個人ユーザーであるオレのところにも、旧Verを使い続けられない旨の通告が来ました。
大手一社独占になるとよく起きることです。CAD系のAutodeskしかり、ビジネス系のMicrosoftしかり。支配している企業が行った方針変更に対しユーザーは泣き寝入りです。
Photoshopの旧い32bit Versionでないと、手持ちのTWAIN仕様スキャナーの機能が制限されてしまいます。Photoshopのアプリ自体も、新Verは携帯端末対応仕様のためか使い勝手が著しく悪くなっており、PCでなら旧Verの方が使いやすいのです。
今回のやり口は法的に問題があると思われますので、Adobeからの誠意ある対応を待つしかありませんね。
詳しくは: 「CS6以降のアプリがいつでもすべて使える」という売り文句のAdobe CCが、事後報告すらなく過去のアプリが使えなくなった件
https://stocker.jp/diary/adobe-cc/
Adobe CC、旧バージョンのダウンロード提供を突如終了。ユーザーには旧バージョン削除促すメール送信
ユーザーからは月額を徴収して、権利使用料を払っていなかった?
https://japanese.engadget.com/2019/05/14/adobe-cc-2/
AdobeがCreative Cloud内のPhotoshop・Premiere等の一部旧バージョンを認定除外、「第三者からの権利侵害を主張される可能性」
https://gigazine.net/news/20190513-adobe-creative-cloud-previous-version/
個人ユーザーはどうするべきか? ま、解約ですかね。仕事でないなら、使い続けることによる不利益(訴えられるリスク)は実現しないように思えますけれども。係争事由の結論待ちでしょう。和解してくれるか、ソフトウェアから権利問題の機能を分離してくれればなんとかなりそうですが。
こんな勝手なことを、周知せずに企業の一存でやられるのはたいへん迷惑だ、という意思表示で解約してやるべきです。
問題なのは、年契約の場合、途中解約だと残り月分の50%の金額が違約金として請求されるってくだりです。勝手にサービスを事前告知無く変更したくせに、違約金とは片腹痛いですが。消費者庁案件、間違いなしでしょう。
代替ソフトは、写真レタッチ用にはAffinity Photoを使ってみて、それ以外はClip Studio Paintかなぁ(EX版にアプグレしてあるし)。テクスチャ作成はPhotoshop一本でやってましたけど、よく使うのはスタンプ機能と色調補正とぼかしフィルタくらいでした。GIFアニメ化機能も便利なので、ブログ用にはよく使ってましたっけ。
Adobe After Effectsはまだ使う段まで行っていなかったので、幸いだったのかな。事由が解決してから、動画制作に必要なら契約することになるのかもしれません。こうなると、blenderで全部やってしまうのがいいように思いますね。
Blackmagic DesignのFusion 16無償版を試して、良かったらFusion 16 Studioを購入するのがいいのかも。
出版業界は一丸となって契約違反だとAdobeを提訴しちゃえばいい。映像業界は他ソフトへさくさく乗り換え。長らく君臨したAdobe帝国も、とうとう沈没の風が吹くということで……。
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