祝! ニコニ立体にて
日間ダウンロードランキング(TIP作品カテゴリ)1位!(2023年10月28日(土) 03時20分08秒 +0900)
これを記念しまして、Fantiaにて、ランバ・ラルのblendファイルを投稿しております!
https://fantia.jp/posts/2331333 ・Subsurfaceモディファイアーでどのようにして顔が作られているのか?
・まだpmxになっていないヘルメット、顔の別バージョンが見れちゃいます!
この投稿は有料プランに入会しないと閲覧できませんが、今回は特別に無料チケットをご用意いたしました!
詳しくは、
ニコニ立体 td86552からダウンロードしたアーカイブ内のReadme.txtをご覧ください。
(Fantiaでの)コード入力期限: 2023年11月05日

私がランバ・ラルを取り上げる理由は、まず愛すべき中高年オヤジである、という点だ。余談ながら、
現在こそ、中高年パワーが必要とされる時代なのである!! 立てよ、中高年!! 立てよ、オッサン!! (ギレンの演説風に)
コホン――次に、ハモンと部下に慕われる存在であることから、器の大きさが窺い知れること。好人物を創作の対象にすると、自分までその人徳にあやかるみたいで、気分も爆アガリする。喩え、架空の人物であっても。いやむしろ、実在でないからこそ、雑味がなくていいのダ。
機動戦士ガンダム第19話「ランバ・ラル特攻」は、当時の宮崎駿氏が行っていたレイアウト方式が試みられた回である。ラフ原画の多くを安彦良和氏が描き、残りを若手アニメーターが描き足すという手法で、作画監督である氏は修正を“しない”。しない代わりに、かなり細かい指示を含めた画面レイアウトとタイミングシートを渡すことでボツを回避し、全体の作画クオリティの底上げに成功した。
そのため、資料的価値のあるカットが豊富で、造型の参考になる。

劇中の役柄は、若いアムロに本物の父親像を感じさせることであった――テム・レイがアレだったから。ランバ・ラルはアムロの度量を誉めるも、まだまだ学ぶべき事が多いと諭し、あげく、戦争で負けた兵士の末路を赤裸々に示す。
外見と言えば、カイゼルひげを生やした白人で目つきが鋭い(大きな白目の中に点のような黒目がある)。その上、どうにも山師のような、一癖ありそうなチョイ悪おやじを匂わせる。広瀬正志氏の声が実にハマっている。まさにタヌキオヤジという案配。海賊の親玉という風体さえする。年齢不詳で、かなりの歳にも見える。先に挙げた長所とのギャップに萌えてしまうところだ。
作画により背丈のばらつきがあるも、ハモンよりも短身で腹の出た中高年である――後に長身に直されたようだが、私は断固認めない。スッチーのような服装で風俗嬢みたいなケバいハモンが、それこそ不釣り合いにお上品な口調でランバ・ラルを立てるのが、余計に不思議でワケありを連想させるのである。その辺は氏の漫画THE ORIGINで納得を促されるのであるが。この背景を得て、風貌の変化がもたらされたのだろう。しかし! 私には、あのアニメ版の彼こそが、ランバ・ラルその人なのである。
中間管理職のように、マ・クベとキシリアとの間でいい迷惑を被っている苦労人である。ジオン・ダイクン派であったことから干されていて、ガルマの仇討ち隊でようやく陽の目を見る……当時のアニメとしては異例のオトナ向き設定。皆殺しのトミノ御大、全方位で抜かりナシである。
さて。とにかく。存在として羨ましくはないか? こんな中高年、見たことないゼ! とてもいい役だ。近年、ランバ・ラルの魅力は周知されつつある。ラル“さん”がガンダムビルドファイターズに登場を果たしているし、漫画ではラル飯という主役を得た。
そんな小粋な中高年ラル小父を私は、憧れをどっちゃり込めて作りあげたいのだ!!