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NieR:Automataの言いたそうなこと

ニイチャンのイタい演出は置いといて、[現在2周目の私が]アダムが生まれる場面で受ける、作り手が遊び手に分かって欲しそうな物語を推測すると:

月面人類会議から指令を受けるヨルハ部隊に属する主人公(のアンドロイドたち)は、人類と機械生命体とを相容れないものとして当然のように考えているけれども、それは灯台もと暗しかもしれないね。

機械生命体は、人類の文化に感染して言葉を発するほどになり、さらに卵を割るような案配でアダムを誕生させることもできる。(本当は既に死滅しているかもしれない)人類の再生に貢献しているのに、それでも、それに気がつかないか、気がつかないフリをして機械生命体を破壊しようとする2Bと9S――9Sは2Bに、明らかに台詞で無視するように諭している。それに気がついたかな?

あげくは「ニイチャン」思いのイヴがぶちまける感情に触発されて(あるいは、元々存在するアンドロイド同士の親愛を否定しなくなった)2Bが抱いていた大切な存在としての9Sへの感情は、(9Sを看取らなければいけないAエンド場面において)皮肉にもニイチャン思いのイヴと同じになったんだよ。

2Bはイヴを殺してしまったけれども、9Sへの親愛の情と、イヴがあれほど発散させていたニイチャンへの思いには、どこか違うところがあったのかな?

2Bが9Sとのひととき一緒だった記憶がなくなることを、そのときは死と同様に捉えていたみたいだったよね?

――という具合に、似たものが似たものを殺し合う悲劇、とでも言いたかったのでしょうかね。

それにしては、不十分に感じるし、ちょっとチグハグさも残るんだけれども。その辺はゲームを遊ぶ対象年齢層(中学~高校生?)を考慮して、彼らが馴染んでいるであろう既存のメディアの表現に寄せた……つもりでいるんでしょうねぇ。だから、大人が遊ぶと幼稚に感じるし、物足りない――少なくとも、作り手が莫迦だから、こんな下手なんだ、という思考ではないので。

逆に言えば、青少年はたぶんもっと既存の枠に囚われない理解力があるはずなんで、「このくらいなら分かるよね?」という風に侮った作りでいると、あとで痛い目に遭うでしょうね。
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[ 2023/03/22 14:11 ] アクション | TB(-) | CM(0)
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