Cobweb of にーしか

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Starfield 文句の1つも言いたくなるさ

総じて、あのBethesdaが作ったとは思えないRPG。全てが凡庸で、しかもユーザビリティが低い。これまでの経験値がすべてゼロになる呪いにでもかかったかのようだ――宇宙版Morrowindを初めて作ってみましたのレベル。この出来具合こそが、身売りしたゲーム開発会社の窮状を如実に物語っているのかもしれない。

・星系名、惑星名、都市名が全部別なので何がどこにあるのかまるで分からない。マップに記号しかないので、マウスでポイントしないと名前がポップしない。初めてRPG作ったわけじゃあるまいに。未だにこれ。頑固なラーメン屋のクソ不味い餃子みたいだ。例えば、スタートレックの場合、セティ・アルファVなら、セティ・アルファを主星とする星系の第五惑星だ。凄く分かりやすい。――この表記法はStarfield内でも存在するけれど入植済みの惑星は別名で呼ばれる。

・いきなり戦闘に放り込まれる。銃の腕(スキル)を上げる準備させてくれ。いい装備を買う時間と金もくれ。そんなの、あらかじめサイドクエストでいくらでも貯めればいいって思うでしょ? いやいや、それが寄り道のサイドクエストのつもりで進めていると、いつの間にか戦闘の流れになるんよ。何を言ってるかわからねーかもしれねーが。

・宇宙船いらないよね。星図からファストトラベルすれば、ロードスクリーンも一回で済む。こここそ、オープンワールドで技術的に解決して欲しかった。開発の初期段階で自社エンジンを刷新/改良、それが無理ならライセンス貸与を受けるべきだったでしょう。

・銃もそうなんだけど、重量もだよね。なんでもスキルゲットで解決できるからって、初期が非力過ぎるでしょうね。必要最低限は設定済みであって欲しい。

・お店はどこ? マップに関連するんだけど、戦利品を売りさばく店がどこにあるのか分からない。とっても不便。

・歩くのだるい。エリア制だからって、建物間の距離を大きく取っているみたいに見える。聞くところによると、一人乗りのバイクとかそういった乗り物はないそうだ。

・クエストは戦闘がシューター寄りになったせいで死ぬリスクが高い。死んでも直前からリスポーンできるけれど、雰囲気重視のRPGでそれはないだろう。要するに、初期クエストのくせにかなり戦闘の比重が高くて挑戦的。準備運動的なものを用意してくれていないところが、これまでとは違う。

・センサー起動中に何もできない。扉が開けられない。両立できても不都合はなさそうなのに。ビームカッターも発射できない?――アレ? これ、挙動がおかしいな。ビームカッターをあらかじめ保持していれば使える。そして、拳銃に持ち替えたはずなのに、センサー起動中に発射するとなぜかビームカッターになる。

・都市の中で宇宙服? 所持品→宇宙服を表示すると、下に「都市で宇宙服を非表示」があるんだけど、デフォルトではトグルしても何も起きない。普段着を着用状態にして、改めて(ヘルメットと)宇宙服を着用すると、トグルが機能する。ちなみに、バックパックを装備し忘れると、無酸素の環境に着いたときにいきなり体力が減りはじめる。自動で三点セットONにならない滑稽な仕組み。

・店、カネ、面白いクエストライン――この3つを早めに揃えられれば、軌道に乗ることができるが、今回はいずれも探し回らないと手に入らない。

 店(武器・アイテム販売)はどこに存在しているのか、空気すぎて見えない――バーしか目につかないぞ。カネは安全で実入りのいいクエストを見つけないと貯まらない。面白いクエストはなかなか見当たらない(面倒で退屈なものばかり)。

 Oblivion以降はメインクエストに関わっていれば、1レベルからでもそれなりに成長できたものだが、今回は銃撃戦を切り抜けられるかどうかにかかっている。ロールプレイ無視でリスポーンしまくって敵を排除するのならともかく、それなりに腕の立つキャラクターとして見事に処理したいのなら、準備が必要だと思う。なので、今作の導入部は(珍しいことに運命的な存在ではなく一般人なのに)最悪だ。囚人から始まった方がどんなにマシだったのかという。この古臭いゲームシステムには剣と盾以外にはマッチしない(盾なら防御ができるからね)。シューターのエイムなんてマウスとキーボード操作でもないとやってられないよ。

