もっと、RPGをぉ~~。Night of the Living Deadの犠牲者のような心境です。前評判に反して沈没してしまったタイトルへの恨み辛みといったら、是が非でも何かで喉を潤したい。過去の作品でも構わないゾ・・・とこれまたDemoを漁ってみました。
小生は、最近、オーソドックスでかまわないから、しっかり堪能できる作品が欲しいと思っています。見た目の綺麗さや、3Dアクションには、それほどこだわりはありません。
Summoner(2001年3月発売)は、たぶん、そんな感じのタイトルだろうと想像します。
見かけは
Dungeon Siege系を思わせるパーティー制です。必要最低限で単純明快なプレイアビリティ。戦闘自体はちょっと単調ですけれど、格闘ゲームのコンボを思わせる「チェーンアクション」というのがあって、オマケ程度だなぁとは思いつつも、気軽でいいかもしれません。
しかしながら、気になったところもあって、グレートーン基調で地味、ガンマ設定が無い、ときどきクリックし難い、落ちたアイテムが判別し難い/拾うのもちょっと煩わしい、会話文表示枠にもう一行欲しい、カメラ視点のポジショニングがあまり芳しくない、など、欲を言えば、というものが目に付きました。Demoでは操作系と召還モンスターくらいしか見るべきものがありませんでしたが、物語次第では遊んでみたいと思わせるタイトルでした。
以前から、
Neverwinter Nightsは見た目があんまり趣味じゃないんだよなぁと思っておりましたら(おぉっと、前言と矛盾か? いやいや、無理に重箱の隅をつついてるんだよ的な意味でサ)、似た発想でしかもイカしたゲームが既にありました。
Vampire: The Masquerade - Redemption(2000年6月発売)です。パーティー制で、3D版Diabloとでもいうような解りやすいインターフェース。NWNと似た発想のマルチプレイが可能(ただし9人まで)。テーブルトーク由来のシステムで、堂々の先輩格と言えましょう。
戦闘はやや単調なのですが、近距離視点のカメラワークのおかげで、見た目はNWNよりも迫力があります。3Dモデルの雰囲気がとりわけ秀逸。重厚な背景世界で、重い武器(例えばメイス)を振り回すモーションに痺れます。NWNもこんな感じだったら、もっと好きになれたでしょう。
反面、キャラクターの操縦が若干面倒で、4名のキャラクターを死亡させないように戦闘をこなすのが辛いです。パーティー全員をコントロールできるわけで、NWNのヘンチマンよりもバルダーズ・ゲート似(AIらしきものがあります)と言えますが、自キャラは、攻撃の度にクリックを繰り返さないといけないのが負担です。
パラメータは、ヒットポイント(生命力)とマジックポイント(血)、更に「狂乱度」と3つあり、先2つはどちらかが0になっても死亡、狂乱度は高くなるとバーサーク状態で見境がなくなる、という特異さです。この辺は、売りであるとともに、難度を高めているようにも感じます。血の補充の頻度が高いと、どうしても鬱陶しいです。
製品は、完全日本語版も出ておりますが、なぜかマルチプレイはLANのみ対応(本来はInternet対応)だそうです。言語プロテクションで悪名高いActivision謹製なので、英語版で済むというわけにもいかないのが玉に瑕。正式ライセンスの「英語仕様」(=日マ版?)で廉価版が出るようなら、購入してみたいタイトルです。
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