細々したところを調整しています。
+ 涙シェイプキーを調整
別記事で書いたようなあらましで、閉じ目時のtearシェイプキーの位置や形を整えました。マブタが閉じた状態と開いた状態では目の下端の面積が変わるわけなのですが、頬に流れている涙の筋まで位置が動くのは見苦しいことでしょう。
目がパチパチする度に、涙の筋がパコパコ上下に動くわけですから。そんなわけで面積の違いが目立った動きに繋がらないようにシェイプキーを作らねばならないわけです。普通は手間なのでオミットしてしまいますが、今回は手直ししました。
+ エディット画面のアイコンを追加

たとえ自分しか使わないとしても、ここをきちんと作っておくとノリが違います。
+ セットコスチューム設定を追加

十羽野高校制服の夏/冬をそれぞれ一発でセットできるようにしました。靴下と靴は既存の流用ですから、特定すると非所持の場合に困ります。なので、トップスとボトムスのみに。
+ 「引きつり笑顔」専用のシェイプキーを用意

表情「引きつり笑顔」は、「口角を上げる」+「左口角上げ」で合成されています。生憎と寧々さんヘッドでは口角を構成する頂点の位置が悪く、ある頂点を大きく移動して実現している都合上、この二つが密に合成されてしまうとポリゴン・サーフェスが破綻してしまうのです。
次善の策として、合成されて出来上がる理想型のシェイプキーを新設しておき、ヘッド用の_i_.menu内記述「blendset 引きつり笑顔」で、それを指定することで解決しました。
追記: 引きつり笑顔のまま喋るシーンがあり、どうやら合成される元シェイプキーのクチが閉じたり開いたりするところを活用しているようです。なので、この専用シェイプキーだとクチを閉じることができません。
ちなみに模型雑誌で普通に使われている「フルスクラッチ」という言葉。英語的にはおかしいです。名詞ではそもそも別の意味ですし、形容詞でようやっと「寄せ集め」の意味になります。from scratchで「ゼロから」なので、フルとかパーシャルとかはありえません。今日ではIT用語でも使うみたいですが、初出はガンプラが初めて流行った頃の模型雑誌だと思います。フルスクラッチ・ビルドという語がよく載っていました。つまり、和製英語ですね。
+ 頬紅
mugen色用テクスチャに頬紅を軽く乗せることにしました。位置が悩み所。原典通りだと、目の下から頬にかけてとなりますが、COM3D2がトゥーンシェーダ寄りということもあって、原典とは見た目の印象が異なります。クマみたいに見えてしまいそうなんですね。
mugen色はグレースケールで、ゲーム上の色指定の影色で紅色が定まります。そして、同じ影色が外耳表現の線色にもなります。紅色が茶系統色になるおそれが強く、濃く現れると違和感となるでしょう。適度な薄さと面積が求められます。
なお、頬染めは3種類使うことにしました。以前、「頬染め1を使わない」と書きましたが。