・あまりにも高所からジャンプして着地したら「脱臼」した。「予後」を即座に回復するアイテムは? 普通の回復薬はダメだった。火傷用も効果なし。ドクターに直行? (サバイバル要素のようなところが再現されてるみたい。肺炎や中毒は体験した。どちらも同じジェルだったけど。これはこれで興味深いけれど、あくまで細部だからなぁ)

・ニューアトランティスではメインクエストで行くロッジのエリアに(結構歩かされるが)OUTLANDという店(武器/装備品)がある。ところが、実は宇宙港のシップサービス員の隣の黄色い立て看板が「キオスク」で、売り買いできたりする――初見で分かるかなぁ?という例1。

・ブースターパックというバックパックを持っていないと空は飛べないものだと思ったら(スキルは要るようだ)、海賊を倒した辺りでベーシックブーストパックという機能が付属するバックパックを戦利品として獲得していたりする。なぁ~んだ。これも初見では気が付かないかもしれない。

・シップの倉庫を見る → 操縦席の左斜め後方にある壁面のパネルにアクセスすればいい。貨物室区画に立ち入るわけじゃない――初見で分かるかなぁ?という例2。もっとも、この件はクエストマーカーに従えば自ずと分かるが(表現が常識的ではない)。

・実績解除がおかしい? コンステレーションにもバンガードにも自由恒星レンジャーにも参加したのに、実績解除されてないな。クエストクリアと紐付いているのか? →うん、紐付いているようだ。クエストクリアと同時に自由恒星レンジャーの実績が解除された。

・ユーザーインターフェースどーよ? クソすぎね? Unityで作ったインディーゲームより酷いくらい。スキャナーから拠点ビーコンを設置することで拠点が作れるんだけど……「動力源を 動力カテゴリから を建設して動力を供給します」の意味が分からない。2番目の「を」が余計なのか。動力を構成する建造物を全種類配置すればいいということ? 簡単なことが意味の通らない説明になっている。

 日本語がおかしいのはともかく、Fallout4でも同じ事やっていたはずだが、こんなに理解しにくかったっけ? 先にデフォルトになっている抽出装置をポンポン配置してしまうと動力が足りないことになって、ソーラーパネルを1つ設置したくらいじゃ電源が足りない。なので、意味不明の説明が延々出続ける。別に送電線を張らないといけないわけじゃないようだ。UIは20年前のゲームみたいだ。それでも、拠点ビーコンを建設しただけでは拠点にならないのか? リストに出てこないぞ。クルーも割り当てられない? ワケが分からないな。電源スイッチはONにしても灯りがともらないし。この惨状を見る限り、有能なプログラマー、退社しちゃってるでしょ、これは。

 技術系の人的リソースが不十分で、それによる制約からこのようなエリア制、貧弱なUI・UXになったのだと思うな。Microsoft傘下になって辞めちゃった人が多かったか、MMOを開発しだした辺りで人員整理しちゃったのか。人海戦術だけは可能だから量としては増になったけれど、質を向上できる人的リソースが無かったのじゃないかな。どうにも見かけがショボいのはそういう原因だと思う。ついでにシナリオ担当者も三流だけになっちゃったんだろう。3Dオブジェクトはアウトソーシングで良好なものが揃うけど、エンジンも含めてコアがショボいとどうにもならない。

・どのクエストを進めても、行き着く先は敵の巣ばっかりだ。こっちはろくにスキルポイントを貰えてないってのに。お使いクエストを先に片付けないといけないのか? かなり窮屈な気がする。戦闘前提でキャラクターを強化しておかないと、この先つらそうだぞ。

・アクションだっさ。2023年のゲームとは思えない。ブーストパックでジャンプした時の、ジャンプジェットの推進力で浮き上がっているイメージとはまるで違うフワフワした感じ。ランク?だかが上がるとマシになるのかな。

