Cobweb of にーしか

モデリング、海外ドラマ感想、洋ゲーRPG

ハロウィンセールの収穫

ハロウィンというと、どうしてもゾンビやら幽霊、百歩譲ってもオカルトというジャンルのゲームばかり…。でも、安ければ買ってしまうんだなぁ、これが。

GamesplanetでResident Evil 5、GamersGateでGhostbusters the Videogame、インディーズレーベルのTale of TalesでDay of the Dead bundle(The Graveyard、The Path、Fatale)を購入してみた。


Ghostbustersは、steamでもセール中。価格はGamersGateの方が安いし、steam Forumで見かけるようなトラブルが起こる下地も無いわけで安心できる。実際、インストールしてごく最初だけプレイしてみたが、問題無かった。所詮コンソールゲームなので、あまり期待していない。購入理由は「安かったから」、ただそれだけだ。

UK.Gamesplanetは、今のところは、いわゆる日本弾きをしていないので、カプコン等、普段日本から購入できないタイトルを買う時には便利。なお、以前触れたが、Rockstar Gamesのタイトルは弾かれるようになった(日本IPでは買えない)。追記:今試してみると、ショッピングカートに入れることができた。値付け違いと同様な手違いだったのか?


9ポンドなら、払っていいかな。DX10ベンチマークとして。逃すとそうそう安く買える機会もないだろうし。ちなみに日本語字幕で遊べる。


Dead Rising 2なんかは、まさにハロウィンに買うべきタイトルだったろう。私の場合だと、購入当時と5ポンドほどしか違わないとはいえ、プレイ後の悪印象から、高い買い物をしたようにしか思えなかった。ほとんどワゴンセールの域に近い内容と言ってしまってよいのでは? フレンドとCoopで遊ぶか、MODで弄くってプレイする以外に、楽しみ方があるように思えない。

Tale of Talesは前にもしていたと思うけれども、「貴方のお望みの金額でお支払い下さい」というヤツ。transaction feesで売り手に足が出る事のないように下限は3ドル。上はいくらでも。入力欄にはあらかじめ12ドルと入っているが、定価は22ドルだそうだ。50ドル以上振る舞うと、何か特別なサプライズを提供してくれるという。支払いはPayPal経由のクレカ(アカウントを作る必要はない)かPayPal(要アカウント)。

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[ 2010/10/30 15:59 ] ダウンロード販売 | TB(0) | CM(4)

PC板ボードゲームにまたひとつ名作の予感

Guardians of GraxiaというPC版ボードゲームを買った。今のところ、GamersGateだけで専売しているらしい(けれど内部テキストをみるとsteamに言及したくだりがある)。MTGみたいなカードゲームに駒と板を付けたような感じの代物だ。

どんなゲームなのかは、YouTubeでも見て頂くとして。私は、そのグラフィカルな演出とカードを併用したボードゲームという新奇さに興味を引かれた。でも、依然として『マナの井戸』であるとか、まるでファンタジーゲームにはマナソースが欠かせない、とでもいうように共通事項なのが面白おかしい。

開発は、スターウォーズのリアルタイム・ストラテジーゲームEmpire at Warという輝かしい実績があるスタジオPetroglyphが行っている。そのため、DATファイルの仕様が共通だ。この中身には他言語版を作る際に置き換えればよい文字列が収められている。しかもそれを編集できるEditorが、Empire at Warつながりのおかげで既に存在する。

ここのString Editorというのがソレで、世代管理までしてくれる優れものだ。これを使えば日本語版もちょちょいのチョイ…かもしれない(1800行もあるので、頑張っても10日前後はかかるだろうか)。

このString Editor、一応マルチランゲージ仕様なのだが、ただし、ちょっとBuggyな挙動をするときがある。一旦保存したら編集は中座して、Editorを再起動した方がよいようだ。Nameが空白になったり、不正Valueとやらで、Exportが出来なくなったりする。Shift JISのようなコードには完璧に対応していない部分があるのだろう。

Guardians of Graxiaの方では特に設定をし直すような箇所は無い。完全にマルチランゲージ仕様で、英語版のDATファイルを日本語仕様に置き換えるだけで、きっちりと日本語表示がなされる。こんなに素晴らしい多言語対応は初めて見たような気がする。

[ 2010/10/28 00:55 ] アナログゲーム | TB(0) | CM(2)

