Cobweb of にーしか

モデリング、海外ドラマ感想、洋ゲーRPG

♪チャラララララ バァットマァ~ンンン

子どもの頃にあこがれた名車と言えばコレ。
→ ワン・ツー・スリー…

Mafia IIのDLC“Vegas Pack”で追加される車両ジェファソン・フューチャー(本物は1955 Lincoln Futura)。


ゲームの中とはいえ、雰囲気のある市街で乗り回すのは夢のよう。1955年のモトラマ出展向けの世界に一台きりしかない車である(Mafia IIの時代設定は1943~51年なので少々遡っているが)。


同時代のコンセプトカーにはロマンを感じるものが多い。例えばこちらで紹介されているファイアーバード。

Mafia IIに登場する車体をよく見ると、ライトに繋がるエッジの形状と風防が異なることが分かる。ウィンドシールドはFordの他車(La Tosca辺り?)から転用されたような形状をしている。

リンカーン・フューチュラは、とあるヒーローの劇中車としても有名だ。そう、私の年代の方なら皆さんご存じ、1966年のバットマンTVシリーズ。当時、モービルという洒落た言い方はなく、バットマンカーと書かれていた。

“POW!”“ZOK!”などといったオノマトペの出るアダム・ウェスト版バットマン(声:広川太一郎)を、子供心にカッコイイと思っていたかどうかは生憎とおぼえていない。しかし、バットマンカーがご機嫌だったことは強く印象に残っている。ミニカーやプラモデルを親にねだって買ってもらったものだ。

バービーで有名なマテル社に『Hot Wheels RC 1966 Batmobile』というのがあるので購入してみた。

このバットマンカーはずばりラジコン!


パッケージ裏。1966年TVシリーズのモービルだと書かれている。なになに、ホンモノは原子力バッテリーなのか。若い人はダークナイトのタンクみたいなモービルしか知らないんだろうな。


外箱を取ったところ。
パッケージはいかにもアメリカ的。裏から固定具を緩めないと中身が取り出せない。おかげで輸送中の破損は起こらないものの、質実剛健だから商品本体に小さな切り欠きが4つ残ってしまう。この固定法は、まず日本人なら発想しないだろうな。


30cmの全長。個人的に大きさは重要だ。小さい品の方が日本の住宅事情には向いているかもしれないけれども。手に持った時の量感は大きくないと味わえない。とはいえ、RCカーゆえ重いダイキャストは使われていない。


ところどころ玩具なクオリティではあるものの、こうして見る分にはカッコイイ。


ホイールのディテールも一応ある。


左右ドアは固定。ハンドルがゆるゆるで回る以外に可動部は無い。


興味深いのは、細かいパーツがラバー製であること。発射筒、風車アンテナ、後部アンテナ、運転席内のレバー類などがラバー製で、指でグニャリと曲げることができる。ラジコンということを考えると、折れそうなパーツがあらかじめ対策されているわけで、ある意味ありがたい。推奨年齢5歳以上ということもおそらく理由のひとつ。

風車のようなアンテナもラバー製。


更に、車体後方の斜めに張り出した尖った長い形状の箇所が全てラバー製となっている。これには驚いた。紅ラインの塗装がヨレている以外、見ただけではなかなか気が付かない。光沢も樹脂製の本体に合わせるべくツヤあり仕上げ。よく見れば確かにくすんでいるしヒケも目立つのだが、後面は内側のくりぬかれた箇所まできちんと成形されている。

ねこ耳のように左右にツンと飛び出たパーツが全てラバー製。ロケット噴射孔が塞がっているのは惜しい。もう少し奥まっていればなお良かった。パラシュートの包みも再現(ロケット筒と一体成形)。


電池ボックスが出っ張ってはいるものの、車体底面もそれなりにディテールは付いている。画像は電池ボックスの蓋を取った状態。単3電池4本用のスペース。


運転席もまぁまぁの作りで、旧仕様バットマン(&ロビン)のフィギュアを自作してやりたくなるほど。バットフォンまである! ポーラライツのプラモデルよりサイズが大きいはず。


無骨な深海魚のごとき鼻面。ラジエーターグリルのメッシュは樹脂製パーツに刻まれたパターンで再現されている。もう少し窪みが深いと良かった。


リモコン。単3電池2本使用。本体と合わせて計6本必要。


お値段手頃でお子さんと遊ぶのに丁度良い。猛者は改造するのもアリだ。ディテールアップしてやれば、かなりオシャレなRCカーになる。もちろんそのままでも、遠目に見れば大丈夫なクオリティでガシガシ走る。

ところで、劇中のバットモービルは特許権で保護されていたことをご存じだろうか? こちらにその書面が掲載されている。さすが訴訟天国アメリカ。ぬかりない。

以下は資料映像としてどうぞ。

劇中よりバットマンカーの活躍シーン


実車のレプリカ。実に細かいところまで良くできている。


1966年版バットマン(広川太一郎吹き替え)


1966年バットモービルと1989年バットモービルとではどっちが速いのか? Marishaちゃんのビキニ洗車ショット付き。


ジョージ・バリス御大も登場する“The Batmobile Documentary”トレーラー
関連記事
スポンサーサイト



[ 2012/08/11 18:50 ] 名車 | TB(-) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
カレンダー
10 | 2023/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
月別アーカイブ
全記事表示リンク