まさかの
PC版 が今頃登場。しかも、というか、やっぱり
おま国 なんですよねぇ。steam、Green Man Gaming、GamersGate、いずれも日本のIPアドレスからでは商品購入ページすら閲覧できず。
uk.gamesplanet.comだけは(16日現在)購入ページも閲覧でき、カートには入る模様。遅かれ早かれNot Available in your countryになりそうだけれども。
今回は鍵屋のDLGamerを利用してみました。支払いは安全なPaypalで。ところが、マイ・アカウントのVerificationを、初めての商品購入と同じタイミングでやらされるもんだから問題発生。もう支払っちまったのに、本人確認がパスできないという事態に。どうするのよ、コレ? 買ったゲームのシリアルコードが見らンないヨ。
やむなくサポートへ泣きつくと、小一時間ほどで返信、無事にシリアルGet!
steamに登録してみるとROW(Rest of World)ということで、北米以外のリージョンでした。発売後の購入にもかかわらず、Preorder特典が付いてきました。
しかし、日本語字幕はどうも無いみたいです。2chでは日本語字幕がある、と言われてるみたいですが。 あ~、ゲーム内からは変更できませんが、いつものsteamクライアントのゲーム別プロパティから選べましたワ。訂正してお詫びします。ごめんこ。初回起動にVPNは必要ありませんでした。
さて、PS3でプレイ済みではありますけれど、PC版の高解像度感は喜ばしいですね。でも、Saveの遅さは大差ない印象。きっと、ハードディスクアクセスにかかる実際の秒数以上にインターバルが設定されており、PC版でもその制約をとっぱらっていないのでしょう。
当時、本編の感想は:
中盤まではかなり楽しみました。その代わり、お終いにかけてがどうにも端折りすぎです。特定のNPCに絡んだ専用のダンジョンがあったりもするのですが、当然、ヘタをすると使われずに終わります。そのリソースをもっとメインクエストにこそ割くべきだったと思うんですね。
終盤は、あたかも最終クエストまでの詳細を(開発の時間的猶予かディスク容量か何かの都合で)描ききることができない苦肉の策として、
これまでの道程をもう一度おさらいスペシャル &
ボスとの戦い“だけ”を存分に、しかも連続でご堪能ください になっております。
ここで心臓を12個(でしたっけ?)集めればいいという、その数についての意味も明確にならないまま。単に、
収集システム=やりこみ要素の延長 でしか無く、
物語的な拡がりが見事に停止 してしまっており、とても残念でした。
そして結末では、逆に物語のアクが少々強すぎました。
ノベルゲー的なJRPGにありがち 、とでもいいますか。長い間供に過ごした覚者とポーンに、プレイヤーがいかなる思い入れを抱いていようとも、一律に収斂されてしまいます。「やられたっ」「そうきたか」の感がある一方で、「え~~~っ」という感じにも。
ゲームという繰り返しの遊びごとを、輪廻の物語に上手く当てはめた……とは理解できますが、う~ん。個々のプレイ体験を結末でチャラにされてしまうかのような予定調和は、結局の所、好みではありません。お仕着せがましい締めくくりはダメでしたね。プレイヤーとそのキャラクターは
ある大事な一点においては縛られない、自由な存在であるべき だと思いますので。仮にも“存続”を願ったなら、バッドエンディングのひとつとしてではなく、「強くてニューゲーム」的な繰り返しに入って本当に続くくらいでないと。
ダークアリズン編の感想は:
こちらも、やらかした感があります。ディアブロ的な完全ランダム生成ダンジョンではなく、中途半端な仕様が目立つシロモノでした。
あまりにも噛み続けたために味の薄くなったチューインガムのごとく 。そして手に入る装備が強すぎ…… この装備で本編の魔物に立ち向かうと、パワーバランスが著しく崩れます。手応えが無さすぎて。途中からハードモードにできる、というわけでもなし。より難易度の高いハードモードやタイムアタックは、新規にゼロからゲームを始める必要があるのでした。意味がありませんね。
ポーンはプレイヤー間で貸し借りできる面白い存在でしたが、ダークアリズン編において
勝手に蒸発する (敵にやられていなくなる)パターンが発生することになり、きちんとお礼付きで返却することが難しくなりました。手ぶらで帰ってきた我がコを見るのは辛いものがあります。せっかくのポーン貸し借りシステムが、充分に機能しなくなってしまうのですから、本末転倒でした。
スポンサーサイト