国内価格が3割高になる理由を、インターネットで仕入れた知識で、素人なりに説明してみよう。
①再販売価格が統制されているから
卸代理店が流通業者(Amazonなど)に販売する場合の再販売価格が(メーカーもしくはメーカーに最も近い筋により)統制されているからであろう。今回のグラフィックスカードなら、相場は定価の30%とされていて、ずっと商慣行となっているのではないか。
これにより、価格の維持、値崩れ防止、卸代理店間での販売競争が防止される。
②特値でぼろ儲けできることもあるから
発売からしばらくすると販売店によって値付けが違ってくることがある(つまりセール価格)。商慣行には
特値というものがあるそうで、これが流通業者ごとの仕入れ価格の違いになる。特値と引き換えに交渉が成立する。
③新規参入できないから
代理店はひとつではなくて、卸→二次店(商社)、といったルートを取ることもある。この流通ルートは固定的で新規参入が阻止される仕組みになっている。再販売価格の統制があるので、決まりを破るようなことをやれば、すぐ知れ渡り、契約解除されてしまう。
代理店側の利益がしかと守られているため、買う側となる客の目線から見てお得になることがほぼない。
結論
代理店制度がある限り、自由競争にはなりにくく、モノの価格は(代理店によって)いいようにコントロールされる。このネット時代に、またもや悪しき慣行がのさばり続けるのがJAPANということ。
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