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バルダーズゲートIII(34)

※ネタバレあり

悲嘆の館編

女神シャー公認ダーク・ジャスティシアーとして、シャー教会「抱擁の修道院」の不浄を正すために見参した我らのシャドウハート。

プロジェクション(立体映像の身代わり)で読心を行ったヴァイコニアを見てミンサラが「あの一族は昔から卑怯者だった」と吐き捨てる。

案の定、信者が大勢見守る中で、スペリアマザー・ヴァイコニアは独断でシャドウハートを切り捨てようとする。

シャドハ「言ってやって! 私が如何にシャーに認められたかを」

説得か芸能でDC20に成功すれば、シャドハちゃんが如何にシャーズ・ガントレットを生還したか、如何にナイトソングを生け贄にしたか、を紹介できる。しかし、能力値ボーナスなくて、おまけにマイナス修正「あなたはよそ者-1」では、クリティカル20出せないと無理。

「そらごらん!」とドヤ顔でヴァイコニア。

しかし、シャドハちゃんに演説の時間を与え、看破に成功して、女神シャーから授かった能力のことを喧伝すればいい、と脳内通話で伝えてやると、並み居るシャー信者のほとんどが味方になってくれた。

リララー(L'il Alurl!)のかけ声と共に、闘いの火蓋を切るスペリアマザー。あれはドラウ共通なのね、ミンサラも突撃前に言ってたっけ。

クソ弱いヴァイコニアさん。ボスの中でたぶん一番弱い。このボス戦は雑魚の数で押される脅威なのだろう。その数すら味方に付けてしまったら、あとは火を見るより明らか。

そして、喪失の間で、シャドハちゃんを待ち受ける最後の試練とは……両親を差し出すこと。

女神シャーに記憶が奪われていたのは、このためだった。幽閉された両親の苦痛がシャドウハートこと本名ジェネヴェル・ハロウリーフに力を与えていたのだ。ふいに戻った記憶に戸惑うシャドハ――幼少の頃、森でオオカミに襲われたイメージは、娘を守ろうとする父を、シャー教団が組み伏せた場面のすり替えだった。その上、彼らが両親である記憶を欠如したまま、拷問して痛めつけることが、教団から与えられたシャドハの訓練だったのだ。

シャー「真に大事なものを差し出してこそ、本当の犠牲。現世での最後の未練を捨てて見せろ。

 訓練を思い出せぬか? お前はこの部屋に立ち、なぜこの二人に見覚えがあるのかを疑問に思いながらも、彼らを相手にいつも技を磨いていたではないか。

 彼らはよく覚えているぞ。情け容赦のない痛み。娘の顔をした者が行う拷問を。
 悪夢を終わらせてやれ。安らぎを与えるがいい。

 我のため、彼らを殺せ! さすれば、また記憶を取り除いてやろう。喪失こそが癒やし。
 ……そして、お前はついに、我が腹心となれるのだ」


シャーは両親を生け贄にさせることで試し、シャドウハートからその記憶を奪ってなおも使徒として利用するつもりでいる。

主人公(オレ)「おまえは女神ではない、ケダモノだ!」

シャー「どちらでもない。我は虚無、主のいない部屋、夢見のない眠り、影の中の影。我の妹が太陽を点(とも)すまで我に痛みは無かった。いま、汝は、我が抱擁に戻らぬ限り、苦しむ為に存在する」

「このために全身全霊を捧げてきた!」とシャドハ。

全てはオレの能力値判定にかかっている。DC25で思いとどまらせることができそうだが……ここもクリティカル成功以外では不可能だ。

コロコロ、すかンっ――しゅるるるるっ。振り直しできず、続行。

「私たちをセルーナイに召されるようにしておくれ、ジェン」と両親。

「あたしの名前はシャドウハートだ!」と彼女の激高した怒りが両親を打ち倒してしまう。

シャー「でかした。我が抱擁を拒み続けた彼らも、今や闇の中に永遠にある。これでお前は永遠に力を引き出すことができる」

大それた結果に、床に座り込むシャドウハート「まだ覚えている……」

シャー「忘れよ。忘れて、立つがよい」

立ち上がるシャドハ「感じる。この教会は私のものだ。シャーの軍団が、いつでも私の命令に従う」

主人公(オレ)「きみは両親を手にかけたんだぞ」

シャドハ「莫迦言わないで。私に両親はいない。あの死体とは無関係よ」

熱狂する信者達「シャドウハートこそ、夜の歌声! この命ある限り、つき従うぞ! おー!」

……シャドハちゃん、初めて話した時から、ヤバそうなコだなぁと思ってたけど、こうしてとことんまで上り詰めちゃうと、マジで病んでる。地方のカルト教団を顎で使える支部長になっちゃった。

「喪失の鏡」の正しい使い方もゲイルの魔法学で判明。記憶と引き換えに、女神が気まぐれに能力を授けてくれるという。記憶ってなんだろうな、XP(経験値レベル)かな?

このシャーとセルーナイの姉妹闘争は凡庸な設定のくせに、非常に巧みに活用されていて、シャー教団の恐ろしさに説得力がある――苦い経験を取り去ってフレッシュな気持ちにさせることで、まるで洗脳したかのように扱き使う。あくどい催眠療法だ。

イベントシーンのシャーの台詞が名調子で上手い。実によくできた脚本。(なお、日本語字幕はイマイチなので、ここに載せたのは私が原文を元に起こした脚色つきの要約)

ウィルと同様に、またもや自分か親か、を選ばせてくるが、ここはグッド分岐(闇の審問官にならない方)では両親を助け出すことも可能なのだった(ただし、DC20)。

「抱擁の修道院」は漆黒の抱擁をもたらしてくれる場所。「喪失の間」は記憶を消し、代わりに癒やしを得る場所。「悲嘆の館」は、苦しみを力に変えるために生け贄を差し出させる場所。などなど、イメージが凝ってる。
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[ 2024/02/20 01:23 ] RPG | TB(-) | CM(0)
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