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ディヴァイン・ディヴィニティ

Divine Divinity
2002年9月24日発売 開発元Larian Studios 販売元CDV
ディヴァイン・ディヴィニティ完全日本語版 2003年1月24日発売 販売元ゲームビレッジ

総評:

Diabloタイプの進化版と見受けるように、パワー(アクション)プレイの側面が強い。
敵ボスを倒す為に選択しうる戦術に、巾があるようでいて、その実、無い。
リバータウン周辺のクエストはなかなか面白い。
干し草の携帯ベッド、禁じ手デススコーピオンなど、自らのゲーム様式は崩さずにプレイの利便性(裏技?)を高めている点が評価できる。

マップの未踏査エリアを探検しつつ、適宜クエストを処理していく、という風に各自のペースで遊べるゲームとして考えるならば秀作と言える。特段、目新しさは無いのだが、ハマってしまう作りに脱帽。反面、アクションゲームとしてのノリが強すぎて、ボスが倒せないというストレスにこの種のアプローチのマイナス面を感じる。本筋は最後の最後に取っておくべきもの、となってしまう消化順序では、本筋の必要性すら疑問かもしれない。セリフが代弁しているゲームの雰囲気は、さほど高尚ではなく、さりとて矮小というわけでもなく、絶妙なスパイスが利いた現代風のファンタジーである。自由気ままな冒険を楽しむ趣向がもっと全面にまで及んでいれば、さらに楽しめる作品になっていたかもしれない。さて、ここからは蛇足となるが、英語版発売後、早々に邦訳版が販売された為、パッチが追いつかないというお馴染みのジレンマがある。とはいえ、日本語で遊べると良作RPGの楽しさは倍増する。今後も、邦訳化に励む会社が増える事を願うばかりである。
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[ 2003/01/24 00:00 ] RPG | TB(-) | CM(0)
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