序盤をプレイ中だが、かなり面白い。Skyrimとはまた違ったリアリティをゲーム世界で感じとることができ、ユーザー・インターフェース(特にアイテム管理)にも既存の有名RPGとは異なる工夫が見られる。
ポーンと呼ばれるコンパニオンを最大3人引き連れてパーティを組むことができる点が目新しい。ポーンが観光ガイド風に解説をしてくれたり、攻略の手引きをしてくれたりと、ただの傭兵ではない使われ方をしている点にもゲームという“語り”ジャンルでの進化を感じる。
戦闘が若干煩雑だが、洋ゲー風のRPG寄りではなく、カプコンらしいアクション系統のノリ。パーティーに加えたポーンの性能で難易度が変化するので、比較的親切。
ワールドマップは全開放型ではなくリニア型。街道筋が枝道に分かれていくことで、物語進行と供に目的地となる範囲が加えられていく。このタイプではクエスト請け負いでの往来がやや面倒くさいが、使い切りのファスト・トラベル用アイテムも完備されている。
夜闇とダンジョン内では灯りが必要とされ、これはリアル感を醸し出すことに一役買っている。昼夜で咲く花が異なる植生が初期のサイドクエストで明示されていたり、人々の生活が昼夜で異なっていたりと、ダイナミックなワールドという幻想を巧みに抱かせる。
徒歩で初めての地を“開拓”していく過程はなかなか楽しい。ゴブリン、夜盗、山賊、その他諸々の外敵も飽きさせない。レベル成長が早いペースで行われるため、停滞感を抱く暇も無い。
自キャラの他にメイン・ポーンを1人作成でき、それがオンラインで自動的にレンタルされるシステムも斬新(The Sims 3でも似たようなシステムが採用されていたりと、昨今ではどれが一番手の発案者かプレイヤーからすると判断つかないが)。
外見に拘ったキャラクター・クリエイションがスライダーによって可能となっており、衣装にも重ね着が可能であるなど、ポリゴン・キャラクターに自分だけの味を付加できる。
かなりの時間を費やしてでも架空世界での価値あるプレイ体験を求めるなら、The Elder Schrollsシリーズ、Gothicシリーズと並んでお勧めできると思う。
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