7月の契約価格は全般的に続落。原因は東芝メモリの停電(訳注:四日市工場のNANDフラッシュ製造ラインが、6月15日に発生した13分間の停電事故により停止した)。
日本政府による韓国への輸出管理は、ホワイトリストの最恵国待遇ではなくなったというだけで、他のアジア諸国と同等になっただけであるから、ほとんど影響を与えない。
2017年11月以来、長期的に底値まで落ち込んでいたウエハーは、停電の影響でサプライヤーによる引き上げがあり、平均販売価格はすでに15%回復した。8月もこの傾向を受ける可能性があるものの、7月ほど劇的ではないだろう。
eMMC/UFS(訳注:スマートフォン用のストレージメモリ)の契約価格は6月にほぼ合意済みで、ピークの需要が米中貿易紛争の影響を上回ることなく低調に推移した結果、契約価格は約5%下落。低容量製品の価格はわずかに上昇する一方で、それ以外は横ばいの見通し。
クライアントSSDも以前に合意した契約価格の影響通り。市場の在庫は依然として高いため、3Qでも依然として10%近い減少。ただし、サプライヤーの在庫は4Qでより健全なレベルに低下すると予測され、価格の安定化と下落防止に貢献。
エンタープライズSSDについては、東芝とWestern Digitalがこの市場で大きなシェアを占めていないため、影響はほぼナシ。米中貿易紛争の影響で契約価格は3Qで少なくとも15%下落。停電の影響は4Qに現れ始め、サプライヤーの在庫がより緩やかな範囲内に戻るにつれて、価格の低下が抑えられる。しかし、サーバー分野での激しい価格競争のため、エンタープライズSSDの契約価格はわずかに低下すると予測。
TrendForceの見立て:ウエハーの価格は最も上昇したものの、市場に占める割合はかなり低かった。それに比べて、SSDとeMMC/UFSは、NANDフラッシュ市場の80%近くを占め、下落率は5~15%。NANDフラッシュ市場全体の価格は3Qで下降トレンドのまま。
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Author:英二鹿(はなぶさ にしか)
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