キャンペーンに登場したチャプターを、タイムアタック形式で楽しめるEchoモードの充実も嬉しい。NPCのセリフを聞かんが為にブツ切りだったステージも、コンボ点数を競うこのモードでは、かなりのハイペースだ。似たアクション性を備えたDark Messiah of Might and Magicで思った、「タイムトライアルモードがあれば良かったのに」という私の感想は、Bulletstormで叶えられているに等しい。
Head Hunterには、発射した弾を右スティックでコントロールして、逃げる的に命中させるという狙撃の面白さがある。的の部位の内、頭部に命中させれば得点100だ。ガトリングガンを構えた基本的なボスの場合、まず、頭部を覆う金属製の仮面を狙撃して外し、露わになった頭部を射殺すればよい。他武装のボスもこれに準じており、NPCの相棒達が「バックパックを狙うんだ」等と、教えてくれた部位を狙撃していけば倒せる。Peacemaker Carbineの通常弾では、アーマーを貫通できないようだ。
Bulletstormは、Arcane StudiosのDark Messiah of Might and Magicを、剣戟の代わりに全編“銃”でやろうとしたかのような印象のアクションゲームだった。First Person Shooterというよりも、昔よく見かけたアーケードゲームに似ている。場面が転換する都度、いろんなシチュエーションで的を撃つ、昔ながらのシューティングである。違うのはプレイヤーが移動できる事、相棒のIshiがいる事(CPUとのCo-Op)、前述のDark Messiah的な倒し方。
Dexter the Gameは、海外ドラマ『デクスター』のエピソード1を題材にしたアドベンチャーゲーム。デクスターは、スカパーのFOX CRIMEチャンネルで2007年に放映が開始され、現在もシリーズが継続中(本国アメリカでは2006年10月から放映)。原作はジェフ・リンジーの『デクスター 幼き者への挽歌』。詳しくはWikipediaの同項をご覧頂きたい。
視界 壁を背にした場合の視界の悪さが気になった。この状況下では、ヘルス類のインジケータも見えず、接近した敵の居場所が把握できない(特に足元)。アイザックを透明化させつつ、インジケータだけHUDする処理が欲しいところだ。ただし、そうするとFirst Person Shooterとの差別化がなくなってしまうから、わざとこうなのかもしれない。