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[ 2019/12/31 23:59 ] カスタムモデル | TB(-) | CM(0)

スタートレック:ディスカバリー、アリやナシや?

全二シーズンとショート・トレック短篇をお終いまで鑑賞。ミステリ小説に喩えるなら、事件が惨憺たる結果に陥って、それでもなお、探偵が名推理を披露したことによって突破口が開かれて、あれほどの難事件が無事解決できた! というような内容だった。

一言で済ますなら、派手でエモい。SFというのはある種、理屈の積み上げで逆転――先の例で言えば、名推理――する筋書きがある。ゆえに、前半のヒントから、クライマックスの逆転劇を推理する愉しみがある。ともすると、理屈の飛躍がSFだけに突飛で、「その材料から、そんなことが出来るなんて思いもしなかった」ということもある。これは、未来技術的な裏付けをあらかじめ知ることができないせいだ。

「球体に遭遇したときの周波数を再現して○○の周期を人工的に早める」とか「胞子ドライブを起動させたままにして○○ネットワークの中に居続ける」とか。70年代パルプフィクションのスペースオペラを読んでいるような荒唐無稽な感じだった。

都合のよい荒技を光らせるために、整合性は特に重要視していないようにも受け取れた。ニューエイジっぽい発想もあるせいで、科学考証となるべき基盤すらない。道具立てがフィクショナルなので、深く考えたら負けだ。

ここまでが「派手」の部分。エモいに関しては……SFは割とドライな論理思考が採用され、終始落ち着いた調子が多い。人間ドラマは、弁護士ドラマの法廷シーンのようで、“全米が泣いた”のような感動巨編とは距離をおいている。「どうだい? 感動するだろ?」と見せびらかすような演出よりも、「なるほど、そういうことか」と、地味に響いてくるタイプの仕上がりになりがちだ。スタートレックという作品は、どちらかと言えば後者に属するものだと理解していた。

ところがスタートレック:ディスカバリーでは、主人公は英雄でありつづけ、その行動が他者へ伝播し、一丸となって物事に当たる。惑星連邦やその憲章、思想が理想論として機能すべきだとは思うのだが、一連の主人公達が危難を乗り切った先に待ち受ける運命を、いとも容易く一致団結のもと、受け入れてしまう。どうにも、こういう筋書きは苦手だ。

オリジナルの「さらば宇宙戦艦ヤマト」もやはり自己犠牲により他者を救う結末だが、あの沖田艦長が「古代、君にはまだ命があるじゃないか」と、特攻を諭すくだりから、「これの意味するところは別のものに違いない」という拒否反応が湧いて後味が悪かった。

スタートレック:ディスカバリーにはそういう雑味は上手く調理されて見えてこない。あくまで崇高な目的のため――全知覚生命体の末路を救うために、レギュラーメンバーらが進んで犠牲になっていく。犠牲と一口に言っても、(カトリーナ・コーンウェル提督を除き)命を落とすのではなく、現在には帰還できない片道切符の旅というだけだ。一人なら旅先で孤独に陥ってしまうが、仲間が居れば、それなりの村社会として機能できる未来がある。

ドラマの作りとしては優等生過ぎるのだ。英雄たろうと努力する姿には、幾度も挫折があり、紆余曲折を経て己を取り戻していく――確かにそこが見所ではあるのだが。現実で生活している私たちを重ねるには、あまりにも貴い。「ピカードやジェインウェイなら、こんな時どうするだろう?」両者とも、片道切符の旅へ仲間を誘うような境遇には、幸いなことにならなかった。だからこそ、比喩が利く。

「永遠への旅」で第1シーズンのピカードは出会ったばかりのクルーを勇気づけて裂け目へ特攻を図った。それは勝算あってのことだ。ジェインウェイも時空侵略戦争で特攻したが、左に同じ。生き別れにはならない! 