なかなかの異色作

ようやく、このDivinity II - Ego DraconisというRPGの本質が飲み込めてきた。2Dだった前作や外伝も、DiabloともBaldur's Gateともつかぬ、折衷された作風だったが、それは3Dになっても受け継がれたようで、Hack n Slash風味でありながら、Morrowindのようなクエスト三昧も出来る、見事なちゃんぽんに仕上がっている。まだ攻略中だが、ここまでの感想で寸評してみたい。

戦闘: 盾所持可能だがガードアクションそのものは無く、クリックでひたすら物理攻撃しまくるスタイル。Titan QuestのようなHack n Slash系を感じさせる作りだ。そのためか、インベントリーには、装備品と入手品の能力が比較できる等、一般化された仕様が踏襲されている。アイテムにも色付きのレアといった格が存在し、Charmというパーツで装備を強化できる。

興味深いことに、主人公には落下死が無い。シタデルタワーのような高所から飛び降りても、ノーダメージで着地できる。道すがらのショートカットにはたいへん都合がよかった。また、ジャンプ併用で必殺攻撃じみたアクションが行えるが、着地後に間が生じるので連続攻撃には向かないようだ。

戦法: 近接時には、プレイヤーの操作により、立ち位置を変えつつ攻撃といった戦法は、さほど成立する余地がない。他方、遠隔時には、敵の遠距離攻撃魔法をジグザグ移動で躱しつつ、マジックミサイルで応戦といった戦法が成り立つ。主人公のマジックミサイルが必中であるのと同様に、敵の弓矢も、こちらを追尾してほぼ確実に命中してくるようだ。

戦闘を有利に運ぶには、専らスキル(魔法含む)とポーションによるバフ(一時的な強化)が主体だ。『戦闘中の一時停止』機能があるので、バフのタイミングはかなりの確度でコントロールできる。各種のバフには、再度使用可能になるまでのリチャージ時間が設定されている。

敵の強さ: 主人公のレベルが釣り合わないうちは、瞬殺される。サイドクエストを寄り道してレベル上げを図ると、丁度渡り合えるようなバランスだ。なお、難易度設定はゲーム中にいつでも変更可能。ただし、私感では、難易度を下げたからといって、敵のhpが削りやすくなる印象はなかった。

舞台: オープンな箱庭で、序盤のBroken Valleyを例に挙げると、Lovis' Towerを中心とした車輪のハブ状。Shrineによりテレポーテーションで結ばれていて、村との往復が多少緩和される。それでも、ポーション購入や調合の為に頻繁に村に戻る必要がある。

イベントやクエストでないと入れない場所があるものの、オープンエンドのせいで入口付近までなら近づける。目端の利く冒険者なら、「ここは匂う」とばかりに、当のクエストを知る前に訪れてしまったりもするだろう。

メインストーリーはあくまでリニアで進行するが、サイドクエストは場所を訪れると発生するようだ(Bandit Campなど)。ダンジョンの多くでは、クエストアイテムを先に回収してしまったにも関わらず、依頼主とまだ話していない、といった事態も起きる。

パズル要素: クエストに関連したステージではパズルめいた謎が提示される。「扉を開くためのスイッチが、ジャンプを繰り返して行ける高所に配置されている」といった簡単な部類のものから、「引きずられた死体で暗示された順路を外れると、充満した毒ガスで死亡するトラップ」など、多岐にわたる。他のRPGではあまり見られない趣向で、個人的には楽しめている。

主な短所: 前回書いたことの繰り返しになるが、列挙してみると以下のようになる。クィックセーブ機能がない(※)。屋内・屋外を経過する際のローディングがうっとうしい。ポーション調合が自前で行えない。マップ画面に“戦場の霧”がない。村との往復など、移動に掛かる時間が若干多め。敵にバラエティが乏しい。
 ※デフォルトではキー割付されておらず、Controlオプションで割付可能。

個性: 前述のHack n Slashの持ち味と従来のRPGとを融合させた点が、最大の特徴。とは言いながらも、序盤のストーリーテリングとお使いクエストを終えると、強めの敵ばかりが待ち構えて、この核心がいささか唐突にあらわになるので、そうとは予期していなかったプレイヤーは大いにまごつかされるのではないだろうか。かくいう私もそうだった。

