四章のエントリー"Ripples"と"Alvin"(もしくは"The Heat of the Day")には、連動する必然性は感じられない。いずれもプライマリー・クエストなので、遅かれ早かれ着手しなければならないだけだ。だからといって、"Ripples"だけを進めていると、途中で「友好的なVodyanoi Priest」と会話する事が必要になるが、この状態では絶対に会えない。エントリー"Alvin"をしばらく進める事(で新規追加される"The Heat of the Day"も進める事)が前提条件になっているのだ。こういった作り手側のお仕着せのおかげで、二章からずっと右往左往しっぱなしだ。この場面ではオープンエンドのアプローチを採用しているのだから、まったく脈絡がないクエスト同士を連動させるのはいただけない。
DagonはH.P.ラヴクラフトの創出したCthulhu神話に名前の出てくるGreat Old Oneとして有名だが、The Witcherでも登場する。Oblivionでもインスマスの半魚人ネタが出てくる程で、昨今非常にトレンドになっている有名人・・・もとい、有名"神"(?)だ。The Witcherでは対決を強いられてしまうのだから堪らない。倒し方は、ジャーナルのモンスターの項にずばり出ている。曰く、「ダゴンは神なので倒せない。ただし、信者の信仰心がその源になっており、唯一の弱点といえる。」