“ブレラン”の方は、リドリー・スコット監督のインタビューで(例えば『プロメテウス』の頃)話題に上る度に続報が気になっていたシロモノ。話だけでポシャるのじゃないかと危惧していたが、無事完成までこぎ着けたようでなにより。国内では10月27日公開予定。
新生スタートレックTVドラマの方は、カークの時代の10年前でTOS版のタイムライン(リブート版映画のではない)だそうで。Sci-fiドラマの乏しい現代において、オレも含む
NerdやGeek達を熱狂させられるかどうかが見物。
ニコラス・メイヤー監督が製作総指揮に関わっており、前作TVシリーズ(ENT)のようなガッカリ感は体験しないで済みそう。
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ブレランに私が期待するものは、
近未来探偵小説な骨太ストーリーとハードボイルドな雰囲気だ。原点カルトとなったブレードランナーではビジュアルこそSFハードボイルドだったが、肝心のストーリーは編集のつぎはぎだらけで辻褄が合わず、出資者の判断による改変要求で終わり方のバージョン違いまで生んでしまうという皮肉で難産な化け物だった。
ファン必携のバイブル『メイキング・オブ・ブレードランナー ファイナル・カット』から、初期脚本とデヴィッド・ピープルズのリライト版とはかなり違うらしいことがうかがい知れる。
今回こそは、ディック原作アンドロ羊のエートスが感じられるような主題やシーンが採用されていることを願うばかりだ。オレに言わせれば、当時、デッカードがレプリカントであるかどうかなんてアイデアはアホらしく感じた(原作小説ではぬかりなくその局面も描かれており、デッカードは同業者のVKテストを受けた上で人間であることが証明されていた)。そんなことにカットを割く(夢のユニコーン)よりも、もっと大事なエートスがあったはずだ。リドリー監督が原作小説を読んでいなかったと聞いた時にも、失望はより大きくなった。
今回のトレーラーを見ると、ハンプトン・ファンチャーの初稿からと思えるようなシーンが散見される。映画プロメテウスでダン・オバノンの初稿からと思しき展開が取り入れられていたように、今回も
圧倒的なVFXの力を借りて初稿供養+αとなっていくのであろうか。インフレ状態とも言えるようなCGI全盛の時代では、かつてのオプティカル特撮でのみ為しえた実在ゆえの凄み(タイレル本社ビルのばかでかい模型)は生まれないかもしれない。それでも、骨太なストーリーであれば、秀作として歴史に名を残す余地はまだあるだろう。
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Star Trek: Discoveryは日本ではNetflixで配信されることが一応決まっているようだ。おそらく字幕付きで北米での配信と大差無く視聴できると思われる。イイ時代になったね。CS加入よりも割安で、その上オンデマンド。
主役のスターシップDiscovery号のデザインがこれまでのセンスとかなり違っており、確かにコレジャナイ感を匂わせる。
要は劇中での演出次第。見かけよりも描かれ方こそ大事。描かれ方が丁寧なら、ポンコツ船(愛着を込めた良い意味で)も唯一無二の我らが船になろうというもの。
本国での情報解禁がなされない内は画に描いた餅。いつから放送開始なのか、(秋頃らしいけれども)現段階では不明。
女性副長がナンバーワンと呼ばれ、ジーン・ロッデンベリー夫人メイジェル・バレットが出演したTOSパイロット版を踏襲。一連のディズニー版スターウォーズ作品と同様に、未来は女性の時代らしい。スポックの父親サレクも同時代の天体物理学者として登場。
Starship Shenzhouは、Wikia日本語版ではシンシュウになっていて、おや?と思うがもちろん信州ではない。中国系の船名『神舟』(有人宇宙飛行に自力で成功した3番目の宇宙船)が元ネタ。ドクターの役名がNambueだがもちろん南部ではなく、演じる俳優もインド系アメリカ人。
ところで、
VR対応ゲームのStar Trek: Bridge Crew、5月30日が北米での発売日なんですが、きっと国内PSストアでは発売されないんでしょうねぇ。(PC版に限られるでしょうが)
IBMのWatsonでNPCブリッジ要員に声でコマンドできるようになるとか。
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