「Azura様がみてる」に「日本語パッチ改とNo CDパッチ改」という記事がある。今回は記事中のMorrowind_Patch.zipを使ってsteam版Morrowind.exeにパッチが当たるか確かめてみたい。
同梱の差分更新プログラムはxdeltaという汎用のもの。ミソは、パッチを当てる対象ファイルが想定されたものであるかどうかを調べる『チェックサム』を無視するように引数がしてある点。
steam版はもともとCDを必要としないことから、『日本語化パッチ』の方だけを試す。ReadMe.txtの説明通り実行すると、問題無くパッチは当たったが…ファイルサイズがやや小さくなっており、実行ファイルとしての機能が損なわれていないものなのか、疑問が残る。
このサイズの小さくなった実行ファイルを起動する勇気は、私にはない。パッチ適用前/後のファイル双方を、DOSコマンドのFCで比較させ、変更部分のみを直にバイナリエディタで書き換えてみる事にした。この方式ならば、件のパッチがファイルサイズを小さくしてしまうような手落ちは起きない。
数時間経過……
ひとまずエディットが完成。おっといけない、steam版Morrowindは、初回起動をまだしていなかった。なにせ、私のWin 7環境下では、本体のみ、GOTY、そして今回のsteam版と、3つものMorrowindが同居している。各(おのおの)が正常に起動できるかを、まず確かめておくのが筋道というものだ。
うちのGOTYにはMGEが適用済という事もあり、案の定、steam版exeで起動すると、GOTYのパスを参照しに行ってしまい、起動に失敗した。Retailであれば、(Morrowind_Launcher.exeではなく)Morrowind.exeを直に起動することで、MGEの読み込みが回避されて起動できるはずなのだが、興味深い事に、steam版exeではそうはならず、必ずLauncherが立ち上がる仕様となっていた。
結局、GOTYのフォルダ名を暫時リネームしておく事にして、MGEが読み込まれる事を抑制し、steam版の起動が出来る事を確認できた。では、さっそく、バイナリエディット済のMorrowind.exeを起動してみよう。うん、問題ナシ。これを確認してから、日本語Fontを配置して、Morrowind.iniを書き換え、私家版日本語化MODを入れて、有効化する。
結果は……見事に日本語表示成功。Ja_Introduce.espで、冒頭の字幕からきちんと読めた。Census and Excise Officeを出るまでプレイしてみたが、特に問題無さそうだ。
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