BioWareがAuroraエンジンで見下ろし型RPG作っていた頃の感じを思い出した。SW:KOTOR辺り。
ストーリー進行は、「狭いフィールドに閉じ込められるが、メインクエストを解けば次のエリアに行ける」というもの。ストッパー方式。
だから、メインクエストは並行して何本も……とはならなくて、末節のサイドクエストが細かいタイプ。お使いをやれば経験値が増えて楽になる。メイン一本を処理してさっさと次行くのもアリ。ただし、最序盤はないない尽くしだから、とても過酷――強い武器持ってない、仲間いない、固い防具もない、など。
戦闘はFPSの銃撃戦と近接武器のスイング合戦。開発は違えど、TESシリーズでお馴染みのもの。時間がスローになる間に照準してのヘッドショットは、Fallout4のV.A.T.S.よりもアクション指向。
会話が特筆して面白い。自然な流れになるように、細かい“繋ぎ”テキストが用意されていて、話題が逸れてまた戻ってくるようなセリフが選択肢に現れる。クエストの焦点だけは、いくつものセリフを通ってもブレず、結果は変わらないことの方が多い。雰囲気重視だね。そこが巧みなんだけど。今回は字幕が邦訳され、とても分かりやすい。
反してUIがイマイチ。インベントリーがやや扱いにくい。アイテムに関しても、同種類が見た目で判別できるようなデザインではなく、ごった煮風味のカオス。ゴチャゴチャっぷりが世界観と合う感じかな。
RPGとしては小品で、登場する世界観ほど壮大な作りではない。限られたカネや人的資源を、応分の箇所に充てたであろう、手堅い作り。Witcher 3: Wild Huntのような大作RPGと比べてしまえば見劣りする。
サイドクエストの依頼主が属する派閥からの信頼度が、向上する仕組みがある。
部下になるNPCに同性愛者が出てくる。昨今の流行。主人公には、その恋を応援するようなセリフが用意されている。プレイヤーとのラブロマンスではなく、NPC同士の恋バナを聞くハメになる主人公というのは新しい。
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