ザ・シムズ3拡張パックを久しぶりに購入しました。プロモーション価格で半額だったからです。
さて、ダウンロードとインストールですが、Originクライアントでは、あらかじめ設定したパスにダウンロードしたファイルをキャッシュするか、さもなければ、やはり既設定のインストール先へ直接ダウンロードするかの二通りです。近年は後者がほとんどになりました。ザ・シムズ3は伝統的に一時ディレクトリにダウンロード済ファイルをキャッシュしてくれる機構でしたが、今回購入した「ペット」と「ショータイム」拡張パックは直接インストールする形式となっていました。
この場合困るのは、Originクライアントがインストール先ディレクトリ名を変更させないばかりか、パス変更のオプションすら提示しないことです。ザ・シムズ シリーズは拡張毎に異なるディレクトリに導入されますが、伝統的に親ディレクトリを共通にしていました(例えば、\Electronic Arts下に\TheSimsと\EP01~\EP05)。ところが、Originクライアントはあらかじめ設定したパスをインストール先とする石頭なので、特定の親ディレクトリ下に拡張パックを導入する柔軟性を持ち合わせていません。一時的なパス変更ができるように、ダイアログを出してくれるだけで済むのですが…。そうはしてくれないのです。
なお、ザ・シムズ3でのディレクトリ名は英語名で、特に問題は起きませんでした。ちなみに他のEAタイトルの日本語版ですと、和名ディレクトリが作成されます。例えば…、「アリス マッドネス リターンズ(日本語版)コンプリートコレクション」や「クライシス2(日本語版)早期購入特典付き」のように。これがフォルダ名なのですから、なんとも情けないですね。和名以外の例ではトレードマーク(™)のつくゲームが曲者です。英語版OS以外ではこのトレードマークが正しくパス名として認識されず、パッチが導入できないといったトラブルが生じます。あらかじめパス名を変更できれば防ぐこともできるでしょうに。
拡張パックを除いたオリジナルのザ・シムズ3はかなり古いタイトルです。そのせいか、オンラインへの対応が後手という印象があります。昨今のタイトルは常時接続を当然のように備えており、いちいちログイン画面を出すような無粋な真似はしません。初回起動時に1回入力してやれば済むわけですね。
ザ・シムズ3はこの辺りの連携が弱く、ランチャーにログインボタン、ゲーム起動後にログインボタン、おまけでブラウザでオンラインショッピング時にログインボタンと、その都度ログインしなければならないクソ仕様です。以降は「常に接続」オプションで自動的になされるとしても、初回だけで3回もログイン用のメールアドレスとパスワードをいちいち入力しなければならないのですから、相当な阿呆っぷりです。責任者出てこい!レベルですね。
最後はお馴染みのアップデートに伴う不具合です。拡張パックが出る度に、以前の環境で作成したシム達が上手く順応せず、おかしな挙動をすることがあります。最悪の場合、そうしたシム達を正常に戻す手立てはありません。拡張パック込みの新しい環境でもう一度、同じようなパラメータを付与したシムを作成しなおすのが最良で最短の手段だったりするから困ります。作り直しですから、RPGの経験値にも匹敵するシム達の“つきあい”の度合いがリセットされてしまいます。費やした時間がゼロになってしまったも同然ですから、こんな不具合は発生しない方が良いに決まっていますが、複雑な仕組みゆえに完全に担保することはなかなか難しいのでしょう。やれやれ。
- 関連記事
-
スポンサーサイト
Originによるゲームのパッチ等をインストールすると、勝手にローカルディスクCのOSドライブにインストールしてしまいます。
ドライブDのHDDにシムズ関連はインストールしたいのに、OSドライブにいくのはよくわかりません。
ダウンロードマネージャーの時はこんな事はなかったのに・・・