Cobweb of にーしか

モデリング、海外ドラマ感想、洋ゲーRPG

ThanksGiving Dayの最初の収穫

パブリッシャがActivisionのPrototype、これまでは日本から購入できなかったと思うのだが…。どういうわけだか、今回のsteamセールでは50%オフでリストにある。何かの間違いだったとすると、後に買えなくなってはつまらない。チャンスは最大限生かそう。…ということで購入。


ヒャッホー! この開放感はやみつきになりそう。

物語はアレックス・マーサーという青年の回想で始まる。そもそも彼には事件以前の記憶がない。今の彼は超人的な能力を持ったプロトタイプなのだ。マンハッタンの町を走り回り、ビルの垂直な壁を駆け上って跳ぶ様子(適応性のあるパルクール)は、スパイダーマンのごとく。車をつかんで投げ飛ばす様子は超人ハルクのごとく。兵士をコンシューム(同化)すれば、その記憶を知ることもできる。X-MENのような超能力者を主人公にした海外ドラマでHEROESというのがあったが、それらの特殊能力をごちゃ混ぜにしたかのような主人公だ。

外見は形態変化(シェイプ・シフティング)のせいで派手だ。アレックスの遺伝子は変異しているせいか、始終ZBrushのZSphereのようなミミズ上の四肢に、脚や腕が瞬間的に取って代わられる。ハンマーのようになった両手で地面を叩いたり、戦車を潰したり。鎌状になった腕で兵士を八つ裂きにしたり。

ヨットパーカのフードを被った出で立ちで殺戮をする様子はAssassin's Creedのそれを連想させる。しかも中世の町並の屋根ならぬ、マンハッタンのビル街の屋上をもスプリントで駆け抜けられてしまうのだから、爽快感はもっと大きい(しかも、UBIソフトのご託を並べたインターフェースより、よっぽどプレイしやすい)。メモリーにアクセスする画面なんか、もうAssassin's Creedのパクリみたいなもんだ(とはいえ、Prototypeの方が実利面で抜きんでており、Assassin's Creedに感じられた無味乾燥で“白い部屋のSF”的な違和感は無い)。

序盤はPrototypeというタイトル(および主人公)のゲーム性をアピールする機会として割り当てられているのだろう、皆目易しいオブジェクティブばかりだが、「掴みはOK」な印象だ。これは久しぶりにアタリかも…。GTA IVに似たミッション構成で、合間には何をしても良いフリーローミングが入る。物語自体も、主人公が自らの謎を追跡していくスタイルなものだから、求心力がある。

予想される中盤~後半は、またもやウィルスのアウトブレイクによる『ゾンビもの』の展開らしいが、これだけ強力な主人公だけに、難度をどんな風に仕掛けてくるかで、このタイトルの評価が定まりそうだ。主人公の特殊能力に対応して解法やアクションを組み立ててきてくれれば、戦略性の余地があるわけで好感が持てそうだが、どうなるだろうか。楽しみだ。


アレックス・マーサーは死んでも死なない。なぜならプロトタイプだから。


ややグロめ。もう免疫があるので、私なんかは平気だが。ジョン・カーペンターのThe Thingのように同化して形態変化(シャイプ・シフト)する。


アレックス君、兵士になっちゃった。


このゲームも出てくる肉親は『妹』だ。ショートカットのダナ・マーサーは、可愛い系ではない。兄の“秘密”に何やら関係があるらしい。


ビルの壁を走って…


…跳ぶ、これが醍醐味だな、このゲームの。


どこかで見たような、『ここへ来い』アイコン。箱庭からして、GTA IVっぽさがあるような、無いような。
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[ 2010/11/25 20:03 ] アクション | TB(0) | CM(0)
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