
俺の造ったゆかりちゃんでは、表情モーフに「ウィンク」が存在しないことにお気づきの方もいると思います。純粋に工程上の理由からでして…… 説明いたします。
左右非対称のモーフは、表情を作り足す度にリセットされてしまうので、(今は)入れていない、というのが理由です。
blenderでも、シェイプキー(MMDでの表情モーフに相当)は左右対称に作ることができます。ところが、このミラーリング機能、ひと繋がりのポリゴンを想定したものであるようです。
マツゲや眉といった、独立した板ポリが存在する場合、近似座標の頂点がミラーリングされないという状態が時々発生します。これが発生すると厄介でして、せっかく左右対称に作っていた意味が一瞬にして消え失せてしまいます。
それを避けるために、オプションのXミラーに頼らず、ミラーモディファイアーで作ることが常になりました。blender標準では、シェイプキーの付いたオブジェクトにモディファイアーを強制適用することはできませんが、CM3D2用に作られた有志アドオン(*)で可能になります。このプラグインには「クイック・ウェイト転送」などの便利機能も備わっており、とても優れものです。
* Blender-CM3D2-Converter で検索してください。GitHubで公開されています。
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