Divinityシリーズには、どこかユーモラスなクエストや脳天気な演出があったと思うが、そうした精神は本作にも忘れられてはいないらしい。マインドリーディングでNPCの本心が透けて見えるのも、そういった趣向のひとつに違いない。橋の上で500GPを毎度せびりにくる少年や、ブタを偏愛している養豚家の妻の憂鬱など、ちょっと風変わりな場面で思わずクスッとくる。
[ 2010/10/25 18:32 ] RPG | TB(0) | CM(0)

ミイラ取りがミイラに? ドラゴンスレイヤー

GamersGateのセールで購入したDivinity II - Ego Draconisをプレイしてみた。ドラゴンスレイヤーのアカデミーに所属したばかりの主人公が、入信の儀式を経て、竜狩りを教官から教わるという筋立てだ。初めは「これから竜狩りに行けるのか」とワクワクした。
 ※以下はネタバレだらけなので、知りたくない方はご用心! 去年リリースのタイトルだから、今更ネタバレも無いとは思うけれど。念のため。

最初の村Farglowの体験も新鮮だったし(Morganaの話し相手が見えるようになる!)、Broken Valeyの村もNPCのお喋りが楽しかった(内容が尽きてしまうまでは)。「スレイヤー!」と賛嘆混じりに応えてくれるのが、ちょっとしたエリート気分だ。NPCにマインド・リーディング(読心術)が試せるのも面白い。


心の声「山賊を捕まえれば、わしがキャプテンじゃ、ウヒヒ」

スクリプト・ドリヴンという感じが目立つクエストも、まぁそこそこだ(解決のスイッチを入れると、勝手に終了というイメージ)。


耳元でRosebudを囁くと帰巣する“走るベーコン”は、刑事コロンボの『攻撃命令』へのオマージュか?

[ 2010/10/24 23:08 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

海賊になるならSid Meier'sで

Sid Meier's Pirates!…実はこれも日本IPから購入しにくいタイトルである。$10足らずで購入できるのだが、どこもかしこも(GamersGate、Impulse、Direct2Drive、steam、uk.gamesplanet.com)そうはさせてくれない。



たまたま、gameplay.gamesplanet.comで探したら、他より安い£4.99で提供されているのを見つけた! 困ったときのgameplayサマサマだ。

海賊モノのタイトルはセールになる度にユーザーコメントやらYouTubeのビデオやらを参考にして購買を考慮してきた。The Guild II Pirates of the European SeasAge of Pirates 2なんかだ。前者は海賊の扱いが職業のひとつでしかなく、後者は全般的にやや取っつきにくかった(時間が許せば、もうちょっと遊んではみたいが)。

Sid Meier's Pirates!は、数ある海賊モノの中では始祖にして折り紙付きと言えるであろう、1987年にリリースされたMicroprose版の復刻を期待させる。が、その実は、Xbox向けとしてミニゲームが盛り込まれていたりと、アレンジの加わった内容だった。PC版のリリースは2004年。2007年にはPSP版が出ている。9月28日に出たばかりのWii版もあるそうだ。いくつものプラットフォームでリリースされるからには、受けも良かったと想像するのは難くない。

[ 2010/10/22 12:56 ] ダウンロード販売 | TB(0) | CM(2)

steamかGOGか、それが問題だ

steamでDisciplesシリーズがセールされているが、新作のIIIはともかく、IIの購入を考えている人は、ちょっと待って欲しい。このブログを読む頃では手遅れかもしれないが。

実はGOG.comでもDisciples II GOLDが販売されている。価格は$6.99で、steamとの差額は2ドルだ。GOGの場合、DRMフリーの上、対応OSにWindows 7(32&64ビット)が上がっている。

Disciples IIはsteam Forumによると、64bit OSやVista以降で起動しない例が報告されており、その場合、steam overlayをdisableにすれば起動するそうだ。やり方は:

 1. steamクライアントを起動し、LIBRARYリストのDisciples IIの上で右クリック
 2. プルダウンメニューからPropertiesを選び
 3. Enable Steam Community In-Gameのチェックを外す(下図)


このオプションはゲームひとつずつに関する制御なので、Disciples II GOLDならば、二つのタイトル(Rise of the ElvesとGallean's Return)に関してsteam overlayをdisableする必要がある。

あるいは、すべてのゲームについてsteam overlayをdisableにしたければ:

