一撃で仕留めるのがWitcher流という事なら、その流儀に習うしかあるまい。Talentsを獲得したら、まずSignをアップグレードしておけば問題ないわけだ。取り得るエンハンスメントを全部取得しておけば、この先、ボス戦で困ることは少ないはず。チマチマした剣戟の楽しみがほとんど無くなってしまうわけだが。「一撃で片が付けばラクでがしょ?」というのなら、それで良しとしますよ。
Outskirts of Vizimaの物語は、思い返してみると、スティーヴン・キングの「呪われた町」セイレムズ・ロットのような雰囲気だった。地元の名士それぞれが、他人には決して明かせない秘密を持っているという・・・。ただし、吸血鬼は出てこない。とにかく、The Beastとの戦闘にひどく時間を取られてしまって興醒めだった。まだ序盤に過ぎないというのに、妙に倒しにくいボスを出してくるのはデザインとして上手くないと思う。
注意:以下にはネタバレを伴う内容が書かれています
Vizimaに入ると、いわゆる強制イベントという奴が起きて投獄されてしまう。所持品は全て没収されてしまうが、先に来ていたウィッチャーの持ち物だったらしいシルバー・ソードを与えられて、コカトリス退治を条件に下水道に出る事が許された。コカトリスと言えば、設定次第では石化の能力を持っているはずの難敵だ。ところが、Aardサイン(エンハンスメントGust)が効く効く。一撃で屠ってしまったので、特殊攻撃を浴びるスキすらなく、どのくらい強いのか全然解りませんでした。やっぱり、こういう戦闘じゃ、雰囲気ブチ壊しだよな。
Vizimaのテンプル地区は、Outskirts以上に賑やかで、訪れる事が可能な店が多い。仕事(セカンダリー・クエスト)も多くて、相変わらずモンスター退治に事欠かない。そりゃ、ゲラルトの本職だからね。Dikeの門を通って外に出ると、渡し守を雇って沼地へ行く事もできた。こういったフリープレイの展開は、
バルダーズゲート を思い出す。もし、オーロラエンジンで作り直したら、その幾ばくかは、こんなグラフィックになるんだろうなぁという感じがする。
オプションメニューのAdvancedを弄っていると、これまでHigh設定でのロード時間が異常に長かったらしい事が解った。照明、テクスチャ、影、描画エリアに関してのみMiddle設定を使い、残りをHighにして試すと、ロード時間も比較的短くなる。高画質テクスチャーのサイズとグラフィックメモリの容量が原因だったのだろうか? もしかすると、512MBなんていうGeforce8シリーズを意識した設定なのかもしれない。
ジャーナルのクエスト参照機能はかなり秀逸に出来ていると思う。一覧から項目を探しやすいし、地図とも連動できる。更に欲を言えば、クエスト依頼主別か場所別にソートできれば良かっただろう。とにかく、セカンダリー・クエストが豊富で、町中を往復する事が多い。今居る場所や目の前にいるNPCに関連したクエストは、まとめて済ませてしまいたいと考えるようになった。また、モンスターの項目には、
バルダーズゲート みたいに、倒した数が表示されると楽しかったのに。
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