのことか。てか、カジノロワイヤルでしょw オモロイわ。

娯楽として視聴できるBDが初めて登場。闇のじゃないけど。あの舞台、リィジーだったのね。あのあと、バーカウンターで話もできたし。
[ 2023/09/27 00:19 ] RPG | TB(-) | CM(0)

Auto-Rig Proの自動ウェイトをMMDに転用する方法

このネタで過去に書いております。今回、素材を用意しましたので、ご興味のある方はご覧くださいませ。後ほど、FBXのサンプルとMMD用アーマチュアのサンプル(blendファイル)を投稿する予定です。→投稿いたしました。

☆は、pixivFANBOXの支援者様限定(100円)です。

ARPからMMDへ:サンプルFBXとMMD用アーマチュア
https://sadoka.fanbox.cc/posts/6723322

ARPからMMDへ:自動ウェイトの流用(動画)
https://sadoka.fanbox.cc/posts/6703822

Auto-Rig Proでつけた捩りウェイト
https://sadoka.fanbox.cc/posts/6699447

自動ウェイトのためのメッシュ(MMDユーザーモデル)
https://sadoka.fanbox.cc/posts/6698980

以下、過去記事:

Auto-Rig ProからMMDへ①
https://sadoka.fanbox.cc/posts/2347434

ARPからMMDへ②ARPでの設定☆
https://sadoka.fanbox.cc/posts/2347567

ARPからMMDへ③スクリプトでボーン名を自動変換☆
https://sadoka.fanbox.cc/posts/2347680

ARPからMMDへ④余分なボーンの合成☆
https://sadoka.fanbox.cc/posts/2347744

boneのロール角度を変更する(blender→MMD)
http://24ka.blog.fc2.com/blog-entry-1290.html
[ 2023/09/23 22:58 ] カスタムモデル | TB(-) | CM(0)

昔のセーブ

クラウドのセーブファイルとシンクロできなかったらしい。
gogcom_syncerror.jpg
……ん、待てよ。54年前って??? いまは2077年なのか!?

54年前の2023年といえば、つい8月にアラサカビルでジョニーが核爆弾テロをしたらしいですね。




余談ながら、GOG.comでPhantom Libertyを購入したらカード会社のナゾ為替レートで4,568円だったよ。開発元還元の気持ちで買うようにしてたから、ベースゲームがGOG版なのさ。ダウンロード速度もローカルサーバーのあるsteamと違って不安定だし、こうも円安では義理立てはもう無理やねぇ。

Cyberpunk 2077の本編を復習がてら遊んでるけれども――New Gameだけど、もう何週目かな。トータルで280時間以上プレイしてるらしい。ほぼ3年ぶりなのにサイドジョブなんかもけっこう覚えてたから、だんだん飽きてきた。

土地勘を身につけられるように、またもやウェイポイント非表示にしてる。ハイウェイの乗り降りが不便くさい。

クエストは、ステルスやスクリプトの処理が甘い雰囲気で、意図通りのゲームイクスペリエンスになっていない印象。アップデートのせいなのか? 床下を進んでいるはずなのにステルスがバレたり、逃亡デラマンがパシフィカのギャングを扇動する場面なんか、台詞の意味が通じなくなってた。

近年、遊び応えのあるRPGはとんと見かけなくなった。技術的なクオリティーアップが足かせというのもあるだろうし、愉しめるRPGの王道と言えるような作品が極めて珍しくなってきたからだろう。純粋なRPGというよりはアクションRPGやアドベンチャー寄りの大作で賑わっていることが多い。とりわけ任天堂は私の分野外なので、名作と呼ばれそうなシロモノが洋ゲーには乏しくなってきている。

Bethesdaはご覧の有様。Larian StudiosのBG3に早期アクセスで賭けてみるべきだったのか。今となってはスパイク・チュンソフトの日本語版対応がどうなるか分からないと手も出しにくくなってしまった。
[ 2023/09/19 13:32 ] RPG | TB(-) | CM(0)
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