・倒したモンスターはそのまま転がってる(懐かしいMorrowindの時と同じだ)。弾痕とか血糊とかないみたいよ。HAVOCだからラグドールがぴょーんと飛び跳ねる様子も見られた。別の場面だけど、人質解放したのに、まだ居たのには笑っちゃった。

・兵隊が通った後を辿りましょう。バットマンやゲラルトみたいな「足跡ハイライト」とかないよ! クエストマーカーのとこまで行って、「足跡が左に続いている」というダイアログが出て教えてくれるんだよ、分かれ道ですらないけどね! そりゃあ、どのRPGだってテキストによる処理は同じだけれどもさ。でも、雰囲気は大事にしていたよ。アーロイなら、かがんでわざわざ土を触って「この足跡は~~だな」みたいに。

・何でも戦闘で解決なので、弾丸が足りなくなるよ。お店で在庫を全部買い占めてから出かけるべきだったよ。

・これはちょっと酷すぎるな。開発力が足りなかったんだろう、新しいことは何もできてない。昔の中途半端な処理のまんまだよ。いくらなんでも、いまどき、この状態でプレイしなきゃいけないの? それともアルファ版? Fallout3の方がよくない?

・Cyberpunk2077に出てきたコーポはヤクザのように階級制で厳格な日系企業のイメージ。ネオンのリュウジンも全く同じ。彼らの頭の中では、日本のエリートサラリーマンは冷血漢で、市民に対して支配者のように君臨しているらしい。

・重役会議で椅子に座って前のめりになっている人物とは話せない。背中を椅子の背にくっつけた姿勢の時にだけ「話す」が有効になる。

・テラーモーフ。序盤の厄介なモンスターだと思う。スキルポイントと弾丸が足りないだろう。連れ歩いていたはずのコンパニオンは散り散りになって助けてくれなくなった。

・壁に画を貼るのも、分電盤を調べるのも、最後は鍵のかかった扉の向こうにあるみたいだ。EXPとポイントを稼ぎたいから、仕方なくお使いをしているのに、そのお使いにスキルが求められるのだから本末転倒。これまでの作品と違って、好き勝手に成長することができないな。

・本作のフロアは全て大きめに作ってあることから、MMOの素材として転用可能に作ってあるのだろう。ご存じのように、オープンワールドのシングルRPGであれば、必要以上に広く作らない。また、許諾事項にVRの項目があったことから、VR版を販売する計画があるとみていいと思う。今回、オープンワールド制ではなくエリア制で作ってあることも、MMO前提の仕様(またはそれらの転用)だと考えられる。計算尽くで古い設計を採用しているのだろう。

・Starfieldってもしかすると、新規IPのMMOとしてリリースする計画だったんじゃないかな? でも、Microsoft傘下になったことにより、Game pass向けの目玉シングルRPGが欲しいという要求でシングル専用になったのでは? いまさら路線変更できないからああなって、エリア制だし、フロアでかいし、歩くの大変だし、スキルもちっとも成長しやしない。

・そろそろギブアップだな。戦闘が単調なくせに数頼み。弾薬もメディパックもすぐ不足。序盤よりレベルもスキルもUPしたし、マンティスをクリアしたから大分マシになったはず。にもかかわらず、進展が鈍い。悪戯に長引かせるような展開ばかりで薄っぺらい。フリープレイMMORPGの、順路に従って敵を倒せば終了、の典型的なミッションだ。とても退屈で付き合っていられない。


――むかしと違って目が肥えてしまっているから、Starfieldのこの惨状では、とてもじゃないが満足できないなァ。様子見しようと思っていたCyberpunk2077 Phantom Libertyを予約購入してみようかな、という気になりましたよ。新味があって野心的で雰囲気のよいRPGが遊びたいもの。GOG.comでベースゲームを買っていたものだから、円安のいま、DLCのお値段は4386円くらいかな? 30ドルが4300円超だよ……円安なんとかしてくれよ、日銀総裁さんよ。
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[ 2023/09/03 02:49 ] RPG | TB(-) | CM(0)
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