プレイステーションVR(以下PSVR)をPCで利用する場合、
Trinus PSVR が“使えそう”ですね。
HTC Viveの代わりにPSVRを接続し、Trinusのソフトウェアが動いている状態でSteamVRのソフトウェアを起動させると、上手くエミュレートできるようです。参考:
【検証】PSVRとPCを接続してHTC Viveのゲームを体験できるのか? ただし、弱点もあります。Trinus PSVRではWebカメラを用いたトラッキングの精度が悪く、代替としてPS EYE(PS3用の旧来の備品)などが試されていました。PSVRにもともと備わっているトラッキングの為のハードウェアを利用できないので、こうなってしまうのです。
ここにきて、
NOLO が注目を浴びてます。(参考:
スマホVR用ポジトラキット「NOLO」クラウドファンディング初日にゴール達成 )
NOLOはポジショントラッキングとモーショントラッキングを実現するだけのデバイスです。スマートフォン用のゴーグルにNOLOのヘッドセットマーカーを装着して使います。このマーカーをNOLOのベースステーションで読み取り、NOLOのコントローラーでVR空間とインタラクトします。
スマートフォン用のゴーグルではなく、PSVRにNOLOのヘッドセットマーカーを装着すれば、Trinus PSVR環境でのトラッキングが補完されるとのことです(
TrinusPSVR 0.6 with Nolo VR support )。
TrinusVR Official Reddit page 実際に利用している人からの詳細な報告はまだ無いようで、どのくらい“使える”のか、まだはっきりしません。NOLOの遅延は20ミリ秒以内とされています。ハイエンドVRから見ると、これはかなり大きい値かと思います。とはいえ、一式購入すれば即利用できるのでとても簡便ではありますね。
問題があるとすればNOLOの価格面と配送でしょうか。このデバイスに199ドル払えるか。そして、きちんと届くのか?
年末から来年にかけてマイクロソフトのMRゴーグルが一般向けに登場すると噂されていますから、悩ましいところです。さらにまた、HTC Viveの新型はワイヤレスになるようですし。(参考:
E3 2017でIntelが披露した「ワイヤレスVR」&「超高負荷VR」を体験してきた )
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