バルダーズゲート風の見下ろし型視点か、主人公肩越しの三人称視点を選ぶ事が出来る。操作は主にマウスだが、三人称視点で困らないように、WASDキーによる移動と、魔法と武器に関してホットキーが利用可能となっている。三人称視点(見下ろしよりも、近い視点になる)は非常にシネマティックで、周囲の細部を眺めるのに向いた視点だが、戦闘時には困ったことになる。カメラには、Geraltの無骨な外見をとくとご覧下さいとでもいう風に、彼を正面にもってこようとリセットする挙動があり、戦闘時には敵にカーソルを合わせようとしても、視点がぴょんぴょんとあらぬ方へ跳ね回ってしまう。 戦闘システムは、例えるなら、Knights of the Old Republicや、クリック・ゲーのディアブロIIといった、ターンベース風アプローチとの妥協点といったものになっている。敵をクリックすると、主人公はソードを振り回し始め、カーソルが輝いた後に攻撃の結果が出る。だから、その瞬間にもう一度クリックすれば、更なる移動攻撃などを加えることが出来る。そんな具合に連続ヒットで敵は四苦八苦だ。ただし、タイミングを失するとコンボは終了してしまい、敵からの反撃に会う。右クリックなら魔法攻撃だ。武器も魔法も、小競り合いやクエストの報償として得た"talents"のブロンズやシルバー、ゴールドを費やして、上達させる事ができる。 システムとしては、単純作業のつばぜり合いとなる一方で、何が起きるか解らないという要素も残っている。というのは、Geraltは、しばしば一拍おいてから攻撃を始める為で、この間がミスを誘発するほど長い。だから、再度のクリックにおいて、コンボが始まろうというそばから連続ヒットが中断してしまう。防御行動そのものは、クリックが成功すると自動的に行われるようにシステムに組み込まれており、このせいでミスが負けに繋がり、為す術のない事にいらだってしまう。これは、現ナマを少しでも増やそうとして挑む、ゲンコツの殴り合いの際に、特に顕著に感じるはずだ。右クリックでブロックをしたいと思っても、Geraltが反応してくれるタイミングが皆目解りにくい。 馴れで克服できるとはいえ、まだ「モンスターを示してマウスボタンを叩け」式の方が相応しいであろう。絶対に大丈夫という法がないので、見返りの薄い行為に時間を割き過ぎていると感じずにいられなくなるはずだ。 |
主人公Geralt of Riviaには二つの異名がある。ドライアドから貰ったGwynnbleid(ホワイト・ウルフという意味の古語)とButcher of Blaviken(Blavikenの殺し屋)だ。 of Riviaとは言ってもRivia出身ではない。人望を得る為の通り名としてWitcherの師匠であるVesemirから名付けられた。本人が望んだGeralt Roger Eric du Haute-Bellegardeは、師匠から華美で陳腐だと却下された。 戦士Korin(定かではない)と女妖術士Visennaの息子として生を受けたGeraltは、幼くして母にWitcherの拠点であるKaer Morhen城塞に預けられる。Grassの試練を通じて、彼の肉体は何度となく変異を経験し、超人間的な身体・精神能力(反射神経、筋力、聴力)を会得するに至る。これにより、彼は更なる試験の被験者として選ばれ、結果として唯一の生存者となった。この実験の副作用により彼の髪は完全に脱色され、白髪となる。Witcherでの訓練が終わると、彼は愛馬Roach(彼はどの馬にもローチという名前をつける)と世界を巡る旅にでかけるのだった。 宿命とは無縁のGeraltだが、奉仕の見返りとして、王女Pavettaとその亭主Dunyに生まれる赤子を要求した事があった。ところが、赤子が少女になっても、彼女を奪う事はしないのだった。ただし、このPavettaとDunyの娘、Ciriとの間には因縁があり、Ciriの祖母である女王Calantheが崩御するまでは、我が子同然の世話と愛情を注いでいる。 Geraltの最も親しい友人はバードのDandelionである。また、彼の人生の伴侶とも呼べる恋人はYenneferである。なお、Witcherサーガの終幕時にはノンヒューマンへの虐殺が起こり、Geraltも死亡したかのように思われていたが、コンピュータゲームではいきさつ不明のままでGeraltが再び姿を現す。 |
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Author:英二鹿(はなぶさ にしか)
二次元顔造型師。Subsurf使い。お気に入りの二次嫁を三日でポリゴンキャラクターにできるモデラー。嘘のない顔面設計。
貴方の二次嫁もたぶんポリゴン化できます。お気軽にご相談ください。
ニコニ立体 TIP作品 総合点ランキング 累計に、オリキャラでランクイン。