誰も話題にしない
MistmareのDemo(v1.4)を試してみました。これまた個性的なインターフェース。仏といい独といい、欧州勢の考えた操作系は独特です。見かけは3Dで三人称視点なのですが、「会話」や「チェストを開ける」などの「アクション」はマウスポインティングの後、F1~F4を押すのです。なんとも歯がゆい、間接的操作となっております。
Morrowindや
Gothicといったアクション系RPGと勘違いしそうですが、実質は
Neverwinter Nightか
Dungeon Siegeといった印象です。
キャラクターの移動先は、マウス右クリックで行います。視点移動もマウスです。ところが、肝心のマウスが上手く「走り」ません。感度調整(ゲーム中では変更できず、ゲームを開始する前に設定しなくてはなりません)するも、どうもよくなりません。敏感過ぎると言いましょうか、そのくせウェイトが入っているかのようで、快適ではないのです。
会話は比較的長文です。相手と自キャラの受け答えが、逐一同じウィンドウに表示され、過去の発言は上に送られていきます。その為、英語が苦手な方でも、じっくりと読むことが出来るでしょう。フォントが小さい為、若干の読み難さを感じます。Npcと向き合って会話しているという雰囲気が、3Dにも関わらず、あまり伝わってきません。口パクが無いなど、表現力を欠いたポリゴンだからでしょうか。町行く一般人からは、期待した会話は行えませんでした(無駄話もしてくれません)。一部の重要人物としか会話は成立しません。
昨今のヘビー級のRPGではローディング時間も馬鹿にできません。
Mistmareでは、ゲーム中、主に「扉を開ける」タイミングで行われています。気になるほど長くはありません。また、画面が暗いのですが、ガンマ調節などが出来ない仕様のようです(OpenGLだからかな?)。
会話主体で、じっくり楽しめるタイプのRPGではなかろうか、と想像しますが、いかんせん、操作系が洗練されてない印象が強いです。長時間遊ぶには辛いのじゃないかと思われます。慣れ次第では克服できるでしょう。輸入代理店での価格は5千円前後と、このジャンルにしては低めなので、人柱になってみるのも良いかもしれません。
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