Cobweb of にーしか

モデリング、海外ドラマ感想、洋ゲーRPG

1stインプレッション

Rogue、Patronとプレイしてみた。The Guild IIは、想像以上に難しい。とにかく、お金を稼ぐ速度が遅く、最初の所持金を上回る事が出来ない。期待していたザ・シムズ的な要素は乏しく、ほとんどがストラテジーだった。主人公単体を動かす意味があるのは、誰かを襲ったり、犯罪の現場を目撃する時くらいか。

アドオンのPirates of the European SeasだけにあるCampaignの方が易しい。目的がはっきりしている事と、既に妻帯者となっている事から、初速が良い。勝利を掴む為の要点が習得しやすくなっている。


タイトルに"Pirates"とあるから、いきなり海賊稼業ができそうに思えるが、Classは従来から据え置きのままで、Rogueの分派として地道に出世しなければならない。Pirate Heavenだけの稼ぎだけでは上手く回らないように思えるが…。

Patronの方が、Rogueよりも簡単に感じる。RogueはProtection moneyの実入りはよいものの、ゲーム全体に対する知識を多く必要とする。”抜け目なさ”が鍵なわけで、最初はPatronで一族の繁栄の仕方を学ぶ方がよいようだ。

結婚までのお付き合いが割と面倒。特定のAction(コマンド)を行使すると、MMO RPGに登場する攻撃スキルのように一定の時間をかけて、その系統に属す全てのActionがリチャージされていく。特にCourt系Action。この待ち時間が”お付き合い”では、かなりテンポを悪くしている。一斉にリチャージが開始されるが、なぜかAction毎に回復速度が違う。しかし、ほとんど意味が無い。

PCがCitizenで役職(Office)を持っている場合、村議会が開会される(村議会場内に居る)と、一切の行動が取れなくなってしまう。にもかかわらず、時間経過は止まらずに進む。これは不公平な気がしてならない。自分の立候補と無関係な議題は、省略できるとか、時間が補填されるとか、ならないものか。

材料の半分を自給できる職種では、生産による稼ぎが比較的よい。更に、早々にCitizenになって村議会で役職を得られれば、Incomeで、より羽振りが良くなる。Patronが所有する畑を稼働させる方法がまだ分からない。作物を自給できると稼ぎが良くなると思うのだが。

Campaignでなければ、慣れない間のGame modeは、"Dynasty mode"にしておくとよいだろう。"Extinction"では勝利条件がある代わりに、CPUが負かしにくる。最終的に、ライバルが雇ったThugに主人公が殺される場面は、あまり気分の良いものではない。もちろん、そうならないようにすることが、プレイヤーの目的なのだけれども、初心者には荷が勝ちすぎる。

使いにくいインターフェースの利点を把握する為と、Class別の商業活動や”他と違う特徴”を見極める為、最初は試行錯誤しなくてはならない。子供を弟子入りさせたり、市場価格を変化させたりと、ルールの範囲も広い。

慣れてしまえば、このインターフェースでも効率的にプレイ出来るようになる。むしろ、慣れてしまうほど、マップでちょこまか動いているキャラクターの存在意義が薄くなっていく。極論すると、ポリゴンで世界を作らねばならないほどの必然性はないかもしれない。つまり、ザ・シムズのように、ぼうっと眺めていても楽しめる要素があるようには思えない。そうした作り込みがあれば、なお楽しかったろう。

商業活動は、なかなか難しい。利幅を大きくできるかどうかで、優劣が決まってしまう。資金が多いほど、多くの手下を抱えることができるし、賄賂もたくさん使うことができる。にもかかわらず、The Guild IIの商業バランスは厳しめに作られているように感じた。やや難易度が高い。もっと財産を殖やしやすくしてくれた方が、多くの可能性を探究できて、よりゲームらしくなったように思う。

Game world(マップ)によって、Classの出世に向き不向きがあるようだ。マップの特性を吟味した上でClassを決めるべきなのかもしれない。
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[ 2010/07/08 12:16 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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