※プリーツとはスカートのひだのこと。
十羽野高校制服スカートのプリーツの数をスクリーンショットを元に調べてみる。正面から見たところ、10と数えることができた。
左端はプリーツのおしまい、右端はプリーツの始まりとみることができるから……前に9、後ろに9と判断できる。全部でプリーツの数は18だと思われる。
つまり18セットの山/谷をつければいい。
blenderでどうやって作れば効率的だろうか?円を作り「チェッカー選択解除」で頂点をギザギザに回転させる、という手がある。
しかし、スカートが付く胴体はそもそも真円ではない。真円を押し潰して変形するとプリーツの幅が均等で無くなってしまう。
そこで、モディファイアーの「配列複製」と「カーブ」を使ってみる。
①プリーツ(山と谷)を一セット拵える。
この時点でUVも作っておくと作業が捗るだろう。

②上で拵えたプリーツに対して、モディファイアー「配列複製」を追加する。

定数で指定する「数:」の値はプリーツの数。今回は18。
この際、複製されたプリーツが互いに繋がるように、プリーツの山部分が端を飛び出さないように調整する必要がある。

③オブジェクトモードで「カーブ:円」を追加する。
これを胴体に見合う楕円に変形し、拡大縮小を「適用」しておく。

④配列複製したプリーツのメッシュに対して、モディファイアー「カーブ」を追加する。

オブジェクトに「ベジェ円」(③で作った「カーブ:円」のこと)を指定。
⑤円の大きさを拡大縮小し、18個のプリーツで円周がぴったり埋まるようにする。

※ただし、ノーマル(法線)もろとも面が裏返ってしまうので、これを見越して使える形状にするべく、①に戻ってプリーツを修正しなくてはいけないようだ。
なお、スカートのプリーツは正面中央に平らな部分が来る。このままではその位置にひだが来てしまう。
そこで、①のプリーツのメッシュをX軸に沿って移動させる。すると、プリーツの開始点をずらすことができる。正面中央にプリーツの平らな部分が来るようにすればよい。
以上でスカートの素体のできあがり。モディファイアーを適用させてから、プリーツのメッシュを調えていく。
スカートの下端を拡大して裾拡がりにしたり、ループカットを付けて稜線を整えたりすればいい……のだが、残された問題があることに気が付く。「配列複製」のための案配で、プリーツの段差が充分に重なっていないのだった。
とりあえず、楕円上の均等な幅だけは再現できているので、ここにもうひと工夫なにかを考える必要がある。
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