扇風機が壊れたので、近くの量販店に偵察に行った。
エアコンならば5万から20万円超の機種がざっと50以上はあろうというフロアに、扇風機はわずか7台ほど。それも聞いた事のない漢字二文字メーカーの製品ばかり。たぶん中国の製品だろう。扇風機というよりもオモチャみたいなチャチいのが半分。残りはサーキュレーターと書かれていて、換気扇の子分みたいなシロモノ。
まるでお話にならない。俺みたいに扇風機を探しに来たような人もチラホラ…どころか、けっこう居るじゃないか。みんな、このショボい展示品の前で考えあぐねている。明らかに商機を逃している量販店。国内有名メーカーの製品(どうせMade in 中国だ)をどこでもいいから大量に探し出してきて置いておけば、相当儲かるだろうに。エアコンの方も5、6万円台の普及型の需要が高いらしく、納期が二週間先とかザラだった。あまり捌けない製品が売り場の大半を占めているってことだ。
扇風機もネットで注文しないと手に入らないご時世か。多分に東電のせいなわけだけどね。
せっかく来たんだからとゲームフロアに立ち寄って、当初その予定はなかったんだが、
ソウルキャリバーIV (2008年の廉価版)を買っちまった。格ゲーにでも集中していれば、きっと暑いのも忘れる。“熱く”はなるだろうけどナ。
久しぶりだが、カジュアルでそれなりに面白い。さすがにコンボを練習するなら、技表を印刷してモニタのそばに貼ってでもおかないと覚えきれない感じではあるが…。
対CPU戦のストーリーモードのノーマルならば相当温く、適当にガチャガチャやって出るコンボだけで勝てる。逆にアーケードモードはそこそこシビアで、ステージ7のアプレンティスあたりから大分辛くなる。ステージ8のアルゴルになると、こちらの入力がタイミング負けしている感じで、平時の倍くらいガチャガチャやらないと攻撃が出ない。
ソウルキャリバーIIIは遊んだことが無いのだけれども、IVでもキャラクタークリエーションという趣向が採用されていて、既存キャラのカスタム版(やフルスクラッチ)を作って遊ぶことができる。なお、IIまでの頃は武器のアップグレード止まりだった。
キャラクタークリエーションてのは、つまりはコスプレ要素で、服のパーツを組み合わせて、色を変えたりといった衣装替えのことだ。しかも、衣装パーツにはそれぞれ固有の点数が付属しており、積算した点数を消費してキャラクターに特殊能力(スキル)を買い与える事ができる。投げ抜け能力とかリングアウト防止能力だとか、ほとんどチートじみた印象だが、それでも純粋に楽しい。
副作用として、デザインや見栄えを優先したりすると、能力を買えるだけの点数が揃わないといった事態も生じてしまう。また、やがて、パーツのバリエーションが乏しく感じてくる。
そこで、DLC商法というヤツにひっかかってしまう。ソウルキャリバーIVの場合にも、あらかじめディスク側に用意されているスペシャル・パーツをアンロックするという仕組で、DLC(ダウンロードコンテンツ)が相応のお値段で販売されている。
メイド服だとか、セーラー服だとか、サンタ服だとか…。そういうシロモノでざっと1000円も貢がされてしまうのである。で、このメイド服だとかをゲーム内で鑑賞してみると…その出来具合にがっかりしたりするわけだ。うるさがたの連中でなくても、この程度のクオリティでは到底満足できない。他のレギュラーなパーツと比較すると、どうにも手抜きにしか見えないのだから。
気を取り直して、外部の著名デザイナーに依頼したというボーナスキャラクターの出来はかなりいい(デザイン画の再現度はさておき)。出渕裕さんのベレー帽のエルフ「シェラザード」だとか。吉崎観音さんのアンゴル・フィア(アンゴル・モアの従兄弟)は、顔に至ってはアニメ調に作られている。特別扱いだ。
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