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Vampire: The Masquerade - Bloodlines

私の記憶違いでなければ、steamとD2D以外の店で扱い始めたVampire: The Masquerade - Bloodlines。D2Dでセールに上ることはあっても、やはり『おま国』状態であった。steamでも割引が適用される機会のないタイトルのひとつ。


近頃取り扱いが始まったのはGamesPlanet系列。ドル建て円高が利くGametapがオススメ。イースターセールで現在50%オフ。

名作とはいえ古いタイトルゆえ、半額でも割高感がある。しかし、これまで安価に購入できなかった悔しさを思えば、$9.97なら喜んで払ってしまう私なのであった。

Vampire: The Masquerade - Bloodlinesは、2004年のSource Engineライセンス取得第一号のタイトル。作品世界やルールは、同名TRPGを下敷きにしている。完成度やパブリッシュにおいて極めつけに不遇だった。Half-Life 2に先んじたリリースは契約上の横やりが入って断念(同日リリース)。これが間接的な原因であるのかは分からないが、資金繰りが悪化、次作のパブリッシャが決まらず、ディベロッパTroika Gamesはやがて解散の憂き目にあってしまう。

Gamebanshee.comが引用したGameDAILYの記事によれば、売り上げはわずか72,000本であったという(記事の日付から想像するに、わずか2ヶ月足らずの累積か)。ちなみにArcanum: Of Steamworks and Magick Obscuraで234,000本(3年と四半期の積算と思われる)、The Temple of Elemental Evilで128,000本(同、1年と四半期ほど)。過去の例から見ると、爆発的ではないにせよ、ロングテールでじわじわ売れ続けていたかもしれず、近視眼的に「あまり売れなかった」と言うのは忍びない気がする。

なお、例に漏れずバグが多いタイトルとして知られているが、このマイナス面を吹き飛ばすほど、RPG通には受ける作りになっており、熱心なファンコミュニティが現在も非公式パッチをリリースし続けている

追記:非公式パッチに関しては、hikamiさんのところに詳しい情報アリ。
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[ 2011/04/22 12:21 ] RPG | TB(0) | CM(0)
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