 1. steamクライアントを起動し、左上のSteamをクリック
 2. プルダウンメニューからSettingsを選ぶ
 3. IN-GAMEタブのEnable Steam Community In-Gameのチェックを外す

[ 2010/10/21 21:02 ] ダウンロード販売 | TB(0) | CM(1)

GOG.comネタ

その1

例の閉鎖騒動のお詫びとして、リニューアル以前からのユーザーにはJagged Alliance: Deadly Gamesがタダでプレゼントされた。例えイヤでも、有無を言わさず、マイ・アカウントの『棚』に並ぶ。同タイトルを既に持っている人には、別のプレゼントが用意されている様子だが、それが何であるか、私には確認出来なかった。


GOGからの“ステキな”お手紙だ。

その2

GOGで販売されているTemple of Elemental Evil(ToEE)がどのVersionなのか、話題となっている。AtariがリリースしたPatch 3を適用したVersionには含まれないファイルがあったり、md5ハッシュが一致しないdllがあるという。

一説によると、temple.dllのみmoebius2778's unofficial patchのものであり、他はPatch 3適用後と同一なようだ。moebius2778's unofficial patchもAtariのPatch 3も、死体からlootが出来なくなる状態(loot bugと呼ばれる)を改善する。

なお、ToEE.exeは、GameCopyWorldにあるPatch 3用の古いNoCD crackと同一バイナリだとされている(いた)。一部にはCo8 MODのものと思われるファイルが混入しているのではないかという疑惑も浮上している。後者は、moebius2778's unofficial patchによって導入されたScorching Rayを誤解したようだ(確かにCo8 MOD v3.0.4時の内容物ではあったらしい)が、NoCD crackの方は前例があるようなので、おそらくその通りなのではないかと思われる。

[ 2010/10/21 12:18 ] ダウンロード販売 | TB(0) | CM(2)

RockstarGamesの看板タイトル、gamesplanetでもIP規制?

gamesplanet.com(game.~、uk.~、fr.~)で、日本IPからGTAシリーズが購入できなくなっている。追記:今試すとショッピングカートに入れる事ができる。今年2月初頭の時点では、セールのGrand Theft Auto IVをUKから購入できていたから、それから一年も経ずに規制が来てしまったことになる。興味深いのは同じMetaboli系列のgameplay.gamesplanet.comで、今までのところ、日本IPへの規制はなされていない。


uk.gamesplanet.comの場合(拡大画像の加工は筆者)

Metaboli系列で購入したタイトルは、サイト改装後の6月末以降、ログインしてMy Gamesを確認すれば、どのサイトからでも全部表示されるようになったのだが、gameplay.~だけは表示されない。このことから、gameplay.~は組み入れられていないらしい事がわかる。

ということで、ここからは個人的な話。GTAはIVでがっかりした事もあり、金輪際 縁はないつもりでいたが、安価なダウンロード販売で買えなくなるかもしれない…とくれば心が動かないわけでもない。steamでは既に買えないのはご承知の通り(VPNを用いるつもりなら話は別だ)。gameplay.~に規制が及ばぬ今のうちに、未プレイのSan Andreasだけは購入しておこうかという気持ちになった。£9.99だから、1300円ほど。まぁ悪くないかな。Dead Rising 2、ArcaniA - Gothic 4と併せると、この店では3本目の購入となる。

Grand Theft Auto - San Andreasは、2004年リリースと古いこともあって、見た目の古さは否めない。とはいえ、轢殺やら銃殺やら出来てしまう事を考えると、この頃の非力なグラフィックの方が戯画的で丁度よいかもしれない。GTA IVでは(あれでも、さほどの迫真力はないと思われる貴兄もおろうが)、NPCがかなり写実的で、吹っ飛び方のリアルなラグドールのおかげで、うっかり交通事故を起こしてしまったりすると罪悪感が湧いた。とにかく、グラフィックの強化はMODでなんとかするしかない。

[ 2010/10/20 04:21 ] ダウンロード販売 | TB(0) | CM(2)

血の谷へ…

そこそこ面白くはなってきたArcaniA - Gothic 4。でも、過去にもこれとそっくり同じような経緯を体験した覚えが…。なんてデジャヴ…。

さるサイドクエストの伏線を知る前に、肝心の名前アリNPCを殺してしまうような事態も起きた。メインクエストを追うと必ず遭遇してしまうNPC達で、サイドクエストの依頼主とあらかじめ会って話をしていないと、成り行き上戦闘を避けることができなかったりする。


