無料のblenderを手に入れた者は、絶世の美女を作り出せるほどのパワーを持った創造主……となり得るのですが、絶世の美女を作りたいならば、どんな姿形(すがたかたち)が「絶世の美女」であるのかを理解できなくてはなりません。
※必要なら、絶世の美女を絶世の美男と読み替えてください。
絶世の美女とは――時代、あるいは文化によって移ろいゆくものです。江戸時代の浮世絵美人と現代のグラビア美女を比べて頂ければおわかり頂けるでしょう。
オタクの場合は、ここに「二次嫁」や「萌え」の文法が入ってくるので、事はそう簡単ではありません。
マンガ・アニメといった二次元での「ごまかす手法」または「平面ならではの不整合な形状」は3D CG(ここでは、立体視の意味ではなくて、ポリゴンで表現する手法のこと)ではあまり通用しません。3Dならではの誤魔化し方もあるにはありますが、それは描き手が何を求めているかによっても変化します。
CGIは確立してから日の浅い芸術で、無限の可能性を秘めており、技術の進歩によってまだまだ発展する余地があります。ARやVRといったMixed Rearityの方面や立体視において今後の進化が期待できるはずです。
さて、絶世の美女には黄金率があるはずです。古代ギリシアからそうした研究はなされてきました。ただし、ミロのビーナスの頃の黄金率は現代ではいささか古めかしいかもしれません。
自分の作った3D美女の中にも、黄金率は隠れているはずです。そのヒミツを解き明かすことができた暁には、真の美女が画面に降臨するに違いありません。
黄金率を追い求めていると、このような事態にも遭遇します。
どう調整していけば良くなるのかだんだん分からなくなってくる例(↓)

④から①へ修正を施していきました。間の②と③は違いが分かりにくいかもしれませんが、①と④の違いは判別しやすいのではないでしょうか。
こういった悩みは、作ったことのある人しか分からないもの。無料のblenderなら、誰でも挑戦できますよ。
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