Minecraftを試してみたが、駄目だ。私には合わない。ゲーム内の『文法』がユニバーサルというほどには洗練されておらず(※)、一通りマスターしてからでないと応用が利きそうもない。文字情報も無し、チュートリアルもなしで、アレを独力で解するのはたぶん無理なんじゃないか(そんな無駄な試行錯誤をする気はさらさらない)。
これほど有名になっていれば、初心者や一見さんに、必要最低限な知識を何らかの方法で与えておくべきだと思うが、その辺はあまりしっかりしていないように見えた。ダウンロードファイルにはReadmeも付かない。何より、購入して3時間ほど経たないと、アカウントにPremium Userのフラグが立たないにもかかわらず、購入時に説明が用意されていないのは不親切だろう。有名になりすぎたアルファ版のゆえか。皮肉なものだ。

ごらんの有様だよ!!
尻馬に乗って楽しんでみようというのは、失敗も大きいということだ。だいたい世間様と嗜好が同じなら、こんなブログはやっておらんよ。
※私が適切な誘導ではないと思う例を以下に述べてみる。
1マス分の材料
Crafting欄が4マスあるが、「四角い木」を1マス放り込むだけで、「材木」が4コ採れる。たった1マス分の材料で行程が完了するとは、露ほども考えなかった。4マスあるのなら、一般的に4種類の材料が必要だと考えないだろうか? 少なくとも、RPGでよくみられるアルケミーなら、最低でも2種類は必要だ。
木の切り方
素手の状態で、数十回も叩くことで木が切れるのは、一般常識としておかしく、可能とは思えなかった。なにか落ちている堅い物を使って、というのなら、分からないでもない。もっとも、そんな物は落ちていないようだったが。
暗闇と夜行性の野獣のしのぎ方
松明の作り方など、Wiki見ないとわからんというのでは、いろんな意味で駄目だ。私はズボラに楽しんでみようとしていたので、調べるといった熱心さは毛ほどもない。
ワークベンチを置く
こんな発想は自然に出てこない。木材4個で作業台が出来るのもナンセンスなら、右クリックで置くと1マス大のサイズにでかくなるのも頂けない。なんたって、材料の段階や手に持っている段階で、ずいぶん小さい物なんだゼ? それがどうして、特大の作業台になるのか、一般常識に反する。作業台でCraftさせなくてはいけない物と、自前でCraftできちゃう物の違いは何なのか。大きさ? アホらしい。
そんなわけで、一般常識とゲーム内常識とが上手く噛み合う印象を受けなかった。巧みなゲームは、日常の感覚を上手くバーチャル世界に取り入れているものだ。これを『ゲームの文法』と呼んでも差し支えなかろう。そういう法則性がはっきりしていれば、一から戸惑うようなことはない。理屈の捕らえにくい、少なくとも私の感覚とはズレている、ゲームと付き合うのは無理だ。特に、本腰を入れて遊ぶつもりが毛頭無い場合には。
追記: 「アカウントを譲ってほしい」という趣旨の秘匿コメントが来たが、そういうことはしない主義なので悪しからず。20日からβに移行して値上げするそうなので、欲しい方は今の内にご自身で購入されればよい。
物理的にみて、(プレミアム)アカウントを譲るという行為は、アカウント自体がメアドと紐付けされているので、扱いが非常に面倒である。したがって、どうしても代理購入が必要なら、Gift Codeをやりとりするのが賢明だろう。クレカが使えないといった理由の方は、知己にGift Codeを買って貰えばよい。私? 私はたぶん貴方の知り合いではないので、頼らない方がよい。
α版購入者は今後のUpgradeが無料だが、β版からの購入者はそうではないという。そんなわけでα版を購入してひと儲け企む輩が出ないとも限らない。当然、上乗せした手数料を要求してくるわけだ。実際にCodeが届けばまだマシだが、中にはドロンという連中もいるだろう。ご用心。
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