最初の頃、ピカードはQに翻弄されて間違った判断を下してしまった。老人になったピカードはイルモディック症候群で正気を失ったただの老いぼれにすら見えた。完璧な者など居ない! 語り口は稚拙だったかもしれないが、普遍がTNGにある。

スタートレック:ディスカバリーには普遍性が残念ながら乏しい。皆がマイケルのようにはなれない。ピカードを志すことはできるかもしれないが。

TOSのスポックが人間の中で孤立したのは、感情を捨て去るヴァルカンだったからだ、という筋立てには普遍性があった。それはTNGのデータのケースでも通用した。

マイケルはその育ちから半分はヴァルカンも同様で、既に十二分に理知的である。そのくせ、感情面もTOSのスポックとは異なって、恋愛こそ未体験だったが、愛情表現には不自由しなかった。マイケルの判断力、決断力には舌を巻く。その有能さ、即応力に親近感は湧いてこない。さらに、ストーリーに都合のよい駒としての働きが強すぎた。

運命的な筋立てはドラマティックであるばかりか、普遍性を遠ざけてしまう。感情移入しやすいのは、むしろ、ケルピアンのサルーのような脇役だ。ティリーは、視聴者代表の“一般人”として共感を呼んだに違いない。二度目の命を授かったカルバーが自己を見失って恋人を敢えて避けてしまう描写も、現実に通底するものがあった。

以上がエモいことの理由だ。過剰なエモは私の好みでない。
[ 2019/12/29 17:15 ] 映画、ドラマ感想 | TB(-) | CM(0)

Pmx Editorで読める .xファイル の作り方

blender
 .OBJとしてエクスポート(設定:そのまま)
              前方:-Zが前方
              上:Yが上
              ☑選択物のみ

メタセコイアLE

 .OBJを開く:
      拡大率1.0
      座標軸デフォルト(Yが縦、Xが横右、Zが手前)
      ☑マッピングのV方向を反転
      ☑近接頂点を接合

   ※メタセコ上では鏡像になりますが、そのまま「名前を付けて保存」

 .Xとして別名保存:
      拡大率1.0
      座標軸Direct3D(Yが縦、Xが横右、Zが奥)
      ☑法線(スムージング)
      ☑UVマッピング

   ※「左右を反転する」にチェックしません
[ 2019/12/25 05:04 ] カスタムモデル | TB(-) | CM(0)

ちょっとずつ進展しているよ

[ 2019/12/25 05:00 ] カスタムモデル | TB(-) | CM(0)

スクールバッグ(2)

ほぼ完成
Y_schoolbag1.jpg
Y_schoolbag2.jpg
Y_schoolbag3.jpg

[ 2019/12/25 04:36 ] カスタムモデル | TB(-) | CM(0)

スタートレック:ディスカバリー

評価が割れているという前情報だけで視聴を始めた。某男性アイドルユニットを扱った番組のせいで無料体験がなくなってしまったと噂されるNetflixで視聴。

……想像以上に面白かったので、俺は支持派に回る。

これまでのシリーズとは打って変わって何もかもが違う。ところが、エッセンスは上手く取り込まれていて、いろいろな思惑が伝わってきた。

造形の異なるクリンゴンは、カノン(聖典)の書き手が変わったのだと喩えることができる。誰でも自分の筆のクセ――描写をする際の感性の違い――というものがあるものだ。だから、見かけの違いは、文章で言うなら「翻案が違う」という解釈で受け取れる。

TNGのあたりから、クリンゴンは主要な臓器が二つある、死ににくい構造という設定になった。外見的に感じさせようとするのなら、あの改変も理屈に見合う。大柄な体躯はもとより、二重の鼻の穴、特徴的な額が自然に融合して落ちくぼんだ目など。怪物的に見える必要性もデザイン変更の理由なのだろう。

メカデザイン上の差異は、おそらく、商業主義的にリブート版映画と違和感のない範囲に収まるように調整されたのだろう。画として出てきたことのないアキラクラスみたいなシンジョウは、ブリッジが下方にあって個性的だ。ENTに出てきたエンタープライズをも連想させる。

主役船のディスカバリーは、純粋に記号としてのデザインから作られたのだろう。オープニングで如実に表されるシルエットが象徴的で、胞子ドライブ起動時に回転する船体は外連味溢れる演出上の理由から出来ているとしか思えない。

肝心の内容は、明らかにトレッキーが作ったに違いない設定がてんこ盛り。テクノロジーの設定が23世紀、24世紀ごちゃ混ぜにも思えてしまうが、ビジュアルとして既視感のある(通底する)ものを利用しないのはもったいない、という作為が優先されているのだと思われる。

