PS4をせっかく持っているんだから、死に体のPS VRであやねチャンを眺めているだけじゃつまらない。
……ちなみにオーナーレベルはもうすぐ100になる勢い。時を止めるストップウォッチを入手済みだから、VRのイベントグラビアでもシーンを止めて眺めることができる。ここまで来れば、VRでニヤニヤするのも思いのまま。 SONY傘下のゲームディベロッパの大作(つまりPS4専売の)を遊んでみなくては、ネ? ということで、
Horizon Zero Dawn だよ。まだ日本では発売されていないので、北米で発売済みの英語版を遊んでいる実況者の配信を見た序盤の印象から。
世界観はゾイド…とか、モンハンとか、まぁそんな感じ。機械生命体の野生動物が暮らすなか、狩猟民族の人間たちが併存している。
ざっくりと、ストーリー・ドリヴンなオープンワールド。操作感はアクションRPG。射る、避けて斬る。
主人公は村娘で容貌と名前は確定済み(カスタマイズできない)。彼女、エーロイ(またはエルロイ。日本語版では、たぶんアーロイ)は、マザーレスと呼ばれながらアウトカーストとして蔑まれて育つ。育ての親から狩猟スキルを学び、Provingという試練に受かることで、自らの出生の秘密を知ろうとする。「マザー」という単語には地母神の意味合いが濃いようだ。
リアルタイム・レンダリングのイベントムービーで物語が進む。エーロイが幼子の頃からプレイヤーが操作する形式。成長物語や通過儀礼、自立や旅立ち、といったテーマを含んでいる。ウィッチャー3ワイルドハントのシリが幼くしてケル・モランで訓練をしていた場面が思い起こされる。
RPG色が強い。Dragon Age: Inquisitionっぽい野外性(画面の色合い、採集物)。Mass Effectシリーズのダイアログ決定システム。Elder Scrollシリーズ風のコンパス。それらを取り入れて、更に洗練してある印象。
OblivionやSkyrimを遊んだ人が口を揃えて「戦闘アクションが単調」とのたまうけれども、このHorizon Zero Dawnなら、きっとそうはならない。戦闘での遊ばせ方に力が入っている。くだんのProvingのいきさつの前に、トリップワイヤを使って絡まった機械獣を攻撃して仕留めるアクションがあった。弓の他に近接戦闘も。狩猟=弓である。なにより、迫りくる獣に引き絞って撃つ、というギリギリの感覚がアクション性に一役買っている。
関心したのは、採取した草木や機械獣からルートした素材を使って、その場で矢弾をこしらえてしまえるところ。Minecraft的なサバイバル要素も意識しているのだろう。既存のRPGで散見されたクラフト要素が、弾丸補給のゲームシステムとして機能していて秀逸。Dragon Age: Inquisitionを引くまでもなく、昨今の採集物は単なる「やり込み」に成り下がっていて面倒なだけであったから。
ステルスアクションもある。主人公が幼少期に手に入れた未来ゴーグル?的なガジェットを使うと、「周回する歩哨」もどきの機械獣のパターンが図式化される。それに引っかからないよう、注意を引かぬように、群れの中に落ちた少年を救うクエストがあった。このエピソードは幼いエーロイの勇敢さや正義感も描いていて面白い。
クイックセーブは篝火でのみ行える。お馴染みダークソウルを意識してか。死にゲーやマゾゲーといった激ムズな感じはしないものの、機械獣の突撃による一撃は体力の三分の一くらいを易々と削っていた。昨今の傾向を敏感に取り入れ、アクションが好きな人へのアピールも万全といったところか。
実況を見た印象では、久しぶりに遊んでみたくなる一作。さっそく予約した。
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