地球の存亡がかかった最終章。物語に求心力があるので、ついつい引き込まれてしまうが、ゲーム性に対する懸念はだいたい予想通り。カットシーンで場面が引き継がれることが多く、銃撃戦とセリフの選択以外は勝手に進む。少なくとも序盤は。
ストーリードリヴンのアクション・シューターといった仕上がり。技巧的にはサードパーソン・シューター風に徹している。カバーアクションも従来通り。
銃撃戦のステージはDEMOで体験したような作り。梯子による垂直方向への移動がよく用いられている。無駄な移動距離を圧縮し、高低差を利用した場所などを登場させ、カバーアクションを中心にした面白い戦闘体験を供しようとしているようだ。
メンバー二人への指図は左Shiftキーを押してポーズ状態で行う。基本的に前作と同じ。QとEで移動先も指示できるし、マウスで能力をポイントしてそれを使わせることもできる。
接近戦時に利用できるオムニツールが加わって、かなり強力な一撃をお見舞いできるようになった。見かけがサードパーソンなので、的を外してしまうことも多いが。
戦場でのマップやミニマップは廃止されていて、アイコンがダイレクトに目的地を指し示す。見た目のパースペクティブ・ビューの中に、例えば弄るべきコンソールの場所などが透過アイコンとして図示されるので、遮る壁が無くなるように近づいていけば自然と目的地へ到達できる。この方法はシンプルながらも機能的で秀逸。前作、前々作とも、よく進行方向を見失ったが、これなら大丈夫。
銃の選択とアップグレードがまた少し違った手法でリメイク。所持している中からどれをどの位置(左右の肩と腰)に装備しておくかをいちいち決められる。
早くも序盤でストーリードリヴンによる脱落者発生。RPGとしてのゲーム性を重んじるならば、プレイヤーの立ち回り次第では回避できるようにして欲しかったと感じないでもない。盛り上がるが、かなり強制的だ。
以下、画像付きで紹介。
Mass Effect 2からのインポート。2010年当時に遊んだ限りでは3タイプ出来ていた。どれにしようか?

左だけが女性シェパードでの1stプレイ。それゆえSuicide Missionの生還率が悪い。ミランダとロマンスを狙っていたが進展しないままだった。
右の二つはNeglectでプレイしていたもので、WrexやCouncilを犠牲にしている。ロマンスフラグを試していた辺りだったので、JackやTaliがお相手。
Wrexが居ないとDEMOの続き(女性クロガンとの意味深な関係)を知る機会がなくなってしまうので、最初は左のセーブをインポートして遊ぶことに決めた。

冒頭はDEMOとほぼ同じ。この走るシーンのモーションがやたら可笑しく感じる。

メスゴリラ2匹。ずっしりと重量感があって、とにかくガタイがいい。これに女性シェパードが加わるのでは暑苦しくてかなわない。やはり男性シェパードがいないといけない。

火星ミッション。リアラ、そんな装備で大丈夫か? そばかすの女子大生が青いペンキを塗ってコスプレしているようにしか見えないが、雌雄同体で寿命の長い種族(彼女は109歳)なのだ。

我が女シェパードのLoverとなっているリアラ。アシュリーの存在が気にかかっているようなそぶり。

出た! イルーシヴマン。今回もこの人がやらかしてくれる。

一部のポリゴン造形は、ME2の時点で既にトップクラスの域に達していて、ME3でも素晴らしい。このリポーターを見てほしい。プロシージャルで作られている女シェパードが見劣りするほど良くできている。
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