筋書きは、映画「カーンの逆襲」で見られたような活劇スタイル。スタートレックには実に様々なスタイルがあり、例えば、TNGの一話完結タイプがオーヴィルに受け継がれている。TOS時代に遡ると、カークが女と見れば口説くことに目をつぶれば、当時としてはかなり斬新な(とはいえ、決して画面映えしない)舞台劇のエッセンスがあった。そうした趣向を、現代的な作風で強く遺そうと画策しているのが窺える。

理想社会における「調査任務」や「未知の発見」は、「挫折を乗り越える個人」と「共生する世界」のテーマで進化されていく。

かつてENTが担おうとしていた新しいドラマはご存じのように成功しなかった。脚本が悪く全体の構成が付け焼き刃だったからだ。「スタートレック:ディスカバリー」はその点、違う。構成ありきで練られていて、長大なパズルのピースとして作用するようにエピソードが丹念に積み上げられていく。

カノンで描かれていなかった「クリンゴンとの戦争勃発」「クリンゴンの遮蔽技術」などが、ファンなら一度は言及したであろう特記事項として、巧みな語り口の中で材料となる。

なにより「物語として」主役が強く際立っている。ご時世に合わせて女性主人公だが、男性視聴者なら、(マーベルヒーローのように)男性バージョンで見たくなるような熱いものだ。

ご多分に漏れず、類型は「一回失敗した英雄」もの。そして、奇特な船長の「寄せ集め」部隊。

さらに、現代を感じさせる「量子力学のエンタングルメント」がSFテイストとして活用される。広大な銀河は宇宙菌類のネットワークによって繋がっているのだ! 「砂の惑星DUNE」の思想にも近いものだろう。

TOSでは息抜きのように盛んに出てきたミラーワールドすら、「多元並行宇宙と胞子ドライブ」の理屈から導き出されていく。

テラン帝国の軍人をイミテートするうちに、主人公は、自分の良心が屈してしまわないか不安になっていく。この心情はまさにHBO作「ウエストワールド」の出発点だ。人間が何をしても許されるテーマパーク、それがウエストワールド(ホストにとっての悪夢=ディストピア)であるのだから。

かように、視るにつれてトレッキー魂が炸裂していくし、近来稀に見る豪奢なSFとしても仕上がっている。発想としては、やや古い70年代ニューエイジを匂わせるものだが、「量子もつれ」や「地球環境悪化」によって、むしろ現代に相応しい「ガイア仮説」に落ち着くものとなっている。視聴者にある種の覚醒を促し、オーヴィルとはまた一味異なった啓蒙で気持ちよくなれる。
[ 2019/12/23 23:57 ] 映画、ドラマ感想 | TB(-) | CM(0)

スクールバッグをつくろう!

大きさはこのくらいかな?
Yukari_Schoolbag.jpg
Yukari_Schoolbag2.jpg
このままだと「何が入ってるの?」ってくらいに膨らんでるので、体のカーブに合わせて凹ませたりしないといけませんね。持ち手も肩に合うように。

中身の重みやぶら下がったときの歪みを再現することが目標です。なので、鏡像で作る必要はなくて、雑でかまわないから、それっぽい形状を捉えることに主眼を置きます。


ところで、VOCALOMAKETSさんの「誕生祭記念・公式生放送」にて、たくさんの力作に交じって、拙作の静画が4枚ほど拾って頂けてとても嬉しかったです。流れていた楽曲も含め、みなさんの「ゆかり(andあかり)愛」が伝わってきて良い感じでした。当方は「今年もクリスマスは中止」なので、なによりのプレゼントでした。
[ 2019/12/23 05:03 ] カスタムモデル | TB(-) | CM(0)

とりあえず完成したよ(公開中)

テクスチャとかもっと凝りたいんだけどなー
Yukari_JK_1219.jpg
何らかの静止ポーズで見せたい場合はファイルを加工しないとアカンのね。blender上でAスタンスしているキャラクターに、MMD Toolsで.vpdを読み込んでから、デフォルトポーズにした上でExport。表情もBasisにしておかないといけない。
.fxファイルは適用できないから、MMD上との見た目と違う。

PMXファイルの対応につきましてを読んだけれども、対応あんまりよくないし、あれからほとんど変わっていないのな。
[ 2019/12/19 09:52 ] カスタムモデル | TB(-) | CM(0)

MMD姉ヶ崎寧々(二次創作)――固定記事

俺が造りました! 見てね!


[ 2019/12/01 23:59 ] カスタムモデル | TB(-) | CM(0)
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