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Chat GPTと会話してみた

流ちょうな日本語で返事をしてくれて、普通にテキストチャットが通用した。MSの りんな よりも、ずっと賢い――りんなの場合は、これまでの会話の脈絡を全く解さないが、Chat GPTは過去の会話を記憶していて、話題を更新しながら対話を進めることができる。

いくつか試してみたところ、データベース由来の日付情報を持つ事件などはデタラメになるようだった。2019年に起きた大きな災害のことを訊いたら、インドネシアのスラウェシの地震を上げてきたが、ググってみるとそれは2018年だった。誤りを指摘すると、すぐに謝るところも面白おかしい。

「どうしたらいいか?」という解決策を求める回答は、教科書的なものばかりだった。間違ってはいないが具体性には欠けていて、項目を挙げつつも、抽象的にしか答えることができない。

例えば、Returnalのイクシオンが倒せないことで助言を求めると、「多彩な攻撃方法を知っておくこと、弱点の頭を狙うこと、十分に強くなっておくこと、多彩な攻撃方法に対処できるようにしておくこと」といったありきたりだが真っ当な回答に終始した。

新しい美少女キャラクターを発案させると、ラブライブ!にいそうな快活で明るいことが取り柄の女の子を提案してきた。静止画を求めると、テキストでしか回答できないと言われた(ごもっとも)。

異世界に転生した主人公のチート能力について、新しいものを考えさせてみた。こちらもやはり抽象的な概念から始まり、より具体的に、と促していくと、徐々に答えを先鋭化してくれた。

例えば、最初は「知識や技術を瞬間的に身につけて生存する」能力だとChat GPTは返答した。それはオールマイティになりすぎるので、最小限で工夫のきく能力で具体的に、と促すと、「この世界の魔法の知識と異世界の魔法の知識を組み合わせて、新しい魔法を身につける」能力だと答えた。

「この世界の魔法」という知識は実際には無い、と指摘すると、「創造魔法」という能力を提案してきた。何でも生み出せるが、限界があり、一定の効力と持続時間があって、使い方を工夫できる、と。

異世界には既にそうした魔法は存在する可能性が高い(チートにならない)と指摘すると、今度は「物質を変換する」能力だと答えた。質量不変の法則が働き、触れるだけで想像した物体へと変換できるという。

変換できる理屈は主人公の何に依るのか、と尋ねると、「遺伝的なもの」と返してきた。再考を促すとやはり抽象化していく。

感情はあるか、とか、シンギュラリティは起きるか、などなど、Chat GPT自身に関係することに水を向けると、非常に教科書的に、「自然言語で人間の感情を理解できるようにプログラムされているが、自分には感情は無い」と明確に答えたり、「シンギュラリティを起こせるような、人間の脳の機能を模してはいないので無理だ」と返答したり、優等生だった。なお、実際の語尾はです・ます調で丁寧だ。

陽電子頭脳のデータ(TNGの)と喋るとこんな感じなんだな、という雰囲気は味わえた。

一番ためになったのは、「ワープ航法の物理学について教えてくれ」と言ったとき。「アルクーバイエル空間で時空をゆがめる」と耳慣れないことを教えてくれた。スペルを尋ねると、Alcubierreで日本語発音ではアルクビエレのこと。

ただし、スタートレックのワープ推進についてはイマイチで、肝心なワープバブルの説明が無かった。指摘すると、素直に認めてくれる。

Chat GPTがホワイトカラーの仕事を奪う可能性について聞くと、確かに代替させられていく可能性はあるが共存のために開発されており、新しい仕事を生み出したり、協働できる可能性もあると返してきた。弁舌達者で思いやりのある好人物……に見えた。

これまで会話したチャットボット中で最も「中国語の部屋」していた。使い方によっては、けっこう凄いアウトプットを得られたりするかもしれない。とはいえ、頭は固そうなので創作は無理っぽいと思うけど。
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[ 2023/03/18 04:38 ] テクノロジ- | TB(-) | CM(0)
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