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GothicのIP、Piranha Bytesへ里帰りなるか?

以前お伝えした、財務再建中のJoWoodの件だが、いくつかの情報筋から、破綻処理が上手くいっていないのではないかという噂が出てきている。債務引き受け先との交渉もままならないらしい。(ソース:RPGWatch

ArcaniA: Gothic 4の拡張Fall of Setarrifが無期延期になったのも、法律上の出資絡みだという。ドイツの出資者BVTと立場の違いから揉めていて、Gothic 4への出資の見通しが立たない状態であるからという。

関連して、Gothic 3のディベロッパPiranha Bytesが、JoWoodとリリース日に関して揉めた事実をEurogamerで明らかにした。

それによると、パブリッシャJoWoodは、未完成のGothic 3を発売するように強要したそうだ。Piranha Bytesが、そもそも約束の期日で完成させていたならば、丸く収まったわけだが、更に長い開発期間が要すると見込まれた。

「彼らは解決策を一緒に模索しようという気はなく、“どうやって奪い取ろうか”という風で、発売することしか眼中になかった。彼らの会社の株価維持が背景にあったのだろうと思う。この時から、別の道を行くしかないと決めたのだ」と、Piranha Bytesの共同創設者Michael Hoge氏。

この後、ディベロッパを変えて出されたArcaniA: Gothic 4の評価はご存じの通りで散々。Piranha BytesはRisenをリリースして高評価を得た。

JoWoodは、将来のGothicシリーズをディベロップする権利を失っており、予想では、来年中には権利が渡るはずだという。近いうちに契約が失効し、Piranha Bytesが権利を取り戻す、とMichael Hoge氏。「こうなると初めから分かってた」

Piranha BytesがGothicの知的所有権を再び手にすると、Risen 2はGothicと銘打たれることになるのだろうか?

「そいつはヤバイ質問だね」とRisenのブランド・マネージャーDaniel Oberlerchner氏。「(笑いながら)秘密さ!」

「冗談はさておき、その事はお話しできないね」
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[ 2011/05/06 14:21 ] RPG | TB(0) | CM(2)

Drakensang: Phileasson's Secret プレオーダー

Drakensang: River of TimeのアドオンDrakensang: Phileasson's SecretGamersGateでプレオーダーされていた。本国ドイツでの評判はさほど良いものではなかったような気がしたが…。



ちなみに前作Drakensang: River of TimeはGamersGateではここにある。
[ 2011/05/06 11:00 ] ダウンロード販売 | TB(0) | CM(0)

Singularity 詳解と評

ノーマル難易度をクリアした。物語はかなり面白い。過去と現在を行ったり来たりや、大きな舞台転換は楽しかった。朽ちた巨大な船をまるごと復元してしまったり、破天荒さはなかなかだ(Force UnleashedのForceもびっくりの荒技)。衝撃の結末(?)も、それなりに楽しめた。

やや物足りないガンバトル

一方で『戦闘を楽しむ』という域には、さほど達してない。中盤からエイムの正確性を問われる敵も出てくる為、Xbox360コントローラよりも、マウスとキーボードの方が難易度が下がる。ところが、Xbox360コントローラでないと、振動機能による被弾状態が伝わらない。

全体的な難易度はカジュアル向け。私のようなヘタレがクリアできるのだから、そうそう難しい部類ではない。物語の進行を堪能する上で、カジュアル寄りの方向性は間違っていないように思う。ただし、戦闘もきっちり楽しみたい向きには難があるようだ。

戦闘の何が駄目かというと、序盤のアップグレードがろくに進んでいない条件だと、不利な状況下での一撃死が多い。数発殴られると死ぬ。ヘルス回復中、あるいはリロード中に撃たれまくって死ぬ。つまり、基本は自身が弱い事を意識して、大量の敵を捌きやすい高台で一切近づけずに頑張る(対・青グール)とか、物陰に隠れてひたすらヘッドショットしまくる(対兵士)とか、環境を上手く利用する事が奨められているようなのだが、勢い、力業が可能で、トライ&エラーをついついやってしまう。アップグレード前提である為、素の状態はさして強くないのだ。

逆に後半になるとアップグレードが勝ちすぎて、どんな敵でも仕留めやすくなってしまう。その分、大勢を相手にする事になるわけだが、マウスとキーボードであれば、それほど問題ではない。Xbox360コントローラのエイム・アシストだけでは、少々心許ないか。後述のDeadLockを活用しないと捌きづらい場面が用意されている。この辺りのデザインは、路線変更されたDead Space 2に近い印象を受けた。

武装は、得意のアサルトライフルかショットガンかガトリングガンのいずれかをアップグレードするだけで足りてしまう。ショットガンは距離のある場面では届かないので、敵兵士が落とすアサルトライフルをアップグレードしておくとツブシが利く。いずれにしろ、一度に二挺(2種類)+その場限りの一挺(1種類)しか許されない為、自ずと使いたい武器は限られていく。

確かに相手に有効な武器がデモンストレーションされる場面はあるのだが、その場限りの短めなステージであったり、あらかじめ用意していなくても『都合のよい武器が目の前に置いてある』といった救済策だったりと、『奮い立たせる』というよりは、『お膳立てされすぎ』な違和感が生じてしまう。もちろん、チュートリアルの意味合いを兼ねた演出なのだとは思うが。

むしろ、普通に敵がわらわらと湧いてくる状況下で、戦略的に武装をセレクトして闘いたい、というプレイヤーの欲求に応えきれていない場面が目立つようだ(武装が二つのみという縛りと、事前の武器ロッカーの位置で決まってしまう為)。TMDの便利能力と併用すれば、戦略の幅はあるのだが、もっとシューター寄りのゲームに見えてしまうという事実を活用できていないのはマイナスだろう。

マルチエンディングが直前のセーブポイントから全てお試し可能な事と、戦闘が魅力的でない事の二つの理由から、リプレイの意欲を湧かすのは難しいようだ。もっとも、私はハードでリプレイして、物語の流れを再確認している最中だが。

[ 2011/05/06 01:14 ] アクション | TB(0) | CM(0)
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