90分プレイした時点での感想:
(操作はXbox 360コントローラ)
ポジティブな面:
Oblivionを念頭に置いた野心的なRPGであるらしいことがうかがえる。
グラフィックの表現がフォトリアルで、なかなか綺麗。
アイテムをバラして、他のアイテムのアップグレードに利用できる(クラフト)。
魔法システムがカード方式。組み合わせを変える事で、望みの魔法を実現できる。
主人公の顔を細かく設定できる(プリセットから選択方式だが、選択肢が多い)。
背後にこっそり忍び寄って、スニークアタックができる。
ネガティブな面:
チュートリアルを兼ねたプロローグが長過ぎる。
プロローグ~序盤は「どこへ行け、なにをしろ」ばかりで、ろくに自由度が無い。
序盤の屋外は、あぜ道で連結された場所で、比較的、規模が小さく見える。
逐次読み込みマップではなさそう(?)。一定の場所を通り過ぎるとロードが発生する時も。
戦闘前には『武器を構える』必要がある。結果として、ひと手間多くなり、咄嗟に反撃できない。
インベントリーの整理(アイテムの取捨選択)が面倒。
ロックピックが成功した直後、自動的に『開く』とならない等、ひと手間要求される箇所がある。
マップに目標が画鋲でいくつも表示されるが、高低差は目標をアクティブにしてみるまでわからず、目的地が意外と分かりにくい(特にオークの基地内)。
ヘルスの減りがフィードバックとして伝わってこない。いつの間にか削られて死亡する。
ワンボタンで出来るクイックセーブがない(オートセーブはある)。
背後からのスニークアタックができない状態が発生する事がある(バグっぽい)。
ここまでのまとめ:
良くも悪くもコンソール仕様(特にインターフェース)。
そこそこに前評判が良く、期待が大きかった分、(私の中では)今期ガッカリ度NO.1のRPGになってしまうかもしれない。
序盤を過ぎれば、自由度がもっと開ける…のかもしれない。
以下にキャプチャ画像で紹介。
外見は細かく調整できる。男性キャラのみ。顔面のデフォームはプロシージャルの一種だが、ひとつの要素につき、スライダは10刻みほどしかなく、プリセットの組み合わせで作っているに過ぎない。他の種族と性別はNetworkモード(MO)で使用できる。
プロローグが始まると、プリレンダ・ムービーかと見まがうが、ついさきほどキャラクターメイキングした外見のプレイヤーキャラクターが登場し、これがGRACE game engineによる描画だと知って思わず感嘆。
しかし、素晴らしいグラフィックすらも、ものの10分ほどで目に馴染んでしまう。そうなると、フォトリアルな反面、不釣り合いな箇所に目が行く。例えば…NPCとの会話中、身振りや手振りがいつも同じだ。5本の指がまるで接着剤でくっつけられているかのように、一揃いでしか動かない。顔の造形に比べて、腕の形や間接の曲がり具合が見劣りする。
コンソール仕様の最たる部分がインベントリーだろう。これほどデカいアイコンは久しぶりに見た。アナログTVユーザーのSD解像度への配慮なのだろうか。ちなみに、この“Hammer of Krol”というのはボーナスアイテム。ゲーム内からユーザーレジストレーションを行うとボーナスコードがメールで届く。プレイ中にポーズして“Enter Bonus Code”にそのコードを入力するとPCの所持品として現れる。
スキルツリーらしきものは、それなりに揃っている。Skills以下にあるアイコンの外側の列がカテゴリーだ。左上から、近接武器(ウォーリアー)、遠隔武器(レンジャー)、魔法(メイジ)。右上からアサシン、クラフト、一般。
序盤は次々と舞台が転換して物語も進む。反面、プレイヤーは順路に則って、地図の旗印の目的地へ向かい、NPCのセリフを聞き、また目的地へ向かって…の繰り返しだ。画面の地図には青い画鋲が6個ほど見えるが、実は高低差があって、Active Waypointにしないと、PCの位置より上なのか下なのかが表示されない。意外と戸惑い易く、不便だ。
クラフト。所持している材料(水平に並んだ大きな円3つの左端)で、現在の装備(同、中央の円)をアップグレードするか、あるいは装備品をバラバラにして材料にしてしまうか(同、右端の円)、選ぶことができる。
四角いポップアップは、アップグレードした場合の性能表示で、続行か否かを確認している。その場で行えてしまうので、カジュアルだ(専用のワークベンチや、道具類が必要ない)。
アサシネーション。背後からスニークで近寄り、表示されている通りに、Aボタンを押せばよい…はずなのだが…、この場面ではキャラクター同士の立ち位置に高低差があるせいか、実行時のインサートカットに切り替わらず、アサシネーションが出来なかった。
オークの基地(右下)周辺のマップ。あぜ道で連絡されている。道の無い平原を横断する事もできなくはないが、この舞台は起伏が激しく、面積も狭い。黄色い画鋲がテレポーターの場所。いわゆるファストトラベルが行える。この辺りまで物語(チュートリアル?)が一段落すると、プレイヤーの裁量で行き先(無駄な遠出)を決定できるようになる。
魔法。組み合わせられるという発想は面白いが、事前に準備しておく必要がある点と、ファイアーとアイスのような背反する要素を同時には利用できない点に留意すべきだろう。
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取り敢えずは前作の様なギガパッチ挟んでのパッチの嵐だけは無さそうな作りで安心はしてますが・・・
ただGothic 4でも感じましたが最近多いカジュアル化を間違った方向でしてしまった感は感じます。
ストーリー的に前作からどう繋がるのかと期待して始めましたが、また妹探しなのかと少しウンザリ(汗