ようやく、このDivinity II - Ego DraconisというRPGの本質が飲み込めてきた。2Dだった前作や外伝も、DiabloともBaldur's Gateともつかぬ、折衷された作風だったが、それは3Dになっても受け継がれたようで、Hack n Slash風味でありながら、Morrowindのようなクエスト三昧も出来る、見事なちゃんぽんに仕上がっている。まだ攻略中だが、ここまでの感想で寸評してみたい。
戦闘:
盾所持可能だがガードアクションそのものは無く、クリックでひたすら物理攻撃しまくるスタイル。Titan QuestのようなHack n Slash系を感じさせる作りだ。そのためか、インベントリーには、装備品と入手品の能力が比較できる等、一般化された仕様が踏襲されている。アイテムにも色付きのレアといった格が存在し、Charmというパーツで装備を強化できる。
個性:
前述のHack n Slashの持ち味と従来のRPGとを融合させた点が、最大の特徴。とは言いながらも、序盤のストーリーテリングとお使いクエストを終えると、強めの敵ばかりが待ち構えて、この核心がいささか唐突にあらわになるので、そうとは予期していなかったプレイヤーは大いにまごつかされるのではないだろうか。かくいう私もそうだった。