製品版が届きました。そそくさとインストールを済ませます。UK版の製品バージョンは1.2でした。まずはゲーム起動時にCDが要求される煩わしさを解消するため、イメージ化を試みました。ですが、あえなく失敗。コピープロテクションはStarforceという聞き慣れないシロモノ。Safedisc2.9騒動のときに買い換えたこのドライブでもダメとは・・・とほほ。
では、プレイ開始。デモのときはチュートリアルモードを遊ばなかったので、手始めにそこからプレイしてみます。二人が引っ越しを終えたばかりのシーンで、窓から景観を眺めては、「なかなかいい物件だね」などと(もちろん、英語で)字幕が出ます。この字幕で、シングル(=シム人と同義)の歩かせ方、オブジェクトの使い方を教えてもらい、そして、引っ越し荷物を解いて、家具を配置してみよう! と、ここまで来て、固まりました。カーソルがZzzになったままウンともスンとも言わず。数分待っても変わらず。仕方なく、リセットボタンで再起動ですよ。原因を想像しますに(あくまで推測ですが)、引っ越し荷物があった箇所に家具のオブジェクトが出現するようになっているようでして、そこにたまたまシングルが居たが為に、オブジェクトが必要とする空間が無かった、と。・・・こんな感じの原因かな?
ここからがケチの付きはじめです。バージョン1.4のパッチが出ているので、適用してみました。すると、メニュー画面から先(さっきと違って、フリーモードを選んだのですが)ゲームが開始しません。開始前のロード画面(横棒が伸びていくアレ)から一向に先へ進まないのでした。音楽はロード中のものから、ゲーム開始時の曲へと変わっており、画面が切り替わってもいいはず・・・。ハードディスクのアクセスランプは数秒おきにチカッと光るので、なにがしか処理はしているようです。それでも、5分経っても変化無し。やむを得ず、またもやハードリセット。お馴染みのスキャンディスクが走り、ありましたよ、クラスタチェーン。この調子では、危なくてCドライブにはインストールできませんね。
どうやら、エラー内容をテキストファイルに書き込んでいる最中にリセットしてしまったようです。そのテキストの内容は・・・DirectX関係の処理中、オブジェクト○○が見つかりません・・・が延々連なっています。これは、当てるパッチを間違ったのか? インターナショナル版ではなくて、ヨーロピアン版にすべきだったのか? いずれにしろ、以降、ゲーム画面を拝む事は叶いませんでした。「急がば回れ」・・・アンインストールしてやり直し。
今度のインストール先はCドライブを避けました。パッチは当てずにプレイを開始します。正常に動作することを確認。さて、ここでデモ版のセーブファイル(フリーモードのもの)をロードさせてみます。シングル(の人間関係)を育てるのは時間がかかりますからね。デモのが使えれば、めっけもんです。因みにデモはUS版v1.4で、こちらはUK版v1.2です。真っ当に考えれば、不整合がありそうですが、ものは試し。どうでしょうか?
結果、見事にロードできました! セーブファイルには互換性があるようです。遊べると解ったので、グラフィックのオプションを見直します。支障無く遊べる範囲で見かけを綺麗にしてみよう、って事です。あくまで私の古いビデオカードの話ですが、Environmentalのシャドウを無くすと動作が軽くなりました。テクスチャはMID(中程度)でも、そこそこ鑑賞に堪えます。このゲームはDirectX9対応のグラフィックの為か、ビデオメモリを多く要求してきます。ノートなどの16MBしかないオンボードビデオではまず無理でしょう。私のビデオカードでも800×600の32bit表示が出来ませんでした。旧来のゲームだと、この解像度なら問題なく表示できるはずなんですけどねぇ。
また、朝、昼、夜と環境光が代わる度に、ゲームの進行が一瞬止まります。ただし、これは初回だけのようで、一旦、DDSファイルがハードディスクに書き出されれば、以降はスムースになります(ただし、リアルタイム・シャドウは毎回計算されるようで、複雑であるほど時間がかかります)。会話時の映像効果(花びらが輪を描いて飛んでいく、のようなもの)も、同じです。初回だけ重くなります。ところで、UK版にはトイレ利用時のトイレットペーパーによる「目隠し」がありませんでした。黄色い噴出物がシングルの(衣服を着た)お尻から出ているのが見られます。飛沫というより、ガスみたいです(笑)
そろそろ、パッチを当ててみます。インターナショナル版は主にUS用らしい(パッケージのUS版はまだ出ていませんが、言語ファイルにはUS Englishが含まれておるのです)と解ったので、ヨーロピアン版で。・・・上手くいきました。そもそも、ヨーロピアン版のReadmeがドイツ語だったので、迷ってしまったわけです。皆さんも、
UK版にはヨーロピアンのパッチを当てましょう 。v1.4にしたら、目隠しのトイレットペーパーが復活してしまいました。もともと風呂が裸なので、場違いというか、なんとなく邪魔ッス。
半日経過・・・
飽きました 、さっそく。Standard Modeを始めても、特に変わり映えしません。別のカップルを新たに作ってゲームを始めても、やる事は同じで、おそろしく単調です。コンシューマー版のThe Simsのような目標がたぶん出てくるのでしょうが、出てくるまで我慢できませんでした。キャラクター毎に個性があるはずですが、3Dモデルが全てで、それ以外には目に見える特徴が凡そありませんね。
シムピープルは個性の薄そうな、明らかに同じAIで動いている小人達が、与えた指示を無視して徐々に本性を垣間見せるところが面白いのですが、Singlesは登場人物が二人しかおらず、プレイヤーが全てを取り仕切れてしまう為に「過保護」ないしは「効率重視」になりがちです。更に、3Dモデルが等身大の細かさで目に映る事から、シムピープル以上の個性を求めてしまいますが、中身はシムピープルと大差無く、失望も大きいです(解っていましたけど)。性生活だけでは、残念ながら、ごまかし切れません(笑)
フリーモードでSnog in Bedを見られたら、このゲームの9割は見切ってしまった感じがします。まだ、Do the wild thingを見ていませんが、(こういったゲームだけに)
毛ほどの違い しかないでしょう。シムピープルも、拡張セットが出る以前はこんな有り様だったんでしょうね。House Party的なFeatureを求めます。・・・思うに、最初からStandard Modeで遊んでおれば、ゲームの進展(結婚して引っ越し?)を段階的に味わえて良かったのかもしれません。関係を作り上げるまで実時間で3~6時間はかかるので、一度でもう充分という感じが強いのですよ。[5月30日]
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