久しぶりのプレイです。v1.5にアップデートしてからは遊んでいないので、今度はスタンダード・モードを攻略してみましょうかね。途中までのセーブデータがあるから、その続きをプレイすれば、さほど飽きずに済むかもしれませんし・・・。(実時間で)二日も頑張ってプレイしてみましたヨ。さすがに、Friendship(信頼関係), Romance(恋愛感情), Sensuality(愛情表現)を満点にできました。晴れて二人は結婚!! ・・・したのですが、シムピープルのように花嫁衣装に着替えて、お馴染みのオルガンの伴奏が鳴り響き・・・というようなことは一切無いのでありました(因みに、レズビアンのカップルでしたが、多分、男女のカップルでも変化ナシかと)。フキダシによるプロポーズだけで、チープにも納得させられてしまうのでした。ショボ。
これでは不公平なので、イベントもあったという事を書いておきます。途中、Beach Houseに遊びに行こう、というセリフが出てきたのですが、プレイ中にはそれと解りませんでした。セリフと実際のプレイとが”緊密には”連動していない仕様ですから、例によって雰囲気だけだろうと高をくくっていたのです。後で説明書を読んだところ、週末に階段をクリックする事で「ビーチハウスでのホリデー」を満喫できるという事です。
結婚=ゲームでの目標をクリアすると、Villa(別荘)というフリーモードがアンロックされ、メニューから新しくゲームを始める際に(つまり新規のシングル達で)選べるようになります。また、結婚したシングル達も、彼らの住居でプレイを続行できます(Villaとは異なりますが、ビーチハウスへ行けます)。このVilla、プールも付いていてなかなか豪華なのですが、平地にあるにもかかわらず、何故か階段付きの小屋が傍らにあります。もちろん地下室ではなくて、ここが玄関に相当します・・・Flatでの仕様が継承されてしまうわけなのでした。蛇足ながら、結婚すると、「おめでとう、ゲームの目標をクリアしました」の最後に、「Singles 2 をお楽しみに」という一文が添えられていました。さすが(?)、v1.5。
Relationship(人間関係)は一段落ついたので、今度は出世街道を上り詰めるべく、溜ったSkill PointをCareerに消費してみます。Careerが6になったあたりでポイントが尽きてしまいましたが、一瞬で、一足飛びに出世できました。すると、二人の稼ぎは翌日から途端に二千ポンド! 貧乏学生の頃は400ポンドがせいぜいだったというのに・・・。こうなってしまえば、デザイナーズブランドの家具などは易々と買えてしまいます。もう後は、通勤/通学をひたすら毎日させるだけ。高級家具ばかりになれば Surroundings(生活環境)も上昇するに違いありません。Skill Pointがまた溜れば、Careerを更に上げて・・・後はこの繰り返し。Careerがトップになれば、なにかイベントが発生すると嬉しいところです。が、もう面倒くさいので、続きはまた今度に。
ところで、部屋の外には、テラスないしはベランダのような広い空間があるのですが、初期状態では、そこへは行けません。どうするべきかというと、Buildで境の壁に扉を設置してやるのです。これで、屋外のスペースへの行き来が可能になり、草木を植えたり、プールを作る楽しみが味わえます。敷地はあらかじめ用意されているわけです。お金が増えれば、更に、内装を模様替えしたり、部屋を拡張したり出来ます。
さて、ここまでの感想を述べてみます。
Singles: - Flirt Up Your Life ! は、残念ながら、二番煎じでした。3Dグラフィックス以外に見るべきものがありません。ストーリー上の演出はテキスト頼みで、表情や仕草がありながら、ドラマチックな表現に欠けています。そもそも基本的なシステムからして
The Sims のパクリですから、それ以下になる事はあっても、それ以上になる事は難しいでしょう。(この時点ではまだ発売されておりませんが、)
The Sims 2 で加わったような精神的な願望といった新機軸もなく、創意工夫の跡はみられません。売りと思しき性的な要素ですが、これを当てにしていた人はがっかりしたのでは? 3Dモデルがエロスを発散しているという事もなく、開発元は、社会的に叩かれてしまう危険を冒すつもりはない事が伺われます。
合間に登場するセリフは、ストーリーを伝えると言うよりも、掛け合い漫才のような代物です。軽口の得意な男のボケに、貞操観念のある女がツッコミを入れる、というノリで、女はだんだん男に惚れていき、口では相変わらず正反対の事を言いつつも、愛情表現(の選択肢)が過激になっていきます。チープたる所以は、この脚本が一種類しか存在しないという点。プレイヤーがゲームで選べるキャラクターは実際には8人余り居るわけなので、本来は一人一人セリフが違うのが筋でしょう。どのカップルを選ぼうとも同じ台詞が繰り返されては、ガッカリを通り越して、オドロキですらあります。「タチ」役の女性には、それらしい台詞が用意されているわけではなく、あくまで「デフォルト男性」のセリフを喋る事になっています。振る舞いもご同様で、パラメータに異なる数値が与えられており、これはれっきとした”個性”を表してはいます。しかし、「好みのテレビ番組」が違う事くらいしか、プレイヤーには伝わって来ないのでした。
良い点を挙げるとすれば・・・シムピープルのような”縛り”は少なく、難易度も甘い、という点でしょうか。お漏らしの心配は無く、火事も起こらず、遅刻や欠勤で首になる心配はありません。スキルをせっせと高めなければならない、といった難題も、極めて僅かです・・・Singlesではスキルポイントを割り振るだけでいいのですから。したがって、難しいゲームは遊びたくない、といったライトなユーザー層にも、手堅くアピールできるかと思われます。これが、このゲームの救いであり、且つ”狙い”なのでありましょう。[7月23日]
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