
画を描く方に時間がかかったけれども、エディター内で調整して、尚且つ必要な訂正分を描き直ししたりして、思ったほど簡単にはいかなかったですね。とはいえ、全作業量からみれば比較的お手軽にアニメが作れたことも確かではあります。
気付いたことをいくつか。
揺れ物の制御が難しい最初は、サイドの垂れ毛を上から下まで物理制御で揺れるようにしていました。丁度オデコの側面あたりからお腹のあたりまでの距離です。すると、揺れ幅が大きすぎて珍妙になってしまいました。そこで、現在のように顎の側面に当たる髪留めから下だけを揺れるようにしてみました。これだと揺れ幅は抑え気味でまぁまぁ自然に見えます。その代わり、今度はやや揺れている感じが出にくくなってしまっている?気がしてます。
当初は前髪も同じく揺れさせてはみましたが、やはり揺れすぎてカツラがズレているみたいになってしまい、揺れを無しにしました。
マブタ「半閉じ」の作画「半閉じ」とは目をつぶる間際のほんの数フレームのことで、くだんのGIF動画でもこの部分だけ止め画になったりしてくれます。ところが、あまり見てほしくないコマになりました。マブタ全開から全閉じまでを自動的にデフォームしてくれた方がいいような気がします。
この数フレームで、完全自動で作られたマバタキに違和感なく溶け込み、且つ「目をつむった画」とも整合性を取らねばならないのですから、よほど気をつけて「半閉じ」を作画しないといけません。試しにこの数フレームを欠如させた連番動画を見てみたところ、動く距離自体が非常に短い箇所であるため、無くても割と自然に見えました。いっそ省略してしまいたいのですが、えもふり基本テンプレートでは必須パーツとされています。
「半閉じ」と呼ぶよりも「三分の一閉じ」くらいになっています。テンプレートとの擦り合わせも関係するのかもしれません。
「前髪の影」がない「目影」とか「眉影」まであるのになぁ。肝心の「前髪の影」がありません。もし、前髪を揺らしたいのであれば、額に落ちる影まで動いてくれないと困るでしょう。顔面に描いた固定の影じゃ、ご覧の通り、ちょっとおかしいです。
デフォルトの物理制御が揺れ物しかないらしい上に支点のあるぶら下がったもの、例えば「お下げ髪」などを揺らすには適しています。下に支点があるようなアホ毛を動かすにはどうすれば?(要調査ですね)
エディタが使いにくい編集用のUIがお世辞にも使いやすいとはいえなかったです。一括してポイントを操作するためには、範囲選択機能が欲しいですね。それに、選択中のポイントを矢印キーで移動できるくらいの操作性であって頂きたいものです。現状でゲーム製作をするのだと、けっこう大変じゃないでしょうか……
タイムライン編集機能がショボい動画書き出しは、ゲームのSDKをメインだと考えれば、オマケかもしれません(なお、えもふりはSDK向きのエクスポートはできません)。しかし、それにしても使いにくいのでは? 切った張ったして作る場合のことを考慮されているとは思えません。もう少し機能性に磨きがかかっていれば購入を考えないではないのですが……
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