懐かしい顔、Gorn登場。この造形力だと、さすがに迫力大。


よそ者がどうして隊長になれるんだ? 「アホかきみは。伝説的な傭兵のゴーンさんだよ、ゴサの英雄だよ! それに、あの墜ちた王様の友人だったという噂じゃないか」 …たかが傭兵でも伝説になれるらしい。

[ 2010/10/17 18:43 ] RPG | TB(0) | CM(0)

新米デュエリスト13日目

キャンペーン初クリア! 最後はリストの一番下に居るSorin Markovと対戦した。ヤツのヴァンパイアどもにはかなり苦戦したけれども、手を変え品を変え、ついにHeat of Battleデッキで勝利。CPU相手にしては、なかなか面白かった。リプレイが再生できたなら、さぞかし面白いはずだろうに、生憎とそういった機能が無くて残念。


キャンペーンを再びプレイする際は、相手は更にタフになって、強力なカードを使ってくるそうだ。

steam cloudによると通算30時間プレイしたそうだが、まだまだアンロックしていないカード(サイドボード用)がたくさん残っている。キャンペーン二週目をしながら、そろそろ野良で対人戦を体験してみるとするかな。それに、ろくすっぽ手を付けていないチャレンジモードも残っている。

実は二週目もなかなか侮れない。かつて最初に手合わせしたChandra Nalaarは、シンプルでコストの安いカードしか持っていないはずなのに、ここぞという局面で適切なカードを出してくる(ある程度の確率で、CPUを優位に導くための操作がなされていると思われる)。なけなしのクリーチャーがIncinerateで焼き殺されて、こっちはLava Axeで尻の毛まで焦げそうだ。

[ 2010/10/17 01:58 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

原点回帰のマンネリズム、打破なるか?

全体の作りとしては、Gothic I(あるいはII)への回帰を狙っていると考えられる。舞台を小分けして、物語主導で行く先が広がる方式が踏襲されている。代わりに、オープンエンドの要素はだいぶ縮小した。Gothic 3やOblivionとは比べものにならない。


ゾウリムシもとい、ミートバグも健在だった。

リソースはグラフィックへの比重が高く、天候の変化、動的な影生成をする日照、ノーマルマップが施されたオブジェクト(岩肌や人の顔)、LOD制御された植生など、景観の美麗さはシリーズ随一と言っていい。ただし、HDRを有効にしている制限か、デフォルトではアンチエイリアシングがオフとなっているように見える(nVidia系ボードの場合)。

イベントはプリレンダのムービーを再生する形式(WMVフォーマット)。これほど描画性能が増していながら、インゲームエンジンによるイベント演出が無いのは惜しい気もする。もっとも、プリレンダ・ムービーであれば、エンジンの描画範囲やアート・リソースに束縛されずに自由な表現が可能という利点はある。

原点回帰はいいとしても、グラフィック以外ではパワーアップしておらず、あまり工夫がみられないGothicを冠したタイトルに存在意義はあるのか、なんとも微妙な感じだ。従来作がどうであれ、単に継承するだけのマンネリでは喜べない。

従来作との主な相違点(○△×は私の主観による印象):

○戦闘 前転による移動で位置取りを自在に行えるようになった。活用すれば、敵を側面や背後から攻撃することもできる。敵は固有のパワーアタック(イノシシの突進なども含む)をかけてくるが、あらかじめエフェクトが表示される為、避ける事もたやすい。通常の攻撃は、盾による防御でダメージを若干割り引くことが可能。戦闘が容易すぎて歯応えがない場合はオプションでHardかGothicを試すことをお奨めする。PCが良好な装備を確保すると、比較的すぐにオーバーパワーとなる傾向があるようだ。

×ポーションがぶ飲み 戦闘で削られたヘルスは、ヘルス・ポーションに割り当てたキーを連打することで即時回復する。難敵と対峙した場合、極端な話、ポーションさえ常備していれば勝つことが出来る。また、戦闘後に包帯を使用するとヘルスを全快できる。

[ 2010/10/15 02:30 ] RPG | TB(0) | CM(2)

