ウルティマIX: アセンション
Ultima IX: Ascension 1999年11月23日発売 開発元Origin Systems, Inc. 販売元Electronic Arts
ウルティマIX:アセンション EA BEST SELECTIONS 2002年3月28日発売 販売元エレクトロニック・アーツ・スクウェア
総評:
パズル。
観光気分だけなら良いのだが(解くのは骨が折れる)。
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ハードディスク・アクセスの度に画面がカクカクする。ブリテインでは、一歩進む毎にカリカリ(これ3年前のゲームなんですけど・・・)。序盤から2つ目くらいの柱(バッカニアーズ・デン)辺りまでは、割と楽しめる。デンでは、宝探しも出来る。ところが、その後、ブリタニアの町人やNPCの人当たりがそっけない(パターン)である事が明らかになり、徐々に遊びが少なくなってくる(縛りが増える)。
パズル色が濃くなってくると、もはや、ファンタジー風の冒険を楽しんでいるという雰囲気ではなくなり、スーパーマリオでもやっているような気分に。おまけに、意地の悪い(不親切な)解法。
最後は「お使い」の如く、大陸と海原を右往左往。どこへ行けばいいのか、途方に暮れる指示ばかり。いたずらに、あっちをウロウロ、こっちをウロウロ。テーブルトークもしくはネットワークRPGなら、「○○ってどこですか?」と聞いて回るのが普通。
順番を違えると、発生しなかったりする、おバカなフラグ(ハマリ)。中途で引き返してしまうと、居なくなってしまう、囚われのNPC。神殿に紋章と印を先に置いてしまうと(物が持ちきれない為)、マントラを教えてくれないNPC。物事の経過に関わりなく、目的地でいつも同じセリフを吐くレイブン。開ける前に、壁石を押してしまうと、「ブラックロックの水晶」が消えてしまう宝箱。勇気づけているのに、酷い人呼ばわりするヒーラー(実は、PCが邪魔でベッドに近づけない為)・・・等々。
毎回、一定時間後、定位置で発生する雑魚。必ずしも戦う必要は無いが、通行の妨げにはなる。
とにかく、同種のアイテムを揃えないとクリアできない。その繰り返し。終盤になる頃には、いい加減うんざり。そもそも、こうしたアイテムを揃えて扉が開く事に、意味があるか? 重要なカギが、妙ちきりんな場所で手に入る事に整合性があるとは思えない(必然がない)。一方で、使われなかった鍵が袋一杯!
善人の振りしか奨励されない点も面白味を削ぐ。
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