Cobweb of にーしか

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Dragon's Dogma: Dark Arisen

ピップ「覚者ってのは弱い者の味方だと思ってたのに」

最終的には輪廻からの解脱を強制される某覚者さんですが、これほど俗事に介入しなければならないとは皮肉ですね。

主人公たる覚者さんは、ドラゴンに奪われた自身の心臓を取り戻すために冒険を開始しました。なにも世界を救おうとか、そういう大志は抱かなかったのです。そもそもは。この世に災いをもたらしているというドラゴンを倒すことで心臓が戻るかもしれないので、目的が一致したに過ぎません。

ポーンに関しては、リムに認められた者として、来たるドラゴンとの戦闘に備えて雇うことが許されました。

領都では覚者というネームバリューによって、一時の権力者に過ぎない領王から竜征の任務に駆り出されました。大衆操作の一助に利用されたクチです。

そして、覚者さん本人はダークアリズンの人と同じに堕ちていってしまうのです。黒呪島での長距離走に勤しんでしまって……

覚者さん「まだだ、まだ止めんよ。おまえに着せるカーリオン装備一式を取るまでは……」

メインポーンちゃん「あのう、覚者さま……」

覚「言ってみれば、これは一人ソシャゲーなのだ」

メイポ「無限に……無課金なのですか?!」
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[ 2016/02/20 07:51 ] RPG | TB(-) | CM(0)

Steve Jackson's Sorcery! Parts 1& 2

1985年に日本でも東京創元社から出版された『スティーブ・ジャクソンのソーサリー!』4部作がPC版になってsteamにて登場。やはりというか今のご時世、スマートフォン用のアプリとしてパート1から3までが既リリース。PC版は現在パート2まで(パート1と2を同梱)。生憎と原語のみ。邦訳版があったなら、なお遊びやすかろう。

底本と比較してみると、スタミナ(体力)が14~24(六面体2個+12)のところが20で固定。は隠しパラメータらしく、プレイヤーからは見えず。呪文書はほぼいつでも閲覧できる(なお、原書では悪党の手に渡ることを防ぐべく、三文字からなる呪文48種類を暗記することになっている)。女神リーブラについては、神々が交替で見守っているらしく(画面右上のPANTHERの表示)、そのご尊名が冒頭では出てこない。

原書では主人公たる読者が、冒険の背景を前書きによってあらかじめ知っていたものだ。しかし、この電子版となると、王冠の話は語られるものの、いきなり冒険に出立するところから始まってしまう。詳しいいきさつは最初の村カントパーニを経たあたりで選択肢により思い起こされる始末。主人公は危難に満ちた英雄的冒険行を自ら志願したはずなのだが、電子版ではその辺りの動機が曖昧。お宝目当てのならず者でも可……みたいな感じである。

挿絵は底本と同じイラストが登用されている。加えて、盤と主人公のペーパードール(男・女)が完備。ペーパードールの駒を盤上でドラッグして冒険していく。ゆえに、原書よりも、直近でどこへ向かうかといった道筋の選択肢が多くなっている。

冒険内容は文字情報で与えられる。ほぼ原書通りの筋書きに思われるが、ひとつのパラグラフが3つほどに細分化され、おまけに増補されていたりするようだ。

例えば、カントパーニ後の分かれ道の描写。原書では、二本の道を前に悩んでいると頭上からすすり泣きが聞こえ、くだんの老人を木から下ろしてやった云々と、短い情景から事後描写へと直に繋がる。ここに読者の介入する余地は皆無だ。

一方の電子版では、まず「二本道がある」→右を見る/左を見る/道を選ぶ→次いで「近くですすり泣きが聞こえる」→無視する/罠だ/辺りを見回す→最後に「頭上で老人が木から下りられずにいる」といった具合に三重の選択肢が設けられている。もっとも結論は、老人の存在を無視して先へ行くか、老人を助けるかの二択に収斂するわけであるけれども。

さらに電子版では、決定直前ないしは現在の分岐をRewindする(巻き戻す)ことができる。より遊びやすさを追求した趣向と言えそうだ。

肝心の呪文選択は見かけの手法こそ違えど、ほぼ原書通り。3文字からなる呪文名のアルファベットをひとつずつ選択していく。

本の体裁で成り立つギミックが電子版でどのように置き換えされているかも、見所として期待しつつプレイを続けていきたい。さわりの感想は以上。
[ 2016/02/03 21:00 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)
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