新しき王と死の世界

約2,600円で買えちゃった新作ArcaniA - Gothic 4をプレイ。ムービーと悪夢による演出で、DEMOよりも深みが増した。そりゃ、いきなり田舎の青年が目を覚まして「王と一緒に洞窟に居る夢を見た」と、セリフで彼女に言っているだけでは、のんびり過ぎってものだ。



ムービーの和訳
 ミッドランドは戦渦にあった…。
 ローバール二世の死と共に、その領土がバラバラになったからだ。
 今や王冠はローバール三世の頭上にあった。 かつてイノスの戦士として領土の統一を誓った男である。
 運命はローバール三世に微笑んだかに見えた。まもなく、彼は全土の支配者である事を宣言する。
 更に、その力は南方諸島にも差し向けられたが、影が彼の心にとりつき、その闇は深さを増していった。
 アーガン島とトニアラ島に軍隊が上陸する頃、彼の心は闇の中で消えそうな蝋燭の炎も同然であった。
 「アミュレットだ。私は…、我々は戦わねばならぬ。断固、戦うのだ!」
 ローバールの軍事顧問達は書面で彼の命令を実行した。
 ロード・ヘイゲンは部下と共に島の西側に、リーは東側に赴いた。ロイヤルシティ・セターリフの要塞を攻撃するためである…。

途中まではDEMOと同様の展開。アイヴィに横恋慕する男が立ちはだかったりと、なかなか楽しませてくれる。ところが、ダーク・フォレストの地下で虫退治をし終わったところから急展開。いくらなんでもそれはないだろ。せっかく恋人を用意しておきながら。平穏な生活を破壊され、その復讐に燃えるシェパード。安易すぎて感情移入しやすいとも思えないが。

Gothic 4で決定的にまずいのは、NPCのAIである。近くの宝箱から私物を奪っても何も言われない。また、主人公がBlood Flyに追われながらNPCの砦に入っても、何も反応しない。加勢もしてくれなければ、逃げもしない。モンスターはそもそもNPCを攻撃してこない。Gothic IIにも劣る、この仕様。「責任者出てこい!」レベル。Gothic 4の世界は完全に死んでいて、クエスト以外ではPCとインタラクトしてくれないのだった。南無三。

[ 2010/10/13 19:44 ] RPG | TB(0) | CM(2)

お買い得情報?

本日リリースされたばかりのArcaniA - Gothic 4が、もう£19.99?! 値付け間違っているんだろうなぁ。そんなgameplay.gamesplanet.comが大好きさ。


新作がGothic 3 Goldと同価格帯なんて…。早くもワゴンセール行きの暗示なのか?


しまった! こっちの方が更に安かった。game.gamesplanet.comでも元値は£19.99? ということはgameplay.gamesplanet.comの値付け違いではないってことかな。

そういえば、Witcherの原作小説がハヤカワから刊行されていたよ! 延期されていたんだけれど、ようやく日本語で読めるぞ。表紙は、お目々キラキラな、どことなく少女漫画誌風のイラストだ(それとも、ラノベ風とでも呼ぶべき?)。

エルフの血脈 (魔法剣士ゲラルト)エルフの血脈 (魔法剣士ゲラルト)
(2010/05/30)
アンドレイ・サプコフスキ

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[ 2010/10/12 22:03 ] ダウンロード販売 | TB(0) | CM(2)

貴方が血祭りに上げたゾンビは何千体?

休日中、Dead Rising 2に割いた時間は多かったつもりだ。“旬”を判断する目安となる「野良CO-OP」も労せずして行えた。結局、中盤より手前(Case 3-2)までしか進まなかったが、能力を繰り越しで、序盤を三度、いや四度はプレイした。サバイバーもそこそこ救出したつもりだ。


サバイバーの救出に血眼になってしまい、制限時間切れで真実は分からぬまま…“FAILED !”。

最低限の寸評を述べるに足る体験はしたと思う。私が下す評価は『残念賞』といったところだ。シビアなゲームバランスに対して、「もうちょっとこうだったら良いのにね…」をあげつらいたくなった。

[ 2010/10/12 02:16 ] アクション | TB(0) | CM(0)

休日の買い物日記

steamでの売り上げTop10(in日本)に入っている、Dead Rising 2を購入。みんなが楽しそうにプレイ日記を書いているのを見ていると、「自分の趣味には合わないだろうなぁ」とは思いつつも、欲しくなってしまった。いわゆる、人間の心理につけ込まれて買ってしまう弱い人なのかもしれない。

