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blenderでモデリング、海外ドラマ感想、洋ゲーRPG、のことを綴ります

スタートレック:ピカード第7話「ネペンテ」

これまでのあらすじが未来のネタバレw 見てない場面ばかり出てくる。Amazon、やらかしちゃったようだ。すぐにも差し替えられると思われるが……

誤って配信/公開されたのは、たぶん第7話“Nepenthe”。

※以下ネタバレ

ライカー&トロイと再会するピカード。悪くないエピソードだが、脚本家は、過去に古傷を持つキャラクターを見せたくてしようがないらしい。

息子の名前がサドって。脚本家はTRPGの原作者Gary Gygaxか、指輪物語のトールキンか、アリスの作者チャールズ・ラトウィッジ・ドジソンにでも憧れがあるのだろうか。※供に架空の異世界や言語、設定におけるイノベーションで定評のある偉人。

サドを助けられなかった理由が、アンドロイド禁止令と関係がある……またもや、裏付け設定の為に人を殺す脚本。セブンの復讐心を表す為にイチェブを殺す。ナリッサ・リゾーの見せ場の為にヒューを殺す。派手な殺陣の為に、エルノアに元上院議員のロミュランを殺させる。暗示を掛けられたのでマドックスが殺される。

登場人物の誰一人として完璧にハッピーな者が居ない。スタートレック:ディスカバリーのシルビア・ティリーのような人物を連想させる存在が、アグネス・ジュラティだったが、オウ准将の仕向けた精神融合のせいで、それすら叶わない。

このドラマに出てくる人物造形は相当に薄っぺらい。前シリーズの借り物ばかりで、ほとんどト書きのような説明でしかない。とても安っぽい。貶める意味で引用されるラノベってのは、きっとこんな感じだろう。

データの娘ソージは、もはやレプリカントと形容した方が的を射ている。舞台設定や描かれるディストピアは、新三部作以降のスター・ウォーズのジャンゴ・フェットとクローンウォーで寝返ったクローン・トルーパーの関係だと捉えると、よりしっくりする。どこにもスタートレックらしさがない。

これまでは、善意の視聴者として、逆境のスタートレックを故意に作って、克服する登場人物を力強く描く、希望ある物語を脚本家達が目指しているのだろうと前向きに汲み取っていた。

しかし、スタートレックを壊そうとする原作レイプかテロリズムと考えた方が説得力がある。懐かしい俳優らを起用しても、まやかしを続けることは無理だ。

ヒューがナリッサ・リゾーの投げナイフで頸動脈を切られて絶命するのだが、24世紀ではすぐに医療処置を施せば死なずに済むだろうに。致命的な毒でも塗ってあるナイフなんだろう、きっと。

いずれにせよ、脚本家は殺し方と死ぬ美学に拘りすぎているのか、無駄死にばかり描く。演出上の理由で登場人物がポンポン殺されては目も当てられない。

第5話の感想では触れなかったが、ブジェイゼルは、セブン・オブ・ナインがかつてアニカだった時(*)に、二人の間にあった事実を仄めかしていた。これは海外の視聴者によると、肉体関係があったと読めるらしい。

VOYではチャコティー副長といい仲になっていたから、セブンにはバイセクシャルの気があるということになる。はて? セブンがアニカだった頃はかなり若かったと思うのだが、そんな昔から……? ファン創作の域を出ないような付け足しに、ため息しか出ない。

 * あぁ、ここは俺が誤解していたようだ。13年前の時点で(本性を知らずに)ブジェイゼルと関係を持ったということか。流行のLGBTに配慮した付け足し設定だろ? セブンがバイだとかは、むしろ、どうでもいい。主流がもっと酷いことになっているから。

ピカードとの会話で「人間性を取り戻そうと今も努力している」と言ったそばから、復讐心でプジェイゼルを蒸発させるセブン。この演出はやっぱり頂けない。セブンの努力は、そういう決心には短絡しないと思う。VOYはそういう作品ではなかったから。

そんなわけで、脚本は壊滅的に駄目だろう。出演者はお気の毒。
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[ 2020/02/28 08:25 ] 映画、ドラマ感想 | TB(-) | CM(0)
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