Cobweb of にーしか

モデリング、海外ドラマ感想、洋ゲーRPG

Dharma Initiativeを思わせるSingularity

ごった煮感のあるB級ファーストシューターSingularity。物語はなかなか奮っていて面白い。冷戦時代に隠蔽されたソビエトの極秘研究施設のある島が舞台だ。人知れず隔絶された禁断の場所というと、同一ジャンルのゲーム繋がりでBioShockと感じる人が多いらしいが、私は海外TVドラマの“LOST”を連想した。時間の狭間にある島とくれば、謎が紐解かれていくLOSTの最終シーズンが似ている。

主人公は、この任務に派遣された米軍のCaptain Renko。ヘリで謎の島に近づいたが、エネルギーサージを受け、ヘリは墜落。生存者は彼一人となる。そこはKatorga-12と呼ばれていた。未知の力の影響下にあるこの島では、亡霊のような過去が時折実体化している。

ゲーム・イクスペリエンスは、皆さんが書いているように、他のゲームから頂戴して来たかのようなギミックで溢れかえっている。唯一の特徴は、TMDと呼ばれるデバイス。Time Manipulation Deviceの略で、物体の時間を進めたり巻き戻したりができる。ちなみにTMDのプロトタイプはHalf-Life 2のGravity Gunによく似た形状をしていた。

物語の構図もどことなくHalf-Life 2を思わせる。この島を牛耳るソビエト軍の将校は、どうやら、Renkoが(序盤にて)時間の狭間で炎の中から助けてしまった人物Demichevであり、それにより歴史が変わってしまったようなのだ。レジスタンス勢力Mir-12の女性兵士Kathrynの助けを得て、この変更を良い方向へ書き換える手助けをする事になる。

それはこの島の地下施設のどこかにあるTMDを手に入れてTime Riftsで1955年に戻り、そもそもTMDを開発していた博士Barisovを助け出してくることだ。

役柄上、KathrynはHalf-Life 2のAlyxのダブルのように写る。Barisov博士は(お調子者ではないが)Dr.Kleinerといった感じだ。こうして比較すると、Half-Life 2の方が『キャラが立っている』事に気付かされる。

やがて、救出したBarisov博士の協力を得て、プレイヤー演じる主人公Captain Renkoは、Demichevの野望を制止する羽目になる。なお、古き良きファーストシューターの慣習通り、Renkoは一切喋らない。


火災から助けたDemichevが、指導者になって登場。


手助けしてくれるヒロインKathryn。


記録フィルムに出てくるTMDはGravity Gunもどき。ドラム缶がみるみる朽ちていく。


これがTMDだ! 誰だ?「Twin Sectorみたい」なんて言っているのは!!


TMDを使えば、崩れた石造りのアーチを復元するのも簡単。
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[ 2011/05/03 20:52 ] アクション | TB(0) | CM(0)
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