2008年版は、けなげなヒロインにアンハッピーエンディングと、それはそれは鬱仕様。開けられたパンドラの箱(正確にはアーリマンの封印)が閉じないままで終わる。残されたやり込み要素もひたすら作業で無理ゲーだ。コンソールで配信されたEpilogueですら、最後にElikaはどこかへ去ってしまい、ハッピーではない。クリフハンガーで引っ張る意図だったのかもしれないが、続篇は別作品(The Sands of Timeのリメイク)になってしまった。Elikaを救うために世界の崩壊まで選んだプリンス、あげくに当の女に逃げられる、とはなんとも哀れ。駆け落ちの絶対にやってはいけないパターンだ。
The Forgotten Sandsをプレイしている時に、壁上りをAボタンで行ってしまおうとするクセに悩まされていたが、今こうして再プレイしてみると、その理由が分かった。壁上りAボタンは、2008年版の操作系だったのだ。指が覚えていたというわけ。