私はsteamから購入しなかった。建前上、日本IPから購入できない事になっており、件の売り上げTop10に計上されたのは、Oblivionで開発されたバスケットすり抜け法が、このタイトルにも転用できる事が2chで喧伝されたおかげだろう。



gamesplanet.comグループ(metaboli)で購入してしまった理由は、£24.99につられたからだが、この円高(81円台)で、steamで購入する場合($39.99)と、差額はもはや百円未満に過ぎなくなってしまった。

ともあれ、25ポンドもする単品を買ったのは久しぶり。よく考えてみると、セール品しか買わなくなっている自分がいる。

dl.metaboli.comのダウンロード速度はというと、1.2~1.5MB/秒くらいで遅め。一時期は高速だった覚えがあるが、このところはサービス肥大化の余波を受けてか、さっぱり。

ところが、gamesplanet.comで購入したのは失策だったかもしれない。例によってお得意のSecurity Reasonにより、シリアルコードは“おあずけ”をくらい、この日記を書いている時点でもまだ遊べずにいる。説明通りに購入から8時間以内にシリアルコードが到着した例は、経験上50%の確率だ。またサポート宛にメールを出さないと駄目かもしれない。良いことナッシング2。

[ 2010/10/10 15:17 ] ダウンロード販売 | TB(0) | CM(0)

Arcanum日本語化

セリフを和文に書きかえた01324Virgil.dlgでテスト。見事に日本語化できた。[クリックで全体表示]


参考リンク:
 BESTA! Arcanum memo
 Arcanum JP Wiki マルチバイト対応手順
 BESTA! ArcanumJPMod initial release

hikamiさんがArcanum翻訳プロジェクトを立ち上げ中なので、元の英文をゲットする方法を調べてみた。
註:ArcanumJPEditorで翻訳環境がそろうので、わざわざUndatする必要ナシ(下手にやるとVersion違いで面倒なことになるだけなので、ArcanumJPEditor同梱のものを使用すべき)。以下はあくまで参考として残しておく。

1. Terra-Arcanumで、Arcanum Modding→Arcanum Modding Tools→.dat utilities→“Arcanum's Undat v1.0 - Developed by MatuX. Source code included.”をダウンロード。

2. Arcanumインストール先の.DATファイルを、先のArcanum's Undatを使って解凍する。

3. 以下のようなバッチファイルを作って、Arcanumインストール先に置き、DATファイルをドラッグ&ドロップすると便利。このバッチファイルの名前はUnDAT.batとでも。

@G:\UnDAT_MatuX_TMS\undat.exe %1 %2 %3 %4 %5 %6 %7 %8 %9 G:\UnDAT_MatuX_TMS\UnpackedENG

この例だと、G:\UnDAT_MatuX_TMSというフォルダに置いたundat.exeにDATファイルを読み込ませて、G:\UnDAT_MatuX_TMS\UnpackedENGというフォルダに解凍させる。

4. 翻訳したいファイルは.DLG(セリフの場合)。arcanum1.datにはartが収まっていた。arcanum2.datには他にscr、sound、terrainで、これもハズレ。arcanum3.datに、ようやっとdlgフォルダが収まっている。無闇に解凍していくと無駄が多いので、あらかじめundat.exeにリストを吐き出させておき、目的のフォルダなりファイルなりが、どの.dat内にあるのかを確かめた方が良いかもしれない。

5. .DLGファイルはテキストなので、閲覧は簡単。英文を和文に差し替えるのも、それほど難しくはない。話者ははっきりとは分からないが、遊んだ箇所なら、前後関係で想像はついた。
[ 2010/10/05 12:45 ] RPG | TB(0) | CM(2)

新米デュエリスト二日目

対CPUのキャンペーンを遊んでいる(難易度はデフォルトのArchmage)。手札がゼロ枚になった時のCPUの『引き』が尋常ではない。都合良くアーティファクトを出してきたり、ソーサリーを使ってきたり…。一方、こちらはと言えば、なぜか土地ばかり引く。


手札ゼロの局面で最強のドラゴンを引いてくるSarkhan Vol。おそらく、CPUはチートで強さをある程度表現しているのだろう。

一回の対CPU戦にかかる時間は10分~30分程度。大抵の場合、長くても20分以内には終わる。私がノロノロとプレイしていてこの時間だから、テキパキと捌いてしまえる人ならば一試合10分足らずで済むだろう。

10年ぶりの初心者にとって辛いのは、ここぞというタイミングで出すべきカードを間違ったり、出しそびれたりすることだ。出せる(使える)カードには、オレンジ色(クリーチャー系)か青色(その他)の縁取りエフェクトが付くのだが、出せるフェイズやタイミングは厳格なので、「相手のブロックを見てから出す」場合や「相手のアクションに呼応してカウンターする」場合に、処理されるべき前後の順番がとらえにくい。「出せるつもりでいたら、飛ばされた」なんてこともあって、勝機を逃してしまった。この点だけは、初心者向け仕様が不足していると感じた。

関連して、インターフェースがもうひとつ洗練されておらず、若干の不整合を感じる。

[ 2010/10/05 02:09 ] 未分類 | TB(0) | CM(2)

初心者にお勧めなマジック・ザ・ギャザリングPC版

Magic: The Gathering - Duels of the PlaneswalkersをsteamのWeekend Dealで購入。Magic: The Gatheringと言えば、10年ほど前、デッキを初心者ぽく揃えて遊んでみたことがある。当時はルールが頻繁に改訂され、ブースターパックも高く、のめり込みはしなかった。Windows95向けのPC版MTG(MicroProse)を遊んでみたのもこの頃で、バグっぽい挙動があることや、ルールが古いことを除けば、それほど悪くはなかった。

その次に遊んだコンピュータ版MTGは、初代Xboxの頃で、Magic: The Gathering - Battle Groundsだった。地面から湧いてくるマナ・クリスタルを回収してからでないとスペルが使えず、「レイジング・ゴブリンを延々サモンしつづけて、ゴブリン・キングが出せるまで耐えろ」とか、「1タフネスのクリーチャーはデュエリスト自ら叩け(アクションゲームなので)」といった、退屈で面倒なクエストばかりで、大変がっかりしたのを覚えている。おまけに、クエストをクリアしないと手持ちスペルが増えなかった。

今回のDuels of the Planeswalkersには、以上のような遍歴から、期待半分といった気持ちだったものの、プレイしている内に印象はどんどん良くなっていった。テーブルの上でカードが踊る演出に目が惹き付けられるけれども、映像的なきらびやかさだけに留まらず、初心者向けによく工夫されている。

わかりやすい解説が、カードを目にしたその都度、読めるようになっている。これが素晴らしい。カードをズームして「Trampleって何だろう?」と思ったら、More infoをクリックして説明に目を通せばいい。


[ 2010/10/04 05:17 ] ダウンロード販売 | TB(0) | CM(0)

アメフトチームを育成中

以前steamのセールで購入したBlood Bowl Dark Elves Editionをプレイしてみた。アメフトなんざ、TVで見た覚えすら無いので、Wikipediaでルールにざっと目を通しておく。概要だけ押さえておけば、PCゲームは半自動で進行するから、細かいところまでよく知らなくても大丈夫だ。


ヒューマンチーム創設。メンバーは14名とまだ弱小だ。

Blood Bowlは、ファンタジー世界のヒューマノイドが、なぜだかわからないが、アメフトのリーグ戦を勝ち抜いて優勝を目指すという、妙ちきりんなスポーツゲームだ。同名のボードゲームと全く同じルール(Living Rulebook 5.0)で遊べるClassicモードと、PC独自のルールでプレイできるBlitsモードがあり、前者を選ぶとターンベースで遊べる。後者を選べば、ターンベースかリアルタイムのどちらかでプレイする事ができ、“トレーニング”という目押しミニゲームで有利なボーナスを獲得したり…といった付加要素がある。


エルフ族(WoodまたはDark)には女性の選手も揃っている。画像はダークエルフチームのウィッチ・エルフさん。衣装(Skin)は数種類から選べる。

選手には、能力値、スキル、経験値、レベルが設定されていて、プレイヤーは自分のチームを作って育成と強化を楽しめる。種族数はボードゲーム(21種類)よりもぐっと少なくて、9種類。オリジナルに存在する女だけのアマゾンチームや、スケルトンやゾンビの所属するアンデッドチームなんかも欲しかった。

[ 2010/10/01 03:10 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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