SteamのUIが新しくなった。Adobe AIR(※WebKitだそうだ)なんかを使っているんだろう。Windows7に準じたエアロ風のシャドウがウィンドウ枠に付き、見かけは確かにリッチになった。だが、厳しいことを言うと、根本的な変化はごく些細なものでしかない。Community機能をまるで使わない筆者には、それほど便利になったとは思えなかった。
例えば、STOREを開き、GENRESからRPGを選ぶとしよう。NEW RELEASESのタブのまま、下にスクロールしていき、NEXT10をクリックする。ここで、Divinity II:Ego Draconisに目がとまったので、クリックして商品説明を開いたとする。内容を読んで、左上の←をクリックして、さきほどのリストまで戻る。・・・すると、ページはNEXT10をクリックする前に戻ってしまっている。先ほどの続きから目を通すことが出来なくなってしまう。UI変更前と同じ仕様で、全く改善されていない。これでは一般的なwebブラウザで閲覧した方が便がよい。
また、このリストで商品を数秒間ポイントし続けると、ポップ(quick-info tooltip)が開く。ところが、ポップ内に表示される説明文はリストにあるものとほとんど同一だ。まったく意味がない。ここで、右側のFindMore枠内からSingle-player Gamesをクリックしてみよう。商品リストの中から、シングルプレイヤーRPGだけを表示させたい場合に便利だ。ところが、不便なことに、このリストからはポップが開かない。商品名しか表示されないこのリストこそ、説明文の補佐が必要だろうに、それが出てこないのだ。かように機能的とは言い難い。
いっそのことページをカスタマイズさせて頂けないものか。例えば、STOREページの右サイド。Community activityなど、一ユーザーにはどうでもいいことだ。円相場のグラフでも表示してくれた方がありがたい。Featured partnersの位置は、代わりに4亀やGameWatch、洋ゲー関連ブログへのリンクにでも取り替えたい。その下の不要な見出しは、閉じられるようにして頂ければなお嬉しい。
また、UI変更後にSync conflictという警告が表示されるようになってしまった(上図)。steam cloud対応ゲームの一機能として、サーバー側にもセーブファイルを保存させておき、違うPCでアクセスした場合でも、続きからプレイできる、というものだそうだ。サーバー側とのファイルが不一致だった場合の警告が、このSync conflictであるようなのだが、なんともお節介だ。左図の例だと、最後にTorchlightをプレイしたのは随分前なので、そのときオフラインモードで遊んでいたのかもしれないし、なんだかハッキリしない。そもそもsteam cloudでサーバー側にも保存されたヨという通知は見た覚えがない。Forumを参照すると、UI変更前に支障なく遊んでいて、UI変更直後にSync conflictが警告された人の例もある。移行期の不具合だろうか。
追記:先日はTorchlightをそのままPlayしても、Syncするか尋ねられなかったが、現在は、サーバー側にローカルのセーブファイルをコピーするか、あるいは、サーバー側のセーブファイルをローカルにコピーするか、を選択できるようになっていた。
(この日記は
名 作 R P G を 遊 ぶ4月27日投稿分の再構成です)
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