一ヶ月ほど前、MechWarrior 5: MercenariesがEpic Games専売になりましたよね。これはつまりsteam他での販売が寝取られ(NTR)たわけで……
Epicからの資金調達で開発期間の延長(とブラッシュ・アップ)が叶ったように読めるので、そういう裏事情なのでしょう。
実際、Epic Gamesストアでの日本円での値付け(5,180円)はこの手のフルプライスゲームにしては控えめです。ストアの取り分は12%。対してsteamでは30%だから、この辺が売値設定にも反映していると思われます。
購買者にはそう悪くもない都合では? Community Edition予約済みの人は裏切り行為と感じるかも知れませんが、全額Refundしてくれますし。MWO bonus contentをredeem済みの人ですら、Refundに応じてくれるという対応ですよ(しかも、bonus contentはそのまま残ります)。
ところで、Epic Gamesのクライアントソフトはsteamのそれと比べて低水準です。デジタルストアの他社も軒並みそうで、steamクライアントほどの高機能を持ち合わせているものはありません。
steamだけが、SNSとしてのプラットフォームにも重きを置いていて、分かりやすさと利便性がとても留意されていることが窺えます。掲示板(Forum)をはじめ、ユーザーお手製のガイド、披露したいスクリーンショットなど、コミュニティー形成に役立つ枝葉末節がクライアントから直に飛べるのはsteamならでは。後発がsteamに太刀打ちできない理由は、なにも価格競争だけではないのだと分かります。
例えば、Epic Gamesのクライアントソフトでは、ブックマークやお気に入りの類いがありません。せっかく専売で関心のあるタイトルが見つかっても、付箋を付けておく機能がないのです。これでは商機を逃すというもの。
この業界は――今回の件でも分かるように――未だに水物ですからね。ローカライズ絡みを含めたら、さらに注意が必要です。半年や一年も前から予約するなんてリスキーでとてもできません。ベータが終わって情報が解禁されつつある1、2ヶ月前に予約するのがせいぜいでしょう。そんなわけでブックマーク機能がないということはもの